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秋の学校 鎌倉殿の13人

お題:家族でもソロでも

 

 

秋の学校 鎌倉殿の13人

 あれから先輩の顔に笑顔がなくなった。笑顔はあっても固くなったような気がする。悩んでいる。苦しんでいるように見える。声真似ももちろん聞いるそうだ。好きな物だって見ているそうだ。けれども笑顔が固いような気がする。同じクラスのみーさんに先輩の事を聞いてみた。あの人はあの人の世界があるのよ。アンタには関係ないでしょの一点張りだ。みーさんは先輩の事が好きなのにきつく当たりすぎだ。どうして素直になれないのか。ましてや兄妹だ。兄と妹だ。もっと、アットホームに言い合えるはずだ。俺は羨ましい。兄弟がいないから、だからもっと大切にしてもいいんじゃないかと思う。仲間や兄妹はもっと信じあうもの。疑心暗鬼になって戦うものじゃないと思う。でも、この間、先輩にお前だって、バトミントン好きだよな。タイとか欧州に行くんだよな。強くなりたいと思うよな。なら、分るはずだ。俺だってそうだった。だから今、ここに居るんだ。今まで見えていなかった所が見えて俺は嬉しいよ。仲間も増えて皆俺の事を心配してくれてだから、俺はもっと頑張らなきゃなでここまで来たんだ。後は、これに応えていくだけだ。でも、この悩み一つだって楽しんだぜ。お前、メソメソするなよな。と笑った。

けれど、俺には先輩は無理しているような気がした。俺たちが入ってきて規模が大きくなって大変になったからこうなったのかと思った。けれども先輩はそっちの事は気にするなと笑った。後は俺やお前は目の前の事に集中するだけだ。とうさんやみーのことも。少しずつやっていこう。お前は夢のためにプレーすればいい。俺の事は俺がやる。と言って心配している俺をはねのけるようにした。俺はドンブラザーズだって。ウイッチウオッチだって。仲間がいるはずだ。俺たちにもう少し頼ってもいいんじゃないですかと俺は強くいった。先輩は一人じゃない。皆がいる。それを伝えたかった。それに兄妹がいることをもっと楽しめよ。とおも思った。先輩はそうだな。俺も魔法使い失敗だな。おっさんやヒキさんやみーとか父さんとかといる時間が長かったからな。お前やあーみたいな。青春頑張りタイプはなかなかいなかったから。それが今、新鮮なんだ。お前見てると。お前は俺とは違うよな。悪党やサブカルタイプでもなくてスポーツマンタイプだよな。カラッとしてる。悪党だ。でやっていくんじゃなくて悪い事も楽しんでいくんだ。俺だってそういうタイプが良かったさ。でも、なかなかできねえ、俺は。だから、それができているお前は、いいやつだ。と笑った。先輩だって、いつも豪快で、これと決めたら一直線です。いいっスよ。そういうの。俺は・・・。だから、それがいいって言ってんだよ。俺は結局、おっさんと同じか。それよりも。違いますよ。先輩は先輩でいいんスよ。俺たちいますから、それにみ~さんだって。ありがとうお前。お前は強いな。先輩は笑った。

それで終わろうとしたから、もっとカラッと相手に負けたら次に切り替えて、相手に勝つ事だけを。ダメだったら次、頑張ればいいんっス。次、次、次ッス。また鍛えて頑張ればいいんスよ。と笑った。お前は、青春頑張りタイプだな。と笑った。先輩こそと俺は言った。

今日も気が付けば夕方だった。遠くで夕日に照らされた雲がきらっと煌めていた。風も少し、冷たくなってきた。ああ。秋だな。と思った。去年の今頃は何をしていたかな。学校に入る前、そうだな。一年や二年前の話しなのに少し昔の時代の様に感じられた。来年の今頃もそんなことを思うのかな。と俺は思った。