ブログもの真似主 nezuzyouziのブログ

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怖いことがあっても先に進むなのよ。

怖いことがあっても先に進むなのよ。

進めばきっといい事があるなのね。

僕は今日、窓際のトットちゃんの続編を読みました。

前作とはうって変わって東京大空襲青森県への疎開などが書かれていました。トットちゃんもお姉さんになって弟のアキノリ君やマリちゃんなどが登場しました。アキノリ君はトットちゃんのお父さんと同じくヴァイオリニストになってマリちゃんはバレリーナになったそうです。そして、トットちゃんは女子大を卒業して放送の道へ行って渥美清森繁久彌坂本九ちゃんと出会ったそうです。向田邦子先生とも出会ったそうです。向田邦子先生とトットちゃんはお友達なのだと再確認しました。それに二人とも笑いを交えて暗い歴史や辛い過去を語るところはよく似ているなと思いました。それにモイちゃんの漫画の先生にもちかいのかな?と思いました。笑いを交えながら、つらい歴史や権力闘争を書くというような、僕はこのような作品が好きです。何故なら、お笑いが好きでパスティーシュが好きだからです。パスティーシュというのは何かに影響を受けてまた新しいもの、イメージを膨らませる事です。トットちゃんや向田邦子先生やモイちゃんのマンガにはこの技法が使われていると感じます。

つらいことがあっても暗いことがあっても自分の好きな世界に戻ってくる、来れること、それは素敵なことなのだと思いました。

今回の窓際のトットちゃんの続編を読んだことによって、どこか僕の中でぼんやりとしていたものが鮮明になったと感じます。今回の続編でトットちゃんの新しい一面、また、だからトットちゃんはブレないんだな。ということがわかりました。芝居の上手い人が短時間でなくて長時間、芝居をしてもキャラクターが壊れないというか、長い話の面白さを感じました。

戦争の描写は恐ろしく、前作にもあった戦争の影というがよりくっきりと見えてトットちゃんは大丈夫なのかな?と心配になりましたが、疎開の列車の中でマリちゃんやアキノリ君の事を思い出したり、トモエ学園の皆んなのことや先生のことを思い出したりしていたのでトットちゃんはトットなのだと安心しました。けれども戦争があってたくさんの人が亡くなった事実は変わりません、また、トットちゃんも知らないうちに戦争に加担していたのかもなと思う話もありました。だけどトットちゃんは最後までトットちゃんでした。最後と書きましたが黒柳徹子さんが亡くなったわけではありません。たくさんトットちゃんには生きていてほしいです。

窓際のトットちゃんはやはり好きな本です。今回の続編も良かったです。黒柳徹子さん、応援しています。

 

 

そうだ。ニコ、人は戻って来れる場所があればきっと強くなる。それに戻って来れる場所は誰にでもある。俺にとっては、それがお前たちだ。ニコ、米津、有原、ミハル、桃子。アン。

お前たちはいつも俺に力をくれるな。これからもみんなで戦っていこうな。