漫画の夢 バーストウオッチ
やる事、わかったら後は、一瞬やな。
お前も戦いに前向きか。すまないな。
何をいうてんねん。お前らだけやったら、悩み事ばっかで泥試合じゃい。
カンちゃんがいるのは心強いなのね。
お前、いたら空気変わるよな。
そういう風にしてんでしょ。バスケットボールと同じで悩んだ方が負けよ。
そうだな。相手の事や家族の事、モンゴル国の事、悩むことは尽きない。だが、そんなことより、大事な事があるんだよな。大きな権力闘争もあるがその中で、俺たちは出会った。皮肉なものだ。でも、おれはそれが悪いことだとは思わない。
そうです。北条さん。あの子はいい子でした。獅子堂さんはいい子でした。辛いこともその中にいいことがあるはずです。僕は負けません。
そうか。ミハルよ。頼もしいな。
俺もお前たちと出会ってよかった。これからも前に進んでいこう。
前に進むのね。つらくても、先に良くなのよーーー。
元気がええな。
当たり前やでー。かんちゃん。
また、俺の真似しとるな。
ふふふ。カンちゃん。面白いなのよ。
お前ら。結構、前向きだよな。俺なんて毎日大変でさ。お前たちに合わせるの。だって、外国いったり、織田攻めしたり、俺、お前らより、魔法好くないぜ。ただのブロガーだよ。でもさ、お前らといると俺も頑張れると思うんだ。実際、織田さんを追い詰めたし、モンゴルでも大活躍だしな。できすぎかな。でも、汗かくの楽しいよ。前より。
俺も、この間、漫画家の先生におうたで。ヒキの人質になっとった。でも、俺がな。助けてやってな。活躍したんやな。人間の心の世界はな。誰にも止められないんや。想像の力はな。とても強いねん。でも、その先生が言うにな。想像より、私は創造の方が好きですね。いうてな。なら、俺の知ってる想像とちゃうな言うてな。わろうたら、今度、あなたみたいな肩を私の漫画に出しますね、いうて何のことかいな。いうてわろうてたら、そちらの方も出します。いうてヒキの奴も出ることになってん。世の中、何がおこるか。わからんな。と思たわ。俺。
そしたらな。ヒキが漫画だと、この醜態を漫画にするというのかと泣いとったわ。
泣く事、ないやろ。と突っ込んだら、後白河の神兵としてなんという屈辱やと、俺、いうたんや。お前、芸術家やろ、トライアンドエラーやで。いうて元気つけてやってん。
そしたら、漫画家の先生がな。そこはカタカナ語なんですね。面白いです。ネタにします。というて、何の事やねんいうて、わろうてた。そしたら、あいつも出てきて、俺が世に出るのか。この俺がいううて感傷に浸り出したな。なんやこいつら、豪族いうんはいろいろ、深刻なんやな。と思たわ。そういう意味では、漫画家の先生の方が笑顔が素敵やから、気楽やねんかなと思たわ。
その時、北条は漫画家の先生か。米津、今度、学校の先生にも聞いてみよう。先生は漫画に詳しいから、きっと喜ぶぞ。といった。
米津はほうかいな。今度聴いてみぃと笑った。
有原がおい。お前たち。おれが頑張っているときに青春ストーリーかよ。俺は織田さんが強いし、モンゴルの豪族やらなんやら大変なんだよ。敵はどんどん増えるんだ。
向田がアンタ、何いってんの。頑張んなさいよ。私たちはね。海よりも深く山よりも高いのよ。それにバスケットボールはなかなか、ボールが来ない時があるの。そん時は辛抱して次のターンにつなげるの。
そうか。でもさ、俺、大変だよな。桃子ちゃん、頼りたいよな。だって、すぐ来るぜ、スマホでさ。
有原、桃子は今忙しい。夢に向かって頑張っている。あいつも俺たちの仲間だ。だが、夢も大切だ。
そうなのかよ。でも、織田さんがアメリカ軍が強いんだよ。
俺たちなら、アメリカだろうと、モンゴルであろうと勝てる。
そうかな。
何、あんた、一人じゃ何もできないの。なら、手伝ってあげるわ。
なんだよ。お前にできんのかよ。
チームプレーは得意よ。
本当か。お前、いつも悩んでんだろ。
皆と出会って変わったの。変わってないかもしれないけど、勉強中なの。
へぇ。そうなのか。なら、見せてもらおうかな。
嘘はついてないわよ。頑張っていくの ニャ
なんて。
何でもないわよ。
皆、頑張っているなのね。ニコちゃんもがんばるなのよ。
その時、ニコちゃんのスパイバッチが光った。
そして、「ソウネ。夢に向かって、頑張る事は素敵よネ。」と笑った。
そうだ。俺たちは今を生きている。ミハルや向田、米津、有原、ニコを見ているとそう思う。
先生が俺に何かを教えてくれたように、俺も誰かに何かを教えられる人になりたい。
先生は俺に漫画の楽しさを教えてくれた。あれがなかったら俺の日常は戦いづけだった。先生に感謝したい。俺の中に漫画がある。それは素敵なことだ。これからもこの6人で頑張っていこう。皆。俺たちなら、アメリカ軍であろうとモンゴルの豪族であろうと勝てるよな。