悩んでいるから辛いから怒るのか。それは違うと思うぞ。おれがいるだろ。おれがいるから安心してくれ。ニコも向田も米津も大切な仲間だ。
奴らは家臣であり、郎党だ。モリトキよ。ひとつだけ、忠告してやる。奴らは家族ではない。家臣なのだ。家臣とは臣下なのだ。
違う。俺は仲間だと思っている。
お前がなぜ呪われたのかわすれたのか。
それは知らない。それは前の俺だ。今の俺は違う。そのことをみんなにもわかって欲しいんだ。小さいことで悩むよりみんなでいた方が楽しいぞ。
お前、ポジティブ野郎か?お前、みんな昔の記憶、思い出してきて困ってんねん。それをお前、なんで明るいねん。お前。
俺は思ったことを言ってるだけだ。
お前さ。悩みとかねえの。俺はまあ、前もサブカル野郎だったからいいけど。みんな違う人みたいだったから、辛そうにしてるのも分かれよな。
辛いこととかさ、ねえの。。ねえのかって言ってんだよ。
俺にはない。辛くてもお前らの長だからな。
あー、もうなんなの。帰ってきたら、もう言い争い?有原はうるさいのよ。
うるさくねえよ。俺は巣に帰ればいいんだろ。わかったよ。
有原くん。パソコンは時間が決まっているのよ。今はみんなでいるのよ。
ガキかよ。俺はよ。でも、いいよ。みんなと話したいんだよ。俺。
お前、ここにおるんが嬉しいんか、いやなんかどっちやねん。
北条の郎党がうるさいな。
ミハルくん。また、ニヤニヤしてるのよ。
うるさいな。今日は楽しかったんです。
そうか。よかったな。俺も嬉しいぞ。お前はここにきた時よりも笑顔が増えているな。
そうか、急にお父さんみたいなこと、言うな。北条。
お前も少しずつ、変わっていっているぞ。
満足か?北条、ぼくが成長したら、お前は終わりだ。
それは楽しみだ。けどな。ミハル、俺は終わらない。
なんなの。あんたち、喧嘩してるのか、嬉しいのか、どっちなの。
みんな素直じゃないのよ。ニコちゃんは嬉しいなのよ。
みんなと一緒にいたいなのよ。ニコちゃん。
アンタはマイペースすぎよ。
ニコちゃんはマイペースなのよ。みんなマイペースが一番なのよ。早いことよりもゆっくりの方がいいこともあるなのよ。
そうね。マイペースが一番よね。ニコちゃん。もう少しでそっちへいくからね。
何怖がってんのよ。バスケットボール、また一緒にしましょうね。
バスケットボール、ニコちゃん、面白いなのよ。ねむちゃんとしたいなのよ。また、お願いします。
相手にとって不足はないニャア。ニコはいい相手になるにゃ。
この子は何も知らないけど、バスケットボール、兄さんとしたわ。ニコちゃん。存分にやりなさい。
俺たちは仲間だ。変身の仲間だ。俺は上手く付き合いたい。この呪いは100%悪いものではない。
俺たちは仲間だ。この六人でいくぞ。
ニコ、米津、圭吾、ミハル、向田。俺たちは変身の仲間たちだ。
向田ネム 本当は昔はココアという名前のネコだった。
また、みんなでバスケットボールするにゃ。楽しいにゃ。部活はチームスポーツで闘いだけどニコたちとやるのは楽しいにゃ。それに北条とも一緒にいられるし、ドキドキしていい気持ちがするにゃ。
ニコ アンダーソン 仮面ライダー 第一号のバッチがついている。これはスパイ学校のバッチである。今はニコちゃんのどこかに住む。
バスケットボール、いいわよ。スパイ学校よりぬるいけど、あの子が楽しそうだもの。あの子が強くなれば私も強くなれるわ。いつか、本国に帰って私の記憶が戻った時が楽しみね。
有原圭吾 昔 こわがり、寂しがりや。
