あの子が私と仲良くしたいようよ。ももこちゃんってあの子、警察の人でしょ。私わかるわ。だってあの子、筋肉を隠してるもの。あの子は私たちを監視していると思うわ。そうね、ニコちゃんは純粋ね、でもね、相田さん、私たちは仲良くなれないの。でも、あなたは好きよ。ねえ、一緒にいることって仲良くすることなの、仲良くなくても一緒にいれば良いんじゃないの?また、バスケットボール、しましょうね。それから、ハンバーガーも食べましょう?それにたくさんせかいをみるの。私、あなたいると落ち着くの。仲良くしましょう?ねえ、ニコちゃん?
ニコ、たくさん、お手伝いしたなのよ。明日も、楽しみなのよ。いろんなこと。
そうね、楽しみね。
何、びっくりしとんねん。ニコ。
なんでも、ないのよ。なんでもないやで。
ないやでって、なんや。まあ、ええわ。
ほーやねん。カンちゃん。
でも、あんまり無理すんなよ。
ありがとぅ。カンちゃん。
元気出たなら、ええわ。
お前、ニコ、大分、苦しいそうだな。あんまり無理したら、ダメだからな。長い映画もインターバルが必要だ。沈まぬ太陽知ってる?
圭吾君も、ありがとうなのよ。圭吾君はたくさん映画を見てるなのよ。すごいなのよ。
映画は俺にとって、テレビだから、見るのは当たり前だ。
ニコちゃんも映画、見てみたいのよ。
スパイ映画とか、
その時、ニコちゃんの右目が赤く光った。
ニコちゃん、スパイ映画は怖いのよ。魔法使いの映画にするのよ。
そうか、なら、オズの魔法使いなんて、どうだ、ニコはドロシーっぽいし、
その時、ニコの左目が緑に光った。
ドロシーちゃんってどんな子なのよ。ニコ知りたいのよ。
えぇー。ニコ、ネタバレかよ。まあ、良いけどさ。そうだな。主人公のドロシーがブリキのかかしとか、ライオンと出会って、魔女を探す旅に手間かけるんだ。その旅の中でドロシーは成長するんだ。ニコにおすすめだ。ニコは魔法が好きだしさ、それにいろんな仲間に出会うのも、俺とか、俺とかも入ってる?ニコ、まあ、俺とかに出会って、北条とかももこさんとか、たくさんの人に支えられてるからさ。
ニコちゃん、オズの魔法使い見てみたいのよ。
そうか、それでさ、歌がいいんだよな、オーバー ザ レインボーってのさ。ニコ、英語、わかるよな。ささっと、歌えるんじゃない。知らないけどさ。
ニコ、英語、分かるのよ。
その時、ニコちゃんの目が赤く光った。
有原は驚いたが、話を続けた。
英語の歌だ。きっと気にいると思う。
ニコちゃんはそのオーバーザ レインボーを歌った。 ニコちゃんは英語を話している間は別人のようだった。そして、歌い終わると、今日は歌ね。有原君。ありがとう。ニコちゃんのお友達になってあげてね、と笑った。何故だか、その時のアンちゃんの顔はニコちゃんのお母さんように少し、優しそうだった。
アンが笑うとニコちゃんに変わった。目の色が緑色に変わった。
歌、良かったのよ。英語の歌、楽しいのよ。ありがとう、
有原はびっくりしていたが、ニコが一番、変身の力が強そうだなと深く考えていた。
ニコは今日は圭吾君ともももこちゃんとも友達になったのよ。カンちゃんは面白いし、モイちゃんのところにいこう。とモイちゃんのところに行った。
そこではモイちゃんが空手の練習をしていた。
おう。ニコよ。嬉しそうだな。ニコちゃんはオーバーザレインボーの話をモイちゃんにした。
そうか、魔女を探しに行ったのか、ドロシーはと笑っていた。今度、みんなで出かけよう。と笑った。
ニコはモイちゃんにタオルをあげた。モイちゃんは汗を拭いた。
ありがとうな。ニコよ。と少し、嬉しそうに言った。
ニコちゃんは笑った。
夕方の時間が進むとネムとミハルが帰ってくる。ネムは向田とローマ字で名前が入っている。カバンを背負っていた。
ニコ、アンタ、今日、どうだったの?
ニコは歌を圭吾君に教えてもらっていたのよ。オーバーザレインボーなのよ。
なんて、 にゃにゃ。英語は苦手にゃ。言葉を頑張って覚えた理真似したりしたのに、英語までは大変にゃ。
オーバーザレインボーなのよ。ねむちゃん。ニヒヒ。とイタズラっぽく、笑った。
ミハルが見ていて、
向田さんも苦手なことがあったんだな。と笑った。
松平君。ニコちゃんは笑った、
オーバーザレインボーなのよ。と笑った。
ミハルは僕にも教えてください。言葉も武道なので。嗜みです。と笑った。
ミハルは英語を誰かに習うのが、カッコいいと思った。フランちゃんにも教えてあげようかな?と思った。
その時、車が止まる音がした、ももこちゃんの車の音だ。白色のスポーツカーだ。
ももこちゃんなのよ。ももこちゃんの音はすぐ分かるのよ。ももこちゃんもオーバーザレインボーなのよ。とにひひと笑った。
ニコちゃん、オーバーザレインボーだね。虹の彼方にだったかな?僕、それ知ってるよ。と笑った。
ももこちゃんもみんな知ってたのよ。オーバーザレインボー、でも、モイちゃんのだけ、知らなかったのよ。モイちゃんって空手もお相撲も強いけど知らないこともたくさんあるなのよね。と不思議な顔をしていた。
ももこちゃんは、そうだね。みんな、知っていることや得意なところ違うんだよ。ニコちゃん、覚えておくといいかもね。と笑った。
そのとき、ニコの瞳を見た。赤くなってるね。ニコちゃんの変身の力は強いんだね。と笑った。
その時、ニコちゃんはみんないろんな人がいるのよ。ももこちゃんと笑っていた。
アンもそうよ。と言っていた。
そしてこう言った。魔女に会えるといいわね。ニコちゃん。相田さん。と怖がらせるように言っていた。お巡りさんともなかよくね。とささやくように言った。