兄様。北条さんはモンゴル遠征以降、新技を覚えているそうです。
ふふふ。笑止。あいつはまだまだだ。スズカよ。それに後白河院と互角とは情けない。上にはうえがいるぞ。この俺のように。
兄様は北条さんにどのようになってもらいたのですか?
いや、俺はおとぎの高校生徒会の会長として北条トキモリ強くなってもらいたいだけだ。家のことは関係ない。
兄様は四宮家の人間にはならないと。
俺はカンフーにいきる。そのために豪族にはならない。それに私の家は北条氏や後白河院よりは新参の家だ。守る伝統も何もないはず。
おばあ様が嘆かれます。私は四宮家を守っていきたいのです。
ふふふ。好きにしろ。俺は生徒会をやりたい。
そして、スズカを守りたい。俺は家のことも学校のことも頑張っていきたいんだ。
そのためにカンフーをやっている。
兄様、素敵です。しかし、家のこともやってください。俺はあいつを強くしたい、期待をしている。あいつは飲み込みが早い。そして、ミハルとやらとともに頑張っているさまは励みになる。スズカのようなものと一緒に修行をすることは良いことだぞ。それができるならあいつは誰にも負けないだろう。
兄様は北条さんを買っているのですね。
ふふふ。スズカよ。俺はあいつのことは飲み込みがいいと言っているのであって決して褒めているのではない。あいつの腕では中学生に教えるのがやったであろう。しかし、奴は教えるのだけは上手いからミハルとやらとは上手くやれるであろう。
兄様は北条さんといるのが楽しいですね。
いや、俺はあいつと稽古をするのが好きなんであって、一緒にいたいわけではない。それに学校にいれば会えるぞ。
兄様は本当に北条さんが好きなんですね。
なら、いっしょにがんばっていかないとですね。
おばあさまが北条のことをよく言わなくても私たちなら上手くやれるかもしれないですね。
当たり前だ。スズカよ。お前もお前が好きなように生きていいぞ。お前はお前、俺は俺だ。
それにニコも守らねばならない。
ニコちゃんを?
北条が助かるであろう。なら手伝いたい。それに俺は生徒会長だ。
ニコを守れば北条も喜び、米津やミハルや有原も楽になるであろう?
そうですね。しかし、兄様、その場合は北条さんは楽になって稽古をしなくなるかもしれませんよ。
何、それはなやましいな。スズカよ。しかし、豪族どもの争いに北条をいつまでも巻き込むわけにはいかん。それは生徒会長として黙ってはいられない。
兄様、素敵です。
そうですね.私たちもニコちゃんや北条さんのために頑張っていきましょう。。
そうだ。ゾディアーツのことをまなんでいるぞ。
これで北条もニコも楽になるであろう。それに学校を守れるようにもなるであろう。
兄様、素敵です。私も兄様のようになりたいです。
そうか。スズカよ。励めよ。
はい。兄様。