本当は俺たちはお笑いコンテストに出るくらいが一番かもしれない。桃子に言われてそう思った。でも、もしそうなった場合、ニコやミハルはどうなるんだ。ニコやミハルに豪族の政治や戦いを押し付けて、俺は青春を。
何を言うてんねや。せやから俺らがおるやろが。
それにしたってそれが俺たちの青春だろ。これだから豪族様は。
ここは貴族みたいに、まひろみたいに俺たちは俺たちらしくいればいい。そう思わねえか。この世をわが世とぞ思うだよ。
今の俺たちの姿こそが俺たちの姿か。
そんな難しい事。いってねえ。俺は今を楽しもうっていってんだよ。
この世をわが世とぞ思うだよ。まひろに習ったんだよ俺は。
またまひろかい?ほなら、ぶちかまして。スパイ軍との戦いも、お笑いもぶちかましてやろうやないかい。
この世をわが世とぞ思うか?いい歌だな。ありがとう。まひろ。
ニャ。こしろー。ファイトにゃ。
ニコちゃん。一人ではないやでー。毎日。ファイトやで―。
北条さん。北条さんにもきっとあるはずです。北条さんにもきっといるはずです。同じところを向く仲間が。僕にとって、それはふらんちゃんとデットプールでした。北条さんにもきっとそんな人たちがいるはずです。
トキ。ニコちゃんは強くなっているよ。大丈夫。トキが頑張らなくても、僕もいるし、優秀な家臣たちも仏教に通じているお姉ちゃんもいる。先輩ヒーローだって君にはいるんだろ?君は君を楽しむんだ。君にはそれができるよ。