俺は部屋に帰ればいい話だからいいけど、俺は今の方が楽しそうだよな。ブログ書いてるよりみんなといる方が楽しいのかな。ほんとはさ。
俺、こんなに明るいんだな。今わさ。やっぱり、置いてかれてるわ、俺。
米津 カンシ
昔はシンガーソングライター志望の大学生だったがバイク事故で死んでしまいそうになった時にカンちゃんに変身した。お笑いは苦手 歌が好きだった。
俺は音楽を書きたかった。田舎だけで終わりたくなかったんだ。だから、言葉も直そうと思った。俺はあの時、バイクの事故の時に俺は終わったのかもしれない。でも、今の俺を見てるとすこし、よかった気もする。俺がいたことを思い出して欲しい。お笑いの道に行ってもいいから。俺のことも。
松平 ミハル 普通の少年。しかし、北条の手によりミハルくんに変身した。
僕は本当はサムライなんか嫌なんだ。でも、フランちゃんといる時は本当の自分になれる気がして嬉しいんだ。クリスといると心がホッとするんだ。クリスはすごいよ。外国にルーツがあっても文化を学ぼうとするんだ。僕もサムライぶってないで今のこの時代の日本人になりたいな。過去はいつでも見られるけど未来は今しか作ることはできないんだ。だから、つらくても苦しくても頑張るんだ。明日のために。北条さんはすごいよな。ストイックで努力が好きなのがわかるから。僕も刀、頑張りたい。みんなもそうだよね。
フランちゃんも自分の体を改造しちゃうなんてすごいよ。痛くないの、苦しくないのかな。ロケットパンチもロケットキックも凄かったな。また明日も学校に行くよ。僕。
北条 トキ
ある時に成り行きで兄と共にルパン三世に弟子入りしたが戦いの中で兄が死んだため、郎党内の政治にも関わるようになった。高校ではバトミントン部を泥棒部に改造して後輩や新入生を誘い悪党、ルパン三世の弟子を増やした。高校では一年間、楽しい冒険を続けて、人間的に大きく成長したが妹たちや姉となかなか上手くいかず、現代に逃げることになってしまった。
モイちゃんのお兄ちゃん的なところがあるが本人はルパン三世よろしく悪役ぶっている。
俺は嬉しい。あいつが私のことを忘れているから、いいぞ、モリトキよ。どんどん忘れていけ。経験を積み、私のもとに戻ってくるように。そしてお前の言う仲間もいがみ合い、憎しみ合い、消えていくのだ。私にも家族やし師匠や仲間がいた。でも、それは私が強くなるために潰していった。過去に囚われていては今の自分もなくなると思った私はひとり強くなる道を走り、姉にうたれた。私が好きだった姉、私もこの姉のようになろうとした姉。そして、私も妹に姉のようになろうとがんばった。辛い思いも苦しい思いもした。だから、私はある術を作った。自分を忘れさせ、体を若返らせて、時を超える術をこの術は私に以外の六人にも作用してしまったようだ。まあ、良い。苦しめば良い。稀代の大悪党、トキの名には道連れの呪いこそふさわしい。苦しめ、若者たちよ。苦しむことは今しかできぬ。そして、殺し合え、自分の強さを追い求め、勢力を大きくするために。
今日の悲しみはお前を強くするぞ。励むのだ。若者たちよ。そして貴君らもすまなかった。
俺はお前を許さない。
僕は嫌なんだ。
化け猫にはなりたくないのにゃ。苦しみを和らげて欲しいのにゃ。
うるせえな。お前、話長いんだよ。何分話すんだよ。
ふふふ。貴君らにはすまないことをしたな。
俺は北条 トキ。貴君らの主人である。
俺が怖いか。貴君らよ。何恐れることはない。
俺の名はルパン。ルパン三世、よろしく。