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君よ。憤怒の河を渡れ。向田邦子先生

鎌倉殿の13人を見ています。

君よ。憤怒の河を渡れ。向田邦子先生

これは小栗旬さん演じる主人公の家に源頼朝がやってくるところから始まります。源頼朝の一族は平清盛と戦い、戦いに敗れこちらにやってきたのです。小栗旬さん演じる主人公は頼朝に翻弄されながら平穏な生活を送ろうとします。しかし、お兄さんはこの機に乗じて中央政権に穴をあけようとします。平穏な生活を送りたい青年の元に笑顔が冷たい男がやってきたらどうなるのかという話です。平穏な生活を送りたい人の所へある日、裏社会の大物がやってきて青年の中の気持ちをあぶり出していく。悪党の仲間になるという事がどんなことか教えてやる。刀を取る。槍を回すという事がどんなことか教えてやる。三谷作品なのでギャグもありますがこの作品は平安から鎌倉時代にかけての欲望の時代です。アメリカの開拓時代のように血で血を洗う時代。たとえ親子であっても欲望や夢のためにたたくという時代です。今回はなんだか時代物の中にルパン三世のようなそれも少し怖いルパンのようなそんな冷たい雰囲気があります。それが主題にありますから真田丸とはテイストが異なると思います。まだ、武家社会になりきれていない。少し冷たい自由さのある時代。僕が思い浮かべるサムライや武士の姿とは若干異なる姿が書かれていると思います。自分の冒険のために命をはる。その責任は自分がとる。領地も地位も自分の足で稼ぐ。そんな時代の話です。書いていても大分、冷たいと思います。だけれども小栗旬さん、北条義時がかかわった男というのはそんな男です。真田丸とはまた異なるサムライ、武将の姿、そしてどこかアメリカ的な自由さがある彼ら。これからどのようになっていくのか。楽しみです。アメリカ的な自由さと書きましたが僕が知らないだけかもません。向田的ではないというか。向田邦子先生の作品の外にも世界が広がっていたという事です。書いていて僕が書いてもしょうがない所があるかもしれませんが僕個人。そんな人もいる事を少し知っています。その軋轢の中で人は生きています。先ほど、向田邦子専制的ではないと書きましたが向田邦子先生もそんな世界が大好きであったところもあったそうです。であるものだからあえて家族を交えてそんな話を書か粘らないと思ったところもあったそうです。実際、そんな状況になるのは嫌だし、そうではないけれども、そういう人もたくさんいますから皆、仲良くなれるわけではないけども、北条義時が来てしまったのはそんな世界です。僕は嫌だけれどもそれをかけたとき、できたとき、一皮むけられるはずだから。鎌倉殿の13人はそんな話だと思います。明日も見たいと思います。北条義時がどのように変化していくのか。そして北条家がどのようにスターダムにのし上がっていくのか。楽しみです。ルパン三世的な要素。それからアメリカ映画のオーシャンと11人の仲間という作品が少しかかっていると思うので、クライム物が好きな人におすすめです。