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新しいヘッドホンを買わなくちゃ。鎌倉殿の13人

俺は電気屋へやってきた。エレベーターで上に行くと俺の目の前には煌びやかなテレビやクーラーが目にうつった。

俺以外にももちろんのこと他の客がやってきていた。奥にはゲーム売り場があった。子供が何やら手に持っていた。ディスプレイには新しいゲームのCMが止めどなく流れていた。ファンタジーもの、プロ野球のゲーム、有名俳優をモデリングした実写風のゲームなど、ここ数年のゲームソフトの発展はすげえなと思った。俺はそう思いながらヘッドホンのコーナーに行った。赤いのや青いのシックな黒のヘッドホンなどたくさんの種類があった。俺はそれが店の照明に照らされてキラキラと光っているように見えた。店の中も外の蒸し暑さを感じず、涼しいなと思った。耳元では電気屋さんのCMソング、流行りのポップスが流れるともなく流れている。それそのものにはあまり意味はねえんじゃねえのと思って俺は聞かなかった。俺はどんなけたたましい音でも俺が聞きたくなければそれは無音だと思うようになった。おれはあのヘッドホンをずっとつけてきた。バイトで金を貯めて買った黒いヘッドホン、いつもそこから声真似を聞かせてくれたヘッドホン。ヘッドホンを使うと俺は肌身離さず使ってきた。どんなうめきごえ、聞きたくない声もそれがあればないような気がして少し安心した。ヘッドホンを使うと俺の好きなアイドルが俺の近くにいるような気がして少し安心した。おれの好きな声真似がそこにいつもあって安心した。ここで嬉しかった手間はなくて安心したと思ってしまうのはおっさんの影響だろう。俺はおっさんを止めたいと思う。でも、そんな俺が嫌いで趣味に生きようぜとヘッドホンを解体は俺もいる。俺はそんな俺が嫌いだが、それに妙な安心感を感じる俺もいる。心の中の俺はいつも黒いヘッドホンをしている。でも、それが今、壊れただから、俺は新しいのを買いに来た。バイトで金を貯めてこれを買うぞと思ってからいく日かたった。これを買ってからいく日もたった。そして、それが壊れた。今日、俺は新しいのを買った。新しいヘッドホンは薄い青のヘッドホンにした。空が青かったから。俺はヘッドホンをするのをやめようと思った。でも、欲しいと思った。ヘッドホンをすると妙な安心感があるから。歌が聞けて嬉しいから。そうだ。俺がヘッドホンが好きなのは歌が聞けて嬉しいからなんだ。そこにおっさんの影響はないはずだ。と思った。でも、ストレートに好きなものは好きだからなんだと思えなくなっている自分も嫌いじゃなった。俺はそんな俺に安心感を覚えた。

俺はおっさんの弟子になって俺はにいちゃんの夢を叶えるんだ。と思ってここまできた。義経とも笑顔で別れた。あいつも元気にやっていると思う。だから今日はヘッドホンを買いに来た。薄い水色のヘッドホン。ノイズキャンセリングのヘッドホン。今日の空のみたいに青い、俺の好きなヘッドホン。