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ニコの東鏡

あの戦いから半年が過ぎた。ニコちゃんは記憶を失った。北条氏は後白河院と和睦し、アメリカ討伐に向けて準備を進めることとなった。

アメリカ軍は露骨には動かず、街のどこかに消えてしまった。アメリカは皆と共にある。その言葉を教えてやるとサザビーは言っていた。ニコは全てを失ったが黒柳徹子さんの本にあるように未来を諦めて消えてしまったり、未来を諦めて逃げることはできないと言う言葉を胸に生きていこうと思った。

向田は北条のことが心配であるが北条氏を見守ることも仏法につながると思いバスケットボールにいそしんでいた。

ミハルはお前は青春を頑張れと言う言葉を胸に学校生活に勤しんでいた。

米津は作曲をしながらお笑いを見て学びを広げていた。

有原は映画クラブのメンバーの手伝いをしていた。以前と違うのは父や母とも向き合ってみようと思えるようになったところだ。有原にとって後白河院戦は、モンゴル戦はスパイの世界のことを知れただけではなく、自分自身の力と希望を再認識することができた旅であった。次はどこの国に行き、誰と戦うの楽しみにしている自分もいた。しかし、それは豪族たちと同じように戦いの中に生きるようになってしまうと言う新しい苦悩を有原の中に生んでいた。だが、その前に俺には映画があってブログがある。それが荒野の中のブレーキになってくれる、それに北条も米田もミハルも向田もニコちゃんも、あのお巡りもいるよな、と思うと一人で悩むことなんてねぇんだよな。と思えて、同じサブカル野郎でもいい循環を感じられるのな気がしていた。

 

桃子は泣いていた。サザビーに勝てずミハル君を危険に晒して、ユウキさんや星野くんに心配された。でも、その時、星野くんに八神さん、僕らもいますからね。と言われたのが温かくていいなあと思った。八神、お前、悩んでる時こそ、笑顔なんじゃないの。と言われて、桃子先生頑張ってよ。と言われて嬉しかった。その時、モンゴル戦の後の変化があって、たとえ勝てなくても何かをやれば空気が変わるのだなと思った。

 

後白河はあの後、西国の方に足を伸ばそうとしていた。アメリカの痕跡を探すために情報を集めようとしていた。

山本は新しい個展のために彫刻を作っていた。漫画家の先生が自分を邪魔してきたのが面白かった。今まで子供のものだと思っていた、漫画が自分の芸術を邪魔してきた。それが面白かった。山本は勝手に何かを二極化していたのかと感じた。それを考えていくのが仏の道かと感じた。その上でまた、米津殿やふみ先生とも再戦したいと思っていた。また、あの向田と言う子に期待をしていた。同じ仏の道に生きるものとして頑張ろうと思っていた。

 

獅子堂は今まで漠然としていたものがやはり重要なものであったような気がして嬉しかった。そう思うと今のオレが、オレなのだからこれを頑張っていこうと思っていた。

 

織田まりあはショックでパン屋を休んでいた。しかし、何かしなければならないと思っていた。

 

北条は嬉しかった。自分の力が試せたこと、モンゴルに行ったこと、またどこかにみんなで行きたいと思っていた。また次もこれからも戦っていたい。その中に、米津や有原が向田が桃子がミハルがニコがいてくれればいいと思っていた。

 

サザビーは今の北条たちが以前戦った、学校の部活動の面白三人組と重なり、イラついていた。

自分にはあの三人のような一発ギャグも漫才も何もない。好きな飴の包み紙を集めたり、ゲームや漫画に詳しいわけでもなかった。お笑い芸人になりたい夢も学校の先生なりたい夢もロボットの研究をしたい夢もなかった。それを思い出した。しかし、また、あの人たちのような人たちと戦えることが嬉しかった。

 

向田はバスケットボールの練習をしながらこしろーのことを心配していた。こしろーは暴走ぐせなあるからそれが出ないか心配だった。

向田は手を合わせて、お経をよんだ。北条トキモリをお守りくださいと念じていた。

 

ニコちゃんは自分の思い出を忘れないように日記を書いていた。自分が自分のことを忘れないようにするなのね。と思いを込めて、

アンは嬉しかった。記憶を忘れたニコちゃんのそばにいられて嬉しかった。その新しい新鮮な嬉しさがアンには珍しかった。

 

ニコちゃんは

未来を諦めて逃げることは、できないと強く思っていた。

アンはそれを思うニコちゃんに、あんまり強い言葉の中にいると疲れるワ。目の前のことをやっていきましょウ。 ネ とあやしく目をルビー色に光らせて笑った。