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クレヨンしんちゃん ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 大丈夫、君の世界は美しい。クレヨンしんちゃんで向田邦子先生。

クレヨンしんちゃん ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 クレヨンしんちゃん向田邦子先生。

ラクガキングダムとほぼ四人の勇者を見た。このお話は最初、しんちゃんたちがラクガキ王国と戦うのかと思いました。しかし、いつもと違っていました。この作品にはユウマ君というお母さんと少し、うまくいっていない男の子が登場します。その子はいつも、一人でいるときはタブレットをもって動画を見ています。タブレットで動画を見てるなんて令和っこですね。と思ったのですが何を見ても退屈そうで、六歳にしてこの世のすべてをしったような退屈そうな少し悲しそうな顔をしていました。なぜ、良いタブレットを持っているのに。こんな世界、きえちゃえといわんばかりですね。でも、そんなときに別の世界に繋がりラクガキングダムが日本上空に現れました。もしかしたら、ユウマ君の弱い心が悪いものをよんだのかもしれません。けれども、そこにしんちゃんとぶりぶりざえもんが現れました。どうしたのよぉ。ちょっと、としんちゃんが現れました。彼はいつも元気いっぱいでギャグもびしっと決まってマイペースでみんなの人気者です。年は五歳、先ほどのユウマ君は六歳、いとつ年下、ユウマ君の方が年上ですね。ユウマ君が苦しんでいる時、辛いときにしんちゃんはブリブリダンスを踊って、みんなを笑わせて、面白ギャグもいって、ユウマ君が泣いている時、たくさん笑って、ユウマ君がタブレットでアニメを見ている時、しんちゃんはアニメのような冒険をして、ああ、腹が立つ。ユウマ君は思いました。自分はわき役、楽しいグループじゃないんだ。ユウマ君は悩みます。けれども、しんちゃんはそんなことは言わず、冒険します。泣いている暇があればギャグを一ついいます。そんなしんちゃんをユウマ君はすごいと思います。まるで、漫画の世界の勇者様だ。と思います。そこにお兄さんの背中を見たのです。けれども、しんちゃんはそんな湿っぽい事は考えません。前に進みギャグを飛ばし少し怒られるかもしれないけど、下品なギャグも言います。そんなしんちゃんを見てユウマ君は少しずつ、感化されて、下品になるというわけではありません。感化されて、心のしこりが少し、小さくなってイライラがなくなっていくのです。そうすると、だんだんと自分にも自信がついて自分の身の回りの良さに気が付いていきます。そうすると、言動や行動も前向きになり、タブレットの電源も自然に切り、自分の力で歩み始めるのです。しんちゃんも苦しい思いをしました。けれども、ユウマ君のような子もいていいんだ。ということがユウマ君自身もよくわかりました。この映画のテーマは奇跡は意外に身近にあるということだと思いました。子供には無限の可能性があって、人間には必ず持て余した力があります。しんちゃんにはなれなくても、君にはかけがえのない力がある。だから、くよくよしないで。前を向こう。向けなくても、冒険を終えた後はなにか世界がきれいに見えているはずだよ。ほら、タブレットにしんちゃんが。あれ、前よりタブレットの画面がきれいになっているような。お母さんの事は許せなくても、今はうまくいかなくても、君には可能性がある。それを忘れないで。100%ハッピーエンドにならなくても、自分より年下の子が幸せそうでも、君は素敵、君の生きている世界はこんなにも美しい。違うと思っても大丈夫、だってユウマはオラの映画で笑ったから。そう思うとタブレットの画面も明るいでしょ。

ラクガキングダムの映画は良かったです。

主題歌のギガアシテルも良かったです。君がラクガキだって思ったものだって、誰かにとっては大切な宝物さ。という歌詞が良かったです。

何となくですが、僕の好きな向田邦子先生やポンジュノ先生がしんちゃんを使って映画を撮ったらこんな物語になるかもしれないな。と思いました。大変好きな作品ですね。しんちゃんの映画なのでポンジュノ先生のように大人の汚い所やドロドロしたところはかけないかもしれませんがそれをしんちゃん流にアレンジをして、楽しいギャグも忘れずに描いたのは素晴らしいと思いました。

少し、向田先生の香りを楽しむことができました。