ニコちゃん、光る君へ好きなのね。
だからさ、言ってんだろ?まひろがどういきるかだって。
ネエ、藤原道長ってどんな人なの?このよをわがよとぞおもうっていうことは強い人。
いや、最初から有力者ではなかったようだ。
北条氏のように小さい現場から大きくなっていったんだな。
ソレ、スパイと一緒ね。フジワラだから、フジワラクンとおナジかもしれないわネ。
アンちゃん。藤原道長さんともお友達なのね。
知らないワ。
同じ苗字の人を知っているだけヨ。
そうなのね。でも、なにかつながっているかもしれないなのねー。
そうかしら?
そうかもしれないなのね。
まあ、藤原氏いうのも苦労をしたみたいやな。この時代はあんまり刀を使わんから骨が折れるよな。
それでいいじゃねえのか?俺は好きだぜ。お前たちみたいな奴らじゃなくて、ひらめきとミステリが交錯する世界。いいじゃねえか?
圭吾はこの時代、上手くやっていけそうなんか?
違うよ。まあ、俺はどの時代でも上手くやっていけるけどさ。シンパシーを感じるんだよ。俺はまひろや平安時代に。。
そうカァ。
お前はシンパシーを感じるものはないのかよ。
シンパシー。あんまり話したくないねんけどおばさんやなァ。
大阪のおばさんか?
ニコちゃん。会ったことあるなのね。
まあ.今更出てこられてもあれやけどな。もう終わった話やからな。
お前確か、うまくいってなかったんだよな。大阪でさ。
まあ、でも、俺も、モンゴルで漫画家の先生に助けられてな。アホみたいな漫画やなと思ってもやな。それを磨いて、面白い話にしていってそれが和尚さんを倒すこともある言うて勉強したんやな。
この間のことか。だったら、おばさんとかのことは許すのか。
許すも何も俺が八つ当たりしとっただけや。それはおれのもんや。でもな、前に進む力にはなる。先生に教えてもらったことも。戦いのことも。お前と一緒やな?
なんだよ。俺にとってのモンゴルの戦いやまひろのことは、お前にとってはおばさんで、お前にとってはその漫画家の先生だってのかよ。なんだか、お前、俺に似てるな。みんなも同じところにいるんだな。俺たち。頑張っていこうぜ。みんなでやればどんな世界にも他のスパイにも勝てる。
なんやお前、北条かいな?
まひろに感謝だな。
感謝なのよ。
ニコちゃんはモイちゃんに感謝なのよ。
そうか。ありがとう。俺の力の時代より古い時代か。人は変わらないのかもしれないな。案外。