織田さん、困った時はメロンバンなのよ。メロンパンを食べると元気になるなのよ。
勇気のメロンパンなのよ。メロンパンは甘くて美味しいなのよ。
その時、ニコのスパイバッチが光った。禍々しく青く光った。
ネエ、ニコちゃん、勇気のメロンパンって、冷たいものでもあるノ?
メロンバンはアッタイなのよ。
あたたかいだな、ニコよ。冷たいのもあるな。
ありがとう。北条くん。
ネエ、ニコちゃん、北条くん、ワタシ、冷たいメロンバンが食べたいわ。
メロンバンはあたたかいなのよ。
冷たいものをアルんでしょ?
ニコちゃんのスパイバッチが赤く青白く光った
ネエ、ワタシ、みんなを守りたいわ、私、冷たいメロンパンを食べたいわ。
ネエ、アナタ、まりあサン、苦しいから辛いからって暴れるの。
暴れるって気持ちがいいの?ネエ、どうなの?
ネエ、アナタ、冷たいメロンパン食べたくない?まりあさん。
やめろ、アン。やめないわよ。ワタシネ、ニコちゃんも北条君も好きなの、米津君もそれに有原君も好きなの。ミハル君も、向田サンも、オマワリサンも、でも、まりあちゃんはそれを傷つけようとした、ダカラネ、コイツ、
やめろ、
冗談よ。でも、聞かないと、何が何だかわからないじゃない?
まりあサン、どうなの? ドウナノヨ、
このパン屋、みくびるな。わたしはこの街1番のパン屋だ。ブルームーン。
パン屋さんなんて、たくさんあるわよ。それにこの町、もっと、ワールドワイドにいきましょ?きかないわ。ワタシ、強いから。
やめろ。
北条くん。私
もう遅いわよ。軽い気持ちでスパイの世界に入ってきちゃダメよ。まりあさん。
落ち着くのにゃ。力はコントロールしなきゃいけないのにゃ。
何、このネコ。離れなさいよ。
ワタシ、ミンナを守りたいの、でも、クールダウンが必要だったわね。あー、冷たいメロンバンが食べたいわ、ワタシ。
後白河院様、
そいつが上なのね。
でも、抜けたいわ。
甘いわよ。
ニコ、気持ちはわかるけどさ、落ち着けよ。
せやで、こいつも、悪いやつじゃないで。
みんな、間違うねん。
ネエ、米津くん、みんな、間違えてたら、イケナイワ。どうなの?
アンちゃん、ごめんなのよ。ニコちゃん、がんばるなのよ。だから、今は休んでて。辛い時は深呼吸するのよ。
ワタシ、ミンナを守りたいの。嘘じゃないわ。
ワタシ、お化けだけど、ミンナを守りたいの、ニコちゃんを北条君を米津くんをミハル君を有原君を向田さんをお巡りさんを傷つけたやつが、許せないの。
でも、今は深呼吸ネ、ごめん、ニコちゃん。
ワタシも、みんなの仲間ヨ、頑張りましょ。北条くんも、米津くんもミハル君も有原君も向田さんも大切な仲間なの、だから守りたいの。
アン、お前はいいやつだな。お前の気持ち、よくわかった。
北条くん、優しいのね、まりあちゃんが好きになるのも、分かるわ。
でも、ね、だからね、まりあちゃん、ワタシも、アナタと同じくらい、北条君と米津くんと、有原君と、ミハル君と向田さんが好きなの。分かった。だからね、傷つけないでほしかったの。
私は北条くんを助けたかった。いつも辛そうだったから、私、人を笑顔にしたかったの。
ワタシはミンナを守りたいの、同じでしょ。それに今、アナタ、真逆よ。ニコちゃん、アナタのパン好きみたい。また、遊びに行ったら、相手してあげてネ。
アンも成長しとるんやな。
でもさ、米津、おれはやだぜ、こんな成長、皆んなで暮らしていこうよ。もっと、気楽にさ、
ニコちゃんもお化けも僕のようになれれば、いいのにな。
見守ろう。俺たちで俺たちも仲良くしていこう。この6人で。