俺は一人になったしてもニコを米津をミハル話向田を有原を守りたい。桃子もアンも守りたい。
一人で守るよりみんなで守ったほうが早いん違うか?
おれはお前に守ってもらわなくても頑張れるよ。お前な、守る、守るって、人を守るのは簡単じゃねえんだよ。だから、たまにはさ、おれらも手伝うよ。お前、北条氏の力を持ってるんだろ?なら、もっと、家臣を信じろよな。
なんやて、
だから、家臣なんだろ?
そうやったな。おれらは、家臣やねんな。
でも、こんな風に友達になれましたね。
僕たち。
そうなのね。ニコちゃんも友達なのよ。モイちゃんと。
北条さん、僕たち、友達ですよね。家臣ならそれぐらいは褒美ですよね、北条さん。
お前たちは、おれの仲間だ。昔のおれは違ったが、今は仲間だと言える。
アンタ、顔、変わったんじゃない。バスケットボールでも、冷静さは必要よ。
それが向田の仏教の教えか?
仏教っていいわよ。心がリラックスするの。
そうか、お前は俺たちを導いてくれるんだな。
どうして、
お前はスマートだ。それに仏教を学んでいる。俺たちだけでは戦いの道は進んでいってしまう。だが、お前のその心があれば戦いばかりの道にはならないと思う。
何、それは褒めてるの?
そうだ。俺は嘘は言わない。
その時、ニコのスパイバッチが光った。
なあに、北条君。戦いの道、スパイの道じゃ不満なの?
そればかりではないと俺は思う。
そう。
だが、それが俺の道だというならば、俺の仲間を家臣を守るために頑張りたい。
モイちゃん。頑張りすぎは良くないなのよ。
お休みすることも大切なのねー。
アラ、ニコちゃん。
スパイバッチが黄色に光った。
ニコちゃんもみんなを守るために頑張るなのよ。だから、モイちゃんばっかり、頑張らなくてもいいなのね。
カンちゃんもミハル君も圭吾君もいるなのね。ネムちゃんも桃子ちゃんも、アンちゃんもいるなのね。だから、みんなで頑張ればひとりの頑張りの量はへるなのよ。だから、その減ったところでアイスを食べれば。
ニコちゃんはアイスが好きなんだね。
ミハル君。ニコちゃん、アイス、好きなのよ。
そうやな。頑張ることはええことやけど、一人で頑張ることはないやんな。
俺、やってもいいよ。ブログのネタになるし。
アンタは一人でかかえすぎなの。
そうか、ありがとう。皆んな、俺は嬉しいぞ。
そうか、俺にはこんなにも、仲間がいたのか、
ありがたいな。みんなで進んでいこうな。
ニコ、米津、有原、ミハル、向田、桃子、みんなで進んでいくぞ。