拙僧の旅
こたびの戦は拙僧も含めて、後白河殿も獅子堂殿もそして、まりあ殿も連戦連敗でした。われらは、北条殿らの事を豪族と言っていましたが彼らの方が戦になれたいたようですね。
おい。おっさん。まりあを責めてやるなよ。これでだれが敵か分かったよな。
アメリカでありましょうか。上層部もあれきりです。後白河殿にもホットラインがないようです。そうですな。わが主。
山本よ。私が不心得ものであったばっかりにこのような事態に私は法皇ではなくたただの操り人形だったようだ。
泣かないでください。院は、わが主です。拙僧はあなたがいなければ芸術が趣味の坊主にすぎません。
そうだぜ。法皇さん、あんたは俺に声優の道以外の道を教えてくれた。泣くなよ。それに松平に負けたのは俺のミスだ。
そうです。院。このパン屋。次はアメリカへ。
良いのだ。まりあ殿。私をモンゴルへ連れて行ってくれてありがとう。敗れはしたが戦より大切なものを思い出したような気がするぞ。北条とも、拳で語り合えたような気がしたぞ。まりあ殿よ。ありがとう。で、あるならば、自分自身の幸せのためにその腕をパン屋の業績のためにその腕を使ってくれ。まりあ殿も今を生きよ、
嫌です。院。ここで死にます。
めったなこと言うなよ。まりあ。俺たちは家臣だろう。なら、今は情報を集めようぜ。ここで死んでちゃいけないぜ。それにパン屋はどうすんだよ、
そうだ。まりあ殿のパンを食べたい、また、よろしく頼むぞ。
戦がすべてではござらんという事ですな。
無論だ。
これでひと段落だ。
北条も、ニコと共に。時が戻ったとしても、あの者たちならば、またやってくれるだろう。
この国の空は高いな。山本よ。モンゴルに長い時間いたな。この国でまた過ごしていこうぞ。皆。
そして、また敵が攻めてきたときにアメリカでもどこでも行こうぞ。その時はお供してくれるな。
わが主。
嫌です。
何いってんだよ。一回、もらった仕事は必ずやるぜ。俺は。
頼もしいな。私にも、北条にもまけぬ家臣が、仲間ができたようだ。