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今を生きる。バーストウォッチ

君は悩んでいたんだね。ごめんね。でも、君はひとりじゃないはずだ。大丈夫、きみはとてもつよいこんなのじゃないか?君は、君が思っているより、強く輝いている。君が思っているより、世界は美しい。君には、モイちゃんもいるし、米津くんもいるはずだ。君が子供扱いしているミハルくんだって、強い子だ。とても、いい子だよ。圭吾君だって、君を守ってくれるはずだ。向田さん。勇気を出すんだ。君はバスケボール選手じゃないか?ありがとう。連絡、嬉しいよ。

でも、僕も保育士の課題で忙しいんだ。この子のためにも、八神さん、八神さん。ってうるさいんだよ。でも、これが僕の業さ。カルマだよ。それに打ち勝ってこその人間、でも、小さい子の前では、どんなカッコいいセリフも説法も通用しないんだよ。だから、君も、自分のカルマを背負って、生きてみるといい。僕はこの子のために。いや、僕のためにかな?頑張ってみるよ。連絡してくれてありがとう。向田さん。

 

と向田が話すと連絡が返ってきた。

八神さんは大人なのにゃと向田は思った。

ミハル君が北条君をみるときはこんな気持ちなんだと思った。米津君が歌手志望の頃の自分を見るときもそうなのかと思った。

そう思うと向田はこころが軽くなった。

説法という言葉ほど。難しいものもない。説法というのはありがたく、自分で言うのも気持ちがいい、しかし、外で汗をかいて他に足をつけて実践してみるとなると結構、難しいものだ。と向田は考えた。

八神さん、向田はふと、小さな声で言ってみた。

有原が来た。なんだよ。お前、何を悩んでるんだよ。と笑った。

向田はそう見える?今ね、八神さん、桃子さんが相談に乗ってくれてね。嬉しかったの。案外、話してみるものね。もう、私はひとりじゃないもの。といたずらっぽく、笑った。

有原はなんだよ。暴れるだけ、暴れたら、気が済んだって、ことか?全く、そのしわ寄せは俺たちに来るんだからな。もう、やめてくれよ。とツッコミを入れた。

向田はアンタ、私のこと、そう見てたの?私、暴れんぼうなのね。と、笑った。

そう思われたほうが、楽ね。

お前、ネコみたいだな。みんな待ってるぜ。ニコのやつがシュークリームを食べようってなんでも、米津の大阪の親戚だってよ。あんなのが、他にいるのかよ?あいつみたいなのは一人でいいよな。聞いてないよなー。全く。

有原。最近、よく喋るわね。

話すよ。俺はさ。俺、前より、前向きだもんね。俺は話すよ。と得意な顔をした。

ニコの声がした、シュークリームなのよ。ネムちゃーん。圭吾君。モイちゃんがコーヒーを入れてるのやでー。と大声でいった。

やでーってなんや、俺、そんなふうに見えたんのかいな?さぶいわ。ニコ、あんな、関西弁、いうんはな、はんなりとした言葉で、お上品なもんやで。と話していた。

ヤダヤダなのよ。幸せなのよやでなのよ。カンちゃんやでー。ニコ、嬉しいなのよ。と笑った。

ミハルはなんだか、ニコちゃん。カオスですね。とつっこんだ。

北条はお前が。横文字をお前は昔の人間で昔の方が、好きだったんじゃないのか?と言った。

何言ってるんですか?YOASOBI聞いてますよ。僕。それからですね。カクヨムですよ。

北条、そうか?ふらんちゃんに感謝だな。お前は過去ではなく、今に生きている。それを忘れるな。今を楽しむんだ。ミハル。

ミハルはそれを聞いて、ハイと大きな声で言った。僕は松平ミハルです。現代を生きるサムライ、そして、中学生です。令和人です。と言った。その声は勇気に満ち溢れていた。

その時、ニコのスパイバッチが光った。

ミハル君も、道がひらけたみたいね。ふらんちゃんに感謝ネ。でも、過去も大事よ。自分が何者か、自分を強く持つの。その事を忘れないでネと赤く光る目でミハルを見た。エジプトの宝石のような赤い目だった。