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お母さん、アリガトウ。の法則。 アルティメットセオリー。 パラレルファクター

お母さん、アリガトウ。の法則。 アルティメットセオリー。 パラレルファクター。

 

やぁ。聞いてくれ。チャンに赤ちゃんが生まれたんだ。

 

いや、正確には、バーニィにだけど。うーん待てよ。赤ちゃんは、一人では生まれないから…。チャンも関係あるかな。?

 

ふふ。そんなことは、どうでもいいか。僕はね。不機嫌なんだよ。だって、今日は、オフの日で、レオナルドと、ベリーと一緒に、ハリハリウッドにある。魔法使いケン・ポッターランドに行く予定だったんだ。もう。赤ちゃん。こっちにくるなら、姿現しの術ぐらい、勉強してきてから、生まれてきてほしいよ。姿現しの術は、初等科向けの魔法の術で、小学校1年生向きの術なんだ。まったく。早い子は、幼稚園からでも、できるって言うのに。もう、まあ、赤ちゃんには無理か。でも、チャンの子だからね。それぐらいできるはずだよ。

 

まったく、君のせいで、ケンも、ロニーも、エマもおじゃんだよ。

まったく。しかもね、朝の速く。しかも、朝の朝だったんだよ。空なんか、まだ夜みたいだった。時計は、朝の3時だったけど。まったく。レオナルドったら、手荒なんだよ。

朝の歯磨きも、寝癖直しも、そこそこに、「いくぞ。シャルダン。行きますよ。博士。バーニィの赤ちゃんが生まれるって。」と、言ったんだ。
もう。僕はね。眠いんだよ。そう言ったら、レオナルドは、チャンは、僕らの仲間だろ。

それに、真実の愛、ルビアウを愛する者が、命の誕生という、素晴らしいことに対して、

そんな利己的な事を言うんだね。エメリッヒ牧師の息子も、落ちたもんだ。

カウボーイシティーの神童も、神の童も、ここまでか。と笑った。

 

レオナルドは、そういうと、ベリーと、行こう。行こうといって、僕を置いて行こうとした。カウボーイシティー。懐かしい名前だ。そう思った。今僕は、ビックバンスマイルに住んでいるけど、大学に来るまでは、カウボーイシティーという、カメリア西部の荒くれ者の町で育ったんだ。だから、野球もよく知ってるよ。エメリッヒ牧師、父さんに教わったからね。

カウボーイシティー、いい街だった。荒くれ者だらけで、銃の火薬のにおいと、馬のおしっこや糞のにおい。嫌なにおいだったけど。今思うと、いい匂いだった。

 

ああそうそう。カウボーイなまりも、あったな。本当は、クイーンズイングリッシュならよかったけど、荒くれ者たちは、皆、なまっていた。人を見たら、「おお、どうじゃ。調子、どうや。?いこうや。どかあじゃ。」って、もう、スぺーイン人じゃないんだからね。あーあ。僕も、クイーンズイングリッシュの地域に生まれたかったな。

だからね。僕は、一生懸命、クイーンズイングリッシュを覚えたんだ。

 

美しいでしょ。僕の声。スタンダードでしょ。僕は、オレンジシティーは好きだけど、あの訛りだけは、嫌だと思っていたんだ。でも、皆、街の野球チーム、マグマタイガースを応援していてね。皆、野球を見ていたよ。僕には、退屈だったけど。

レオナルドの車、正確には、ベリーのピンク色の車の窓から夜なのか、朝なのか、分からない空を見ていると・・そんなことを思い出した。

運転は、レオナルドがしていた。レオナルドの運転は、とっても、上手だった。

荒くもなく、遅すぎもない。とっても、快適だった。責めるとすれば、この車のデザインだ。ピンク色だ。ちょっと、ラメも、入っている。こんな女の子のおもちゃみたいな色の車に乗るなんて、屈辱だよ。僕ならもっと、いい車に乗るよ。リムジンとか。フラーリとか、トライアンプーとかね。もっと、勇ましいのにのりたいよ。

 

僕はね。インドア派だけど、カウボーイシティーの男なんだ。ほこりが高い。糞尿の匂いがして、衛生的とは言えないけど、あの街の人は、死ぬことを恐れない。泣いている人がいたら、自分の腕を失っても、助ける。そんな殊勝な街なんだ。

