約束のネバーランドを見ました。浜辺美波さんの声が良かったです。主人公のエマの決意が劇場に響くような気がしました。この映画は鬼の食料として出荷される子供たちの逃亡劇なのですが実写版では諦めない人の決意やそこに生きる人の思いにウエイトが占められていて一つの映画として説得力がある。アニメではなくて生身の俳優が演技する意義がありました。絶望的な局面でも主役三人の目が死んでいなくて光があり前に進もう前に進もうという思いが込められていました。こんな状況を作ったらこう返す。こう演技したらこう返すというラリー、諦めない演技のキャッチボールが主役三人の中で起きていたのが見ていて心地よかったです。渡辺直美さんのクローネ役の怪技、子供を食うような演技。大変良かったです。北川景子さんの少し、神経質なママ役の演技もよかったです。子供たちを引っ張っていく神経質なリーダー役。良かったです。僕はこの映画で演技の幅、声の大切さ。美しい声、決意のある声、主役お三方のフロマージュ。素晴らしかったです。浜辺美波さんは僕の中にないタイプの人だと思いました。今後が楽しみな女優さんです。応援しています。女の人にも様々なグラデーション。女らしいことだけが女性じゃないのだなと思いました。
