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モイちゃんの吾妻鏡 スパイウォッチ

俺は最近、自分の時間ができた時に古文書を読んでいる。それは北条氏の歴史だ。話によればこしろーには姉と二人の妹がいたそうだ。二人の妹は一人は朝廷に輿入れしたが流行病で亡くなったそうだ。もう一人は仏門に入り、仏の道を修めが北条宗家と対立し、自害してしまったようだ。俺には二人の記憶がある。それを思い出した。まだ朧げではあるが今はニコはユキちゃんと桃子がみてくれている。米津や有原には迷惑をかけていたような気がする。これからはみんなで決めて、今より流動的な北条家にしていきたいと思う。ユキちゃんが来た事で気づいたこともある。俺たちは戦いが身近にある。みはるが俺やニコのことを心配するのもよくわかった。ニコもユキちゃんのおかげで笑顔が増えたような気がする。ユキちゃんはドラゴンになれるからニコのペットのようなところもあると思う。スパイの力やアメリカスパイ軍の捜査もまた進んできている。俺たちも強くなった。だが、ニコがユキちゃんと魔法少女ごっこをして楽しそうにしているのを見るとニコには歴史の因縁だ。今のニコと昔のニコ、史実と、鏡もの、歴史を物語化して脚色して政権の正当性をアピールしたもの事、のことなど、どうでもいいのかと思ってしまう。ニコにはたくさんの可能性がある。俺も、それを見つけていきたい。

 

スパイの力はとてもいい力なのね。

頑張って、次に進むなのね。

 

一人で悩まんでもええやろ?俺らがおるんやから。

俺もいるだろ。むしかよ。おい、きいてんのかよ。うざくてもこれが俺の芸風だよ。

 

僕も、力になりますから。

 

あの、変身術のこと、聞きたかったら、なんでも聞いてください。わかる範囲で答えます。

わかる範囲て。何。

 

北条くん。本をの読んでいるの。北条くんは体を動かす方があってると思うわ。そんなに難しい顔しないで。

 

何か勉強をしたらしっかりと休むなのよ。休むこともたいせつなのね。

 

アラ、結構、わかってきたじゃない?ニコちゃん。

ふふふ。勉強してるなのねー。

 

そうか、ニコ、今日は久しぶりにコーヒーを淹れるぞ。

ニコちゃん、長いの嫌なのね。

そうだな。蜂蜜入りのホットミルクだ。最近、ニコを見ていて、思いついた。

名前は、そうだな。ミルキーウィッチだな。

なんやそれ。

名前だ。この間も、コーヒーに名前をつけたぞ。

お前は名前をつけるのが好きなんだな。

いや、俺は技や新しいものを作るのが好きなだけだ。

そうか。お前、よく、稽古してるもんな。俺にもそれ、一つくれよ。熱々じゃないと嫌だから、オレ。

わかった。

僕にもください。

なんや。ミハル。おまえもか。

みんな飲むんやないかい。

あの、それて、ワタシにまくれるいうことですですか。

アラ、アタシも飲むわよ。

アンちゃんものむなのね。 

ワタシも飲もうかな。

 

そうだな。こういうことが記録をつける意義の一つか。史実と記録の違いは今は置いておく。

ただ、一つ言えることはこれが今の俺たちの姿だということだ。これを明確化しておくとアメリカスパイ軍であろうと、外国や別の世界の勢力であろうと勝てるかもしれない。

 

でも、わたし、こんなうまい飲み物。初めて飲みましわ。こっちきてみてよかった。

ネェ、コレ、とても暖かなるわね。ワタシ、生きているみたいだわ。

アン。お前は生きているぞ。ニコも前に進んでいる。

アリガト。ワタシ、みんなが好きだわ。とっても、ウレシイワ。

そうか。お前も、いい奴になってきたな。

ソレハ、分からないわよ。気をつけることね。

それはかまへんねん。俺が止めてやるで。

 

僕もです。

アラ、ミハルくんにやっつけられるの?アタシ、それはそれで嬉しいわね。

おい、お前、悪い奴になるのか。

 

チガウワ。ニコちゃんといるもの。

そうかよ。

ニャ。アンは悪い奴じゃないと思うのにゃ。

 

何かあったら、タダじゃおかないわ。

人気者は辛いわネ。

アンちゃん、人気者なのねー

ニコちゃん、ミルキーウイッチ美味しいやでー。