そんなことを思っていると、

車は、アミルンの家に止まった。すると、アミルンが、待ってマスタと言わんばかりに、

僕の隣に飛び乗った。まるで、赤ちゃんが生まれそうな、妊婦さんみたいだった。

ちょっと、待ってくれ。赤ちゃんが生まれるのは、バーニィと、チャンなんだよ。なんで君が。と思ったけど、彼にとって、チャンとバーニィは、家族なんだ。

ということは、彼にとって、このことは、一大事だ。だって、家族が増えるんだからね。

ここで、少し、訂正させてくれ。さっきは、怒ったけど。前言撤回だ。

 

僕は、ルビアウのファンだからね。慈悲深いんだ僕は。慈悲の心がなければ、ルビアウは、読めないよ。ルビアウは、いいよ。あれこそ、真実の愛だ。

 

レオナルドに、そういうと、「あれ。シェルダンが、訂正だってさ。こりゃ、何かが起きるんじゃないの。ああ、だからか。だから、チャンとバーニィに、赤ちゃんが生まれるんだね。」と、笑った。僕は、嫌な気持ちになって、「集中して運転しろ。レオナルド。」といった。

 

僕たちが、そういっていると、ベリーは笑った。

僕たちのやり取りが面白かったらしい。僕は、真剣だ。事故になったら、どうするんだ。

まったく。女の子の考えることはわからないよ。

僕がそう思っていると、アミルンが「ハヨウ。イグベ。」と、インディラの言葉で言った。

 

うーん。よくわかんないけど、そんな言葉だったと思う。僕は、インディラの言葉は、よく知らないんだ。アミルンは思わず、お国のことばが出てしまったみたいだった。

 

僕は、そんな汚い英語、使わないよ。僕はいつでも、スタンダード。国際標準のクイーンズイングリッシュさ。ほら、今、僕が話してるみたいなね。

でも、母さんのカウボーイ イングリッシュを電話で聞くと、良いなあ。お母さん。会いたいなあ。と思うよ。なんでだろう。僕のお母さんだからかな。お母さんは皆好きだよね。

あーあ。僕のお母さんも、クイーンズイングリッシュで、話せばいいのに。

僕みたいに、正しい発音で、話せばいいのになあ。

お母さん。僕を生むとき、どうだったんだろう。

痛かったかな。?

そんなことを思っていると、病院についた。病院にはシュチューイもいた。

シュチューイは、お産の本を読んでいた。お母さんでも、お父さんでも、女の子でもないのに。

僕は、笑った。クイーンズイングリッシュで高貴にね。

でも、お母さんの事を考えると、分かる気がした。

僕たちは、友達だ。仲間だから、あの部屋の向こうに行けなくても。

一緒に戦っているんだ。赤ちゃんが生まれるのに。戦うってなんだ。

そこは、友人に出会うようにハローって、和やかに結うもんじゃないのかって高貴に思った。

 

皆、生まれるのを待った。あの部屋の前で、赤ちゃんが生まれる部屋の前でね。

僕らは、新しい友人を待っていた。部屋というと、この時、僕はケン・ポッターの秘密の部屋に、必要な部屋に、忍びの地図の事を考えた。

こんな時に申し訳ないと思ったが、このことを思うと叫びたかった。

ちょうど、この時、赤ちゃんが生まれる部屋から、バーニィの叫び声が聞こえた。

それを聞いたとき、僕は、叫びたいのはこっちだ。魔法使いケン・ポッターランドに行く予定だったんだぞー。僕は―。と言いたかった。

だけど、今日は、皆、慌てていて、おどおどしていたので、やめた。

 

僕は、知恵と勇気のグリフィン道だからね。

ここで、心を乱したら、グリフィン道に反するよ。

その時、赤ちゃんの生まれる部屋から、産声が聞こえた。

オギャー。オギャー。と、うるさかった。

でも、みんな喜んでいた。

アミルンは、インディラ人も、びっくり。と、泣いていた。ベリーも、この前出ていた映画の時よりも、泣いていた。上手にね。

シュチューイは、サンキュー。ジーザス。と、叫んでいた。

 

シュチューイは、信心深いんだな。僕は、父さんは好きだけど、神様はちょっと信じられない。ああ、ヨンタのおじさんは別。ヨンタクロースは僕ら、子どもの味方。

ああ、子どものというと、この時、カウボーイシティーのお母さんにありがとうを伝えたくなった。僕のお産。僕が生まれたときの事を考えていたから。

僕は、曽爾おことを考えると、僕も、僕のお母さんも、痛いのを苦しいのを超えてきたんだね。と、思っていた。

 

