ニコちゃん。戦いで記憶なくしたなのね。でも、今、モイちゃんとカンちゃんと
圭吾君とミハル君と桃子ちゃんとネムちゃんも で取り戻してるなのよ。
ニコちゃん、最初、自分が誰だか、わからなかったけど、しばらくしたら、真っ暗の中に家ができて、その中にモイちゃんたちがいたなのよ。それからアンちゃんが出迎えてくれてようこそって、ニコちゃんなんのことか、わからなかったけど、だんだんとみんなの声を思い出していって、モイちゃんの声も、カンちゃんの面白ギャグも圭吾君の映画の話もミハル君の中学校の話も、ねむちゃんのバスケットの話し、アンちゃんのスパイの世界の話も思い出したのよ。桃子ちゃん、ニコちゃんに服を買ってくれてたなのね。とっても嬉しいなのね。と思ったのよ。
だから、自分が誰か、わからなくなることって、ニコちゃんにはもうないのね。と思ったなのね。どこの国のスパイだって、ニコちゃんには勝てないなのよ。だって、ニコちゃんにはモイちゃんがいて、カンちゃんがいて、圭吾君がいて、ミハル君がいて、ねむちゃんがいて、桃子ちゃんがいて、アンちゃんがいるなのよ。だから負けないなのね。と思ったなのね。モイちゃんとか、カンちゃんとか、圭吾君とか、ミハル君とか、ネムちゃんとか桃子ちゃんにも、大切な思い出ってあるのかな？今度、聞いてみるなのよ。アンちゃんにもあるのかな？
ありがとね。モイちゃん。ニコちゃん、嬉しかったなのね。
