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魔法使いの妹 鎌倉殿の13人 ウィッチウオッチ

魔法使いの妹 鎌倉殿の13人 ウィッチウオッチ

 もう兄さんなんて知らない。すべて終わらせる。西国を中心とした政治に戻るべきよ。ヒキさんが倒れたのもヨリ君が壊れたのも兄さんのせいよ。私はこの力を愛するもののために使うわ。それが君の名はの流儀よ。これができるのがヒーローの流儀よ。今日はバンクシーって人の伝記を読んだの。その人はアートで世界を変えようとしたわ。手からでなく芸術の力で。アートは人の心を豊かにするのよ。芸術で人の心の悲しみを癒すことができるの。私は人を切りあうより、助け合う方が良いと思うわ。皆で助け合うのよ。

 

だからって嫌な奴を潰していい理由にはならねえよ。そんなことは理屈が通らねえ。俺は冒険を楽しんでいる。めそめそした野郎は嫌いだ。

 

私は女よ。

 

ここの家の奴はおんなじことしか言えねえのか。おれが言ってるのはおっさんの夢はどうなるって言ってんだ。兄ちゃんの夢は。俺の夢はどうなるかのかって言ってんだよ。俺の後輩もお前もおかしいぞ。俺の事を心配してくれのは嬉しいけどよ。俺だって思いを託されたんだ。それに俺だってみんなでできるなら、生きていたかったんだ。だから、今もこうやって生きてるんだよ。バンクシーでも、新海誠でもねえ。自分の頭でここまで来たんだ。だから、俺は冒険を続ける。

 

だれもいなくなったらどうするの。邪魔になったら私もパパも消しちゃうの。何とか言いなさいよ。ハリーポッターだか、ドンブラザーズだか知らないけど、助けてほしいんでしょ。そうなんでしょ。だったらちゃんと言いなさいよ。それでまたみんなでやり直すのよ。ふざけるな。俺は夢があるんだよ。皆で、おっさんとお前とあーとヒキさんで後輩連れて三浦もみんなでだからここまでやってきたんだよ。夢がある。其れに向かって努力をすることはいいいことなんだ、お前にはわからねえ。

分かりたくもないわよ、あんたたちの事なんて、絶対に。私はヒキさんの夢を継ぐわ。あんたは口だけよ。なにもできないじゃない。

違う、俺はみんなを守りたいんだよ。誰が鎌倉を守るってんだ。だれが魔法でこの世界を救うんだよ。

誰も守れないわよ、今のあんたじゃ。

うるせえ。俺は、みんなを守る。そしてみんなの笑顔を守る魔法使いになる。

そればかっかりね。

上等だ。皆でぶつかりあってでも高めあう道もある。それが俺の道だ。

お前が新海誠なら、俺はドンブラザーズだ。ウイッチウオッチだ。俺は魔法使いになる。皆を守る。それでいて笑顔を忘れない。声真似も趣味もできるような鉄砲の弾が飛んできてもミサイルがふっても平衡感覚を失わない。魔法使いになる。人は魔法使いになれる。だからここまで来た。

そうなの、だから心配なのよ。走っていってしまうから、誰かがそばにいないとだめになるから。

うるせえ。だから、俺は魔法使いなんだ。何が心配なんだよ。俺は人を笑顔にする魔法使いなんだよ。

これから、大変になるけど。それでいいの。

おうよ。俺は魔法使いだ。なんでもこいだぜ。

強がりじゃなくて?本当に。

そうだ。

そんなの強がりよ。

違う。ふふふ。見てろよ。俺は魔法使いだって所を見せてやるよ。あーとも約束したしな。

あーちゃんのこと好きなのね。

お前の事も。父さんの事も好きだ。後輩の事も好きだ。父さんの事も。

そう。守ってね。お兄ちゃん。

そうだ。俺はお前のお兄ちゃんだ。ドンブラザーズだ。ウイッチウオッチだ。ふふふ。

 

だから心配なのよ。

 

笑っているお兄ちゃんの顔は私にはまぶしすぎた。その時のお兄ちゃんの顔はこの世界の人ではなく本当に魔法使いのように見えた。お兄ちゃんのバカ笑いは良く聞こえなかったけど、あの、漫画みたいな顔はよく覚えてる。あの時、私はお兄ちゃんが私じゃなくてあーちゃん派だったのが嫌だった。でも、そんなお兄ちゃんが少し、可愛かった。