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おっさんの世界。俺の世界。

おっさんの世界。俺の世界。

俺はお前の好きな好きなものを知っている。声優から始まって歌の果てまでお前が御家人どもを収めようとかずさのすけにとりなしていたことも知ってる。お前だって生きていたいよな。お前、明日も応援したいよな。お前は俺の弟子だ。そのことを忘れるな。お前のその技は誰に習った。お前のその力は誰につけてもらった。苦労をかけたな。だが、お前は甘い。何度でもいうぞ。お前のやり方では上には行けない。お前は弟子で御家人だ。その周りの豪族も同じだ。お前は好きなもののために、好きなものために生きろ。そしてお前はもう立派な悪党だ。誰にも相談しねえでこの計画を進めたからな。お前も俺に似てきた。楽しみだな。お前は声優が好きなのに物事の裏側まで分からないようだな。これからも頼む。俺が憎いか。だがお前はこちらに出たんだ。望んできたんだ。物事には表と裏があるもんだぜ。

頼朝はそこまで言ってにやっと笑った。そして俺はお前は俺の弟子だ。といった。

俺はそこまで言って悔しかった。俺は今まで争いを止めるために働いてきた。だから頭を下げて回ったんだ。だけど、俺の力はおっさんには届かなかった。俺はおっさんが暴走したときは止めてやると思っていた。父さんの仕事を見てたから俺にもできると思っていたんだ。肩を並べたと思っていたのに。父さんにもおっさんにも兄ちゃんの夢に一歩、一歩近づいていると思っていたのに。俺は悔しかった。俺はまだ力が足りないのだと思った。人が死んだのに俺はおっさんにけおされて音量を上げて小さくなっているしかできなかった。俺の耳の中で音が躍った。俺の中で何かがはじけた。俺はもっと強くなりたいと思った。その時、俺は思った。俺が弟子になったおっさんはサムライではなくて誰かから何かを奪ってきた人なんだという事を思い出した。俺は悪党の弟子、そのことを強く思ったそのうえでもっと強くなりたいと思った。俺はもっと俺の生きる世界について知らないといけないと思った。でなければまた悲しい思いをする。守れるものも守れない。それは俺の生きる世界とは違うと思った。俺は声優が好きで歌が好きで。でも、おっさんの世界にはそれがなくてそれは暴力と酒と女でそんなものは俺にはいらなくて俺には感じられなくて、でも俺はおっさんと同じだなと思う。俺が声優や歌が好きなようにおっさんにも好きなものがあってその中で頂点に立ちたくてだからこんなこと、人の命を奪う事までして汗かいて、血まみれで仲間に人を襲わせて。俺がいうのはおどろおどろしいけども、俺だって声優の情報がほしいだろ。新しい歌のCDがほしいだろ。その声優の情報を得るために努力は惜しまないだろ。と思うとおっさんの世界の事がよくわかった。俺とおっさんの生きる世界は同じだと思った。そう思うと俺も善良な奴だと思っていたが俺も悪党なのかと思った。俺も悪党になっていく。おれもおっさんになっていく。そうかと思った。