おい。まひろ。お前はどう思うよ。
今後の情勢だよ。
あっあの、なんの話ですか?
だから豪族だよ。
なんで私に。
俺には俺のチームがないんだよ。
あなたの世界のことはわかりませんがニコちゃんが成長する間は何も起きない。攻めないと思います。ただ、力関係が変わる。相手の謀が大小を問わずわかってくる。なんてことがあると思います。
向田も苦しむのかな?
あいつ心配なんだよな。まひろと同じタイプだから。
私と同じ。でも、私は苦しみに慣れている方ですよ。
それが良くないんだよ。まひろ。その、苦しみに慣れなんてないからな。苦しいと思ったら相談したほうがいいぞ。俺とか、向田とか博士でもいいだろ?
博士。
いや、圭吾、あまり過去の人には干渉はしたくないんだ。
未来人ならいいのかよ。博士。
俺たちはみんな生きてんだろ?それで回り回ってここにきたんだから、みんなでスクラムくんだっていいだろ?
そうだな。まひろはあまり人に物を言わない。気持ちを隠してしまうんだ。それが物語や文章を書くことにつながっているのだろが、まひろはもっと周りを信じてもいいかもしれないな。
周りを信じる?博士。
ああ、他に名前があるが博士でも本当の名前でも構わない。俺は。
そうか。でも、あんまり、一人で抱え込んでいてもよくねえんじゃねえのか?俺が言えたことじゃないけどさ。
そうですか?周りの人を信じる。そうですか。ならばこの道を続けます。私真周りを信じます。だから私の冒険を続けます。北条みたいだな。
あなたの世界のことは分かりませんが、あなたを見ているとそう思います。
何も解決になってないような気がするけどな。
圭吾、時を超えるもののできることは決まっているのかもしれない。俺たちにできることはここまでだ。なら、圭吾の事やニコのことや北条のことは俺たちはわからない。だが、こうやって三人で知恵をしぼりあって話すことによって変わることは間違いなくあると思う。
そうなのか。結局は北条と同じだな。でも俺はもっと声を出し合ってまひろや博士と寄り添っていたいな。
圭吾。お前のいいところもあるようだな。
何がだよ。聞いてないよ。でも、こうやって話すことは生き方だって言ってんだよ。俺はさ。
皆さんの知恵を押し付けることなく出し合う場所 いいかもですね。
なんだよ。まひろよ。
そちらの世界の言葉が映ったみたいです。
なんだよ。ふわふわしてんな。でもさ、こういうことがこの世を我が世とぞ思うってことなのかもな。
圭吾、お前。
なんだよ。
あいつらが豪族なら、俺は貴族だって言ってんだよ。それが俺だよ。大きいことは他のやつがやればいい。それでも俺はそれに答えていく。そして、まひろや博士にその成果を話に来るよ。それが俺だよ。
圭吾さん。
なんだよ。俺はやるよ。
圭吾、頑張れ。
なんだよ。俺はやるよ。
お前なら、何が起きても耐えられなそうだな。
私もあなたみたいになりたいな。圭吾さん。
圭吾。お前ならどんな呪いを受けようとも跳ね返して進むだろうな。
圭吾くーん。なにしてるやでー。まひろちゃーん。
おう。あの、話をしてんだよ。まひろと博士とな。
そうだな。博士、呪いなんねえよ。あっても俺はそれを跳ね返す。歴史も物語だよな。
歴史は決まったもの ですよ。
違う。諦めねえ。俺は。
この世を我が世とぞ思うだよな。俺はやるよ。
なあ、まひろ、博士。ニコ。