ニコちゃんの絵巻物 スパイウオッチ。
体操したやでー。ニコの一筆書き
ニコちゃん。体操の発表会をしたやで―。
幼稚園で体操の発表会をしたなのよ。イサムくんも弓ちゃんもいたなのよ。ニコちゃんは花の妖精役で弓ちゃんはお姫様の役だったのよ。イサムくんはスパイの役じゃ難くて王子様の役だったなのよ。モイちゃんたちもカンちゃんも桃子ちゃんも来てたのよ。みんな見に来てくれて良かったなのよ。
この日のために練習していたやでーー。
モイちゃんが泣いて喜んでいたやで。なんでって桃子ちゃんに聞いたらニコの成長が嬉しいんだよ。戦いだけなく、捜査だけじゃなくニコにいろんなものを感じてほしいんだ。トキはきっと。
うん。ニコちゃん。イサム君と弓ちゃんと賢治君と成長するやでー。っていったのよ。
そしたら、また、モイちゃんが泣いちゃったなのよ。
そしたら、モイちゃん
「泣いてはいない。俺は。俺は嬉しいんだ。ニコ。戦いがすべてじゃないぞ。楽しい事もたくさんあるんだ。ニコはニコの絵巻物を作ろう。俺たちと一緒に。」って言ったのよ。
ニコちゃん。これからもモイちゃんとカンちゃんと桃子ちゃんとイサム君と弓ちゃんと賢治君と一緒に絵巻物を作っていくなのね。アンちゃんと圭吾君とミハル君とネムちゃんよまひろちゃんと作っていくやでーって大きな声で言ったのよ。そしたらイサム君が「スパイは静かに行動をするんだ。僕はそうするよ。実は王子さまはスパイだったんだ。」って喜んでたのよ。弓ちゃんが「台本には書いてないでしょ。王子様がスパイなんておかしいよ。」って困ってたのよ。そしたら、賢治君が「王子様でスパイってかっこいいよ。イサムちゃん。弓ちゃんもスパイになれば。僕ももちろんスパイだよ。木こりのね。」って言ってたのよ。
そしたら、アンちゃんがその部隊の統括部長はワタシネ。って言ったらイサム君がなんだよ。アンちゃんも仲間だよ。僕たちには階級なんてないよ。って笑ってたのね。
そしたら、「階級がナイ?変わった部隊ネ。」ってモイちゃんの方を見たのよ。
でも、モイちゃん泣いてて「涙が赤く見える。視界が赤い。」って言ってたのよ。
ニコちゃんもニコちゃんの絵巻物をたくさん作っていくのよってそれを見て思ったのよ。皆に自慢できる素敵な巻物。まひろちゃんにも自慢できるような絵巻物を作っていくなのよ。
ニコちゃん。僕も嬉しいよ。君の宇宙が君の巻物が大きく広くなっていくように祈っているからね。トキとみんなと見守っているからね