後で、チャンに赤ちゃんを見せてもらった。女の子だった。小さくて、生まれてすぐに、バーニィのおっぱいを飲んで、おくるみの中で、寝ていた。

赤ちゃんは、とっても、気持ちよさそうに寝ていた。

のんきなもんだなと思った。気持ちよさそうに寝ている赤ちゃんの顔を見ていると、

僕は、思わず、「よう、きんさった。ようこそ。ゆっくり寝て、つかあさい。」と、言った。僕は、この時、変だなと思った。クイーンズイングリッシュじゃなかったようなと思った。

 

僕が、そういうと、レオナルドが、パーデュン。と笑った。

僕は、何がおかしい。抗議する。と、怒った。

チャンは、その間も、バーニィのベットの横で、よく頑張ったね。バーニィと、バーニィに声をかけていた。

 

バーニィは、寝ていた。いつもの赤い眼鏡を外して、美しい母の寝顔で、寝ていた。

親子で、そっくりな顔で、僕は、その顔を見みると、お母さんに感謝を伝えたくなった。

高貴に、アリガトウ。と伝えたくなった。

戦参り。オレラクゴ 春風亭洛中 パラレルファクター。

戦参り。オレラクゴ 春風亭洛中 パラレルファクター。

せんろテツロウは、笑いが止まらなかった。

こうかくと、せんろ議員が、悪徳政治家みたいだが。今日は、笑っても、仕方がなかった。

なぜなら、カメリア国、はじめ、海外では、今、ワコクブームだそうだ。

時代劇、落語、歌舞伎、お能というハイカルチャーから、ワコクの、おれんじ鉄道、カイリク新幹線といった。ワコクの電車や鉄道、ラーメンや、ガーリッククラッシャーと、行った食べものまで、大人気なのだ。せんろさんは、チュリグ、キスビットと、結んだワコク友好大同盟、それにこの戦後70年間、堅実で、厳格に守られている和椿同盟が、守られているのネ。いやはや。と笑っていた。

 

和椿同盟と、いうのは、ワコクと、カメリア国が、戦争を乗り越えて、太平洋を隔てた大国同士として、お互いに、両国に対し、忠義、尊敬、相手を思いやる気持ちを持ち、新たな時代を迎えていこうという事を念頭に作られた条約である。

時の内閣総理大臣、吉田 シゲオにより結ばれた。せんろ議員は、吉田シゲオ総理を尊敬していて、彼の伝記を穴が開くほど、読んだ。

 

長きにわたる、四年にわたる戦争を超えた、ワコクと、カメリア国。

血で血を洗い、鳥人間によるワコク大侵攻と、それを食い止めんとするワコク抜刀隊による南方決戦、そして、てつのくじら、てつのとらによるカメリア海軍、水中人部隊による、大海戦、血と涙と、悲鳴、そして、女たちは、男たちの。海の向こうでは、恋人が、戦地に向かう、彼女たちを見送った。

 

すずこも、そうであったように、皆、そうであった。

すずこは、銃後を守った。カメリア国でも、ワコク人の大和魂。誰かを守るためなら、なんでも、する。たとえ地獄の炎で、やかれても、その灰の中から、立ち上がった人たちが、国づくりをすればよいという、その勇敢さ、ワコク人だけが持つ、その恐ろしさを恐れていた。

女は、海の向こうからくる、人間、侍たちから、子供を守るため、震えていた。

しかし、顔は、とびっきりの笑顔を作った。

 

あるワコク人が、切れば、カメリア人も切る。切って、切られてまた切って、そんな毎日が、続いた。

 

もう繰り返してはならない。ある男は、ワコク人の父とカメリア人の母の間に生まれた。

幸せであった。しかし、戦争がはじまると、すべて失った。

幸せなオレンジ農園も、ワコク人としての名前も。生きるために、男は、カメリア人の名前を名乗った。家も、敵味方に分かれた、弟は、アイム、ワジン。と、言って、ワコク語も、ろくにわからぬのに、ワコク軍に、入隊し、カメリア軍のアルスラーン ドラゴンズという、軍と、リュウキュウ島で、戦い、亡くなった。

家族が、敵味方に分かれ、切り合う。と、いうのは、どこの国であっても、身を切られるつらさがある。聞くには、勇ましいが。みな生きている。で、あるから、政治家は、いや、国民は、戦争を繰り返してはならない。

と、彼も、新人研修で、習ったはずである。

春風亭りゅういちろうさんの落語を聞くように、何度も、何度も。

 

さっきの、海を渡ったワコク人の戦争体験は春風亭りゅういちろうさんの落語、戦参りに、詳しい。せんろさんは、春風亭りゅういちろうさんのハナシの中では、一番のお気に入りだそうだ。しかも、このハナシ、