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万引き家族 明日を夢見る家族たち。

万引き家族

万引き家族。おもしろいです。

一つ屋根の下に皆で集まって悪しきものも横物も集まり時に法律違反。時に性の世界に行くことがあっても最後には一つ屋根の下に戻ってくる。日本の何気ない日常の中に皆生きている。そんな当たり前の事を教えてくれる作品です。血のつながりより数奇な奇妙なつながりが勝り家族になることもある。決して褒められた人たちではなく、はたからみたら悪人。ワル。かもしれません。けれど、彼らの奇妙な美しさ。家族とはつながりの事。なのかそれとも、血のつながりのことなのか。家族とは奇妙なものか。美しいものか。

そんな問いを投げかける映画です。僕の話でも政治家稼業という作品があります。

彼はある少女のエッセンスを心に持ちます。彼は以前はそんな人ではなかったのですが数奇なつながりによってある種の父と子のような関係になります。そこに心を持ってしまったおもちゃのソファちゃんも加わり不思議な生活が始まります。心をシェアして不思議な生活を送る彼。けれども一人の人間を回すのは限界があります。けれども、彼自身それを楽しんでいる。この数奇な生活を。万引き家族のお父さんのようにたのしんでいるのです。ちょっとその人にしかわからない輝き世界がある人は素敵だなと思う。

リリーフランキーさんの演技も素敵です。悲しみの中でしか生きられない人。ブラックソファーちゃんもそうなのだけれどそういいながら温かい道を光を浴びて生きている。たとえそれがかりそめのもので褒められたものではなくてもそこで輝き生きている。

けれど始まりあるものは終わりがある。たとえそれがその人の望んだものではなくとも。悲しい力。言葉では何も変える事は出来ない。けれどそんな彼らも光の道をあゆんでいたかもしれない。けれどそれは小さな力です。社会はそれを許しません。でも彼らは間違いなく家族で間違いなく愛に生きていました。

けれどそれは彼らのローカルルールであって。社会的に許されたものではなかったという事でしょう。

西郷どんを見たときも同じ気持ちになったなあ。

万引き家族とても良い映画でした。

生きなければならない。何があろうとも。明日はやってくる。

そういう映画でした、

きききりんさん。良い俳優さんです。安東さくらさんも。リリーフランキーさんも。

僕とても好きな映画です。

 

忘れないから。忘れないこの愛。心はいつも何かにぬれてる。

それでも、いいの。抱きしめたい。定めに流されながら。

夢を紡ぐいとは奇跡を待ってる。

どこへ行ったの。?聞けないの。もう二度とあなたの声は。

心に降る声は何かに濡れてる。

歌 田村ゆかり