俺はげんきだ。この間、後輩のやつと一緒に街を巡ったんだ。俺と父さんとおっさんが作った町なんだ。デカくなって、これから鎌倉はでかくなるぞ。って、笑ったんだよ。俺は嬉しいぞ。後輩のやつはタイのバトミントンのプロ試験を受けるそうだ。タイか、すごいな。まあ、俺は宇宙だけどな。宇宙、それからアメリカとかイギリスとかも行きてえよな。鎌倉より高いだろうな。俺は声真似もたくさん聞きてえな。声真似はいい。響きが面白い。それを聞いていると楽しい。響きには人を元気にする力があるんだ。それに、それは魔法の基本だぜ。俺も、これからはおっさんの技術の他にも自分のことを教えたい。守破離だ。教えてもらって、アレンジして、そしてまた、後輩が巣立っていくんだ。なんだか、声真似みたいだよな。俺は宇宙に行くだろ？それに、魔法の先生にもなりたいんだ。なんでかというと、後輩やみーに囲まれることが多くなってきたからだ。それに、自分の力を遠くに飛ばすのが好きになってきたから、先生になることもきっとできると思ったんだ。人は何かを教わって何かを返していくんだ。それができているかは、わからない。後輩にしても、トモオにしても、俺のこと、わかってるかな？三浦にも、俺のこと、伝わってるかな？俺、本当はみんなのこと好きなんだ。だけど、俺、心配されたばっかりで、でも、俺は魔法使いだから頑張るんだ。でも、前みたいに闇雲に頑張るんじゃなくて、頑張りに意味を持たせるのさ。ふふふ。それができたら、最高だし、それを考えるのは最高だ。それが好きだから声真似が好きなんだ。でも、みーにも、トモオにも、後輩にも伝わったねえ、それは残念だ。だけど、みんないい仲間だよな。響きが響いた後に何を残せるか？それが大事だよな。それができたら俺の魔法は、また、ワンランク上がるぜ。そういうのって楽しいよな。ミーみたいに俺、本も読まないし、新海誠のこともよく知らねえ、だけど、それだけはわかる、だから、毎日楽しいんだ。俺、ウィッチウィッチだぜ。ふふふ。ドンブラザーズだぜ、仲間と、みんなと一緒に。
