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ふらんちゃん 人によって何がリアルかは違う スパイウォッチ

わしはあれから何かみはるの力になりたいと思ってあった。

わしにとってミハルは中学校出てきた大事な友達だ。アメリカからデッドプールも来た。いつも、うるさいやつだが、悪い奴ではない。わしはくやしい、ミハルが悩んでいても力になれない。そう思ったわしはアニメの力を再現できるようにした、アニメのヒーローやヒロインのように強く可愛らしく。

 

ふらんちゃん。ありがとう。でも、ふらんちゃんはふらんちゃんだよ。北条さんにも青春をしてくれって言われたんだよ。

わしはそうは思わぬ。

必要とあらば戦うことも大事な青春の一部じゃ。それにわしらの間では隠し事はなしじゃろ?

そうだけど。いいの?本当に。ぼくも、守り切れるか不安で。

おーい。ミハル。サムライの国の人間てのは、悩まねーんだよな.ならさ、お前も悩むなよ。それによ。俺たちだって、化学に変身にケンドー、とくいなところがあるだろ?

それを伸ばすんだよ.

そう言うことじゃ.

アニメの力。レッツゴーじゃ。

どうじゃ、ミハル、デッドプールも。

あれ、

お前、なんだよ、そんな高い声はよ。

なんじゃ。これか。アニメの力を使うと本当の自分に近くなるんじゃ。

わしは普段は低い声を出しておる。だが、アニメの力を使うと、声が可愛くなって、動きも卓上の三倍は早くなるのじゃ。

 

あれ、ふらんちゃん。なんか、可愛くなってない?

そうかの?わしはわしじゃ.ミハルも松平の力を使った時に人が変わっていたぞ.

そうだぜ。お前はサムライボーイじゃねえ方がいい。龍が如く、またやろうぜ。

うん。

ゲーム。また、わしの華麗なコンボを見せてやる.

また、タイムアタックやろう。

おい。他のゲームもやろうぜ。

そうだ.この間、有原さんが作ってくれたゲームがあるんだ。みんなでやろうよ。あのね.この間面白いことがあったんだ。北条さんがさ、ゲームにハマっちゃって。

そうか。北条殿がハマったゲームか、やっねみようかのう。

どんなゲームなんだそれ。

パズルゲームだよ。デッドプール。やってみる?

パズルゲーム。いいぜやってみよう。

 

ミハルくーん。あれ、デッドプールにふらんちゃん。んと、こんにちは。ニコです。

おー。ニコ殿か?

ニコじゃねえか?オッス。

ニコちゃん、おっすやでー。デッドプールくん。ふらんちゃん。

ねぇ、ニコちゃん。みんなでさ、有原さんの作ってくれたゲームをやろうって言ってたところなんだよ。ニコちゃんもやる。

 

ゲーム。ニコちゃん、やるなのよ.

 

みんなでやろうよ。

負けぬぞ。ミハル。デッドプール。それにニコ殿。

ふらんちゃん。いつもと声違うなのねー。

新しい力を試しておるところじゃ。

 

 

アニメの力じゃ。

アニメの力?アンちゃんと同じなのねー。

アンちゃん。

死神。出てくるな。

 

おい。ミハル。どうしたんだよ。サムライボーイ。

いや。ごめん.なんでもないよ。

 

アラ、アナタもアニメの力を使うことにしたの?でも、アナタのは天然じゃないわね。カガクの力でスパイの力を真似したのね。デモ、気をつけて。強い自分を持たないとどっちが本当の自分かわからなくなるかラ。

でも、見たところ、アナタは大丈夫そうネ。ふらんちゃん。だって、アナタには、道に迷った時に助けてくれる。自分を示してくれる。ミハル君とデッドプール君がいるもの。

ワタシはヒトリダケド、スパイの力で悲しむのはワタシとエメリッヒとフジワラ君。だけでいいもの。

 

それは違う。一人でカッコつけるな。お前はどこまで行っても、一人にはなれない。ぼくが一人にさせない。

ニコちゃんは僕と、みんなで守る。ゾディアーツにはさせない。スパイの力に溺れさせないって決めたんだ。モンゴルで。僕も。

アラ、ミハル君。やっぱり、アナタ、素敵よ。

北条クンとふらんちゃんとデッドプール君と仲良くネ。ワタシのこともよろしく.

 

死神。お前だって、仲間なんだろ?

 

ミハル。どうしたんじゃ。

ふらんちゃん。僕、ふらんちゃんのことも守りたい。

 

ミハル? あ、ありがとうのう。

おい、俺も、守ってくれよな。ふらんちゃん。ミハルよー。

 

んっ。ニコちゃん、寝ちゃったのよ。アンちゃん?

ニコちゃんも守ってほしいなのねー。

ニコちゃん。僕、守るからね.

 

ニコちゃん、ふらんちゃんの声、ニコちゃんの知ってるアニメなのねー。うれしいなのよ。まひろちゃんみたいなのよ。

まひろ?

圭吾君が好きなんやでー。

ニコちゃんもまひろちゃん好きやでー。ニコちゃん、そのアニメ、よく見てて、知ってるやでー。

そうなのか?そんなににておるかのう。

にておるやでー。

ふらんちゃん。

 

ニコちゃん、今日はそれでうれしいやでー。

そうなのかのう。この声、かわええんじゃろうか?

ふふふ。なんでも、やってみるもんじゃのう。

 

ふらんちゃん。ニコちゃん。うれしいやでー。

 

そうか。それならよかった。

 

ふらんちゃん。どんな力を使ってもふらんちゃんはふらんちゃんだからね。負けないで。

 

何を心配しておる。

デッドプールとミハルと北条さんとまた授業をすればよかろう。わしは負けぬ。それに力を使えるようになって、まあ、人工的にじゃが、うれしいぞ。お前はこの力のこと、こわいといっておってのう。サムライの力のことや、スパイの力の事を。

でも、わしは思う。力のある青春もあると。

お前はそう言う日常の人間じゃ。何がリアルかは人によって違うんじゃ。本に書いてあったぞ。

そうか。僕、怖くて。

 

怖がるな、お前の日常を楽しめ。ミハル。

 

ありがとう。ふらんちゃん。デッドプールも。

俺、別に怖くねえぜ。アメリカから引っ越してきてよかったことの一つがお前らとミハルとふらんちゃんと出会ったことなんだぜ。

だからよ。こわがんなよ。サムライボーイ、楽しもうぜ。サムライをエンジョイしろよ。サムライなんてクールじゃねえかよ。ミハル。

僕、ありがとう。ふらんちゃん。デッドプール。これからもよろしくね。

ニコちゃん。ミハル君。大丈夫やでー。

ニコちゃんもありがとう。これからもよろしくね。

アタシもオウエンシテイルワ。ミハル君。

僕は泣いてないよ。アン。みんないるから、僕もみんなと頑張るよ。ふらんちゃんとデッドプールとニコちゃんと頑張るよ。

 

 

僕、強くなるよ。みんな。僕、頑張るよ。

人によって何がリアルかは違うのか、いい言葉だな。誰の本だろう?ふらんちゃんに今度貸してしてもらおう。