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シン・仮面ライダー バーストウオッチ

シン・仮面ライダー

 

これが私の制服。これを着たらダメなような気がする。皆をだましたり、血が出るまで殴ったりしたっけなあ。私は思い出した。

この黒い制服、この赤いバッチ。冷たい肌触り。朝のポーズ。戦いのときの型、兄さんの思い出、なくなった仲間たち。嫌、失うのが怖い。アニメの術もかけてもらった。戦いばっかりで空っぽなの。人をいためつけたり、嫌だった。体育の時間は好きだった。バスケットボールも空手もテコンドーもレスリングも相撲も好きだった。全部弱かったけど、好きだった。皆黒かった。明かりもなくて、学校は。パンも黒かった。でも、兄さんがこれがうまいんだって。ドイツの黒パン。言葉も全部、アルファベット。26文字。これが私の世界。でも。ここは違ったの。アニメみたいな国。血も泥のにおいも少ない。圭吾君のタイピングは早い。私のパソコンは黒かった。皆真っ黒、のよのよもなくて全部,本物、本物だけど、嘘みたい。でも、体育の時間は好きだった。私の前の姿はお姉さん。お化粧が好きなお姉さん。ブランドバックもブーツも好きだった。でも、アニメの術でニコちゃんになった。黒い世界からニコちゃんになった。あの子たちといて良かった。ニコちゃんがここまで来てくれてここまで気が付いてくれてうれしいの。さぁ、今こそ、一つにもどるの・・・よ。

 

これを着たらニコちゃん。ニコちゃん。辞めちゃうのよ。

その一歩なのよ。今。

あなたって温かいのね。今のあなたは私が知っているあなたより温かいわ。

苦しいのよ。今がその一歩ね。痛いのよ。痛いのは私。一歩ずつ、行きましょう。

また、一歩前進よ。待って。何が、待ってほしいのよ。ニコちゃんパワーも残してほしいのよ。急に入ってこないでほしいのよ。そうね。でも、あんた。私の力だけ使うつもりでしょ。私が持ち主なの。分かる。違うのよ。ニコちゃんはニコちゃん。アンちゃんはアンちゃんなのよ。ニコちゃんも生きてるのよ。ニコちゃんも生きたのよ。私もここにいるわ。おなじじゃない。私たち。わかったわ。急には行かないわ。もう少し、見させてもらうわね。ニコちゃん。私もやりたくなったらそっちへ行くわ。ニコちゃん。ゆっくりやるのよ。これも新しい魔法なのよ。新しいミッションね。良いわ。でも、ごめんなさい。私の事、嫌でしょ。

でも、モイちゃんが勇気を出してって圭吾君も、「誰、外の子たち。大丈夫、心配しないで。彼らも裏切るわ。」

「人に裏切るも何もないのよ。それはアンちゃんの勘違いなのよ。心はもっと複雑なのよ。いっぱいああるのよ。だから周りのみんなを大切にするのよ。怖い言葉や失礼な態度は何も産まないのよ。皆、生きているのよ。作りものではないのよ。「あなた。また、なにか吹き込まれたのね。アンちゃんこそ、何を見たのよ。私が生きてないっていうの。作りものはあなたよ。今はアンちゃんも生きてないのよ。生きるって素敵な事なのよ。だから、負けないのよ。きっとこの世界は素敵なのよ。だから、そんなこと、言わないで、ほしいのよ。

人は裏切るし、人は人を傷つけるわよ。良いの。ないって言えるの。ないっていえないからあんたはそうなってるんでしょ。私を捨てて。それになったのよ。

でも、頑張るのよ。一緒に悪い私も一緒に。悪い、私って悪いの。私は悪なの。あんた悪い子って事。そう、なら、私を着る事ね。着たいからここに来たのね。

違うのよ。歩み出したいのよ。だから、着るのよ。

そう。そう。ニコちゃん・・・・。そうなのね。着たいのね。この私を。

 

そうなのよ。久しぶりに着たいのよ。

そう。良い気持ちね。久しぶりね。

 

冷たいのよ。いたいのよ。でも、頑張って成長したいのよ。嘘でも、本当でも頑張りたいのよ。一歩ずつ。