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この六人で。お盆の夢 ビバン

この六人で。お盆の夢 ビバン

俺は不思議な夢を見た。それは遠い昔、俺の前の記憶のトキがみーと遊んでいる夢だった。俺には妹も姉もいない。だから、うらやましかった。

でも、考えてみれば、俺にはニコと向田がいる。不思議なものだ。思えば、俺はこの家の管理人になったとき、俺は一人だった。本当に一人ぼっちだったんだ。自分の中のやり場のない力をどうすればいいのか、悩んでいたんだ。俺は料理やコーヒー作りが得意だったから一人でも生きていられた。だが、俺は自分のやり場のない怒りを表現したかった。この力を誰かに与えたかった。だから、ニコがやってきたときは好都合だった。最初は利用してやろうとか、警察のお墨付きを得たと思って、これで桃子ともうまくやれると思っていた。でも、大阪から米津が入居したときに、音楽やお笑いを頑張る姿を見て、小さなことや自分勝手なことで悩んでいてどうするんだと思って、俺は変わろうと思った。空手の稽古にも身が入った。ニコのもう一人の人格の事、アンの事を聞いたとき、仲間ができたと思った。それまで桃子と俺だけだと思っていた世界が開けたんだ。嬉しかった。

それから、ミハルが来て、僕に剣道を教えてくれと言われたとき、俺、だんだんと先生みたいになったと嬉しかった。剣道は専門外だが、学んだんだ。武道はよく似ていると思うからだ。難しくはなかった。その次に有原がやってきた。有原は豆腐屋の息子で田舎から家出してきたそうだ。家賃も安いし、若者が集まってきているからと。俺はこいつはサブからウが好きそうなやつだから、どう接したらいいか分からなかった。でも、有原は電子機器やパソコンやスマホやシステムに詳しいことが分かった。情報処理も人いつ分かると他に枝が分かれていって、道が開けるそうだ。そういう意味では武人に似ていると思った。

俺は有原とも仲良くなりたいと思った。ミステリやサブカルのことはよくわからんが仲良くなりたかった。そう思うと同時に武道を頑張りたいと思った。お笑いと音楽を頑張る米津やサブカルが好きな有原がまぶしかった所もあったかもしれない。

そのあとは向田が入居してきた。高校二年生で女子だったからどうすればいいかわからなったが桃子に相談して、ニコと向田、俺と米津とミハルと有原で女子と男子でフロアの使用時間とルールを決めることにした。向田はバスケットボールを頑張っていて、忙しい。俺は向田の部活動の支障にならないように頑張った。親元を離れて暮らしている事に言い訳をしてほしくはなかったからだ。それに俺はアンのスパイ学校に興味があった。どこまで、俺が実践できているのか分からないがそれを参考にした。俺は今まで一人だった。だが、今ははっきりと朧気でもつかめてきた。俺も誰かの中で生きているという事が前よりはできていると思う。桃子とは前より、仲良くなれたと思うが俺も桃子ばかりに頼ってはいけない。俺は強いという事が分かったなら、コーヒー豆のように空手の道のように研ぎ澄ませなければならない。それが俺を生かしてくれると思う。それができていると、最初は俺もニコを利用してやれと思った口だが、それができるとアメリカ軍の後白河にも、モンゴルの大豪族にも勝てると思う。

一つ、覚えるとそこから、道が開けるのならば。枝葉になっていくというなら。そうだと思う。俺は道を進むのが好きだ。俺は、桃子が好きで、ニコと米津とミハルと有原と向田が好きだ。桃子とあいつらは俺の大事な家族だ。みんな、俺の大切なものだ。アンもありがとうな。皆、進んでいこう。この道を一緒に。この六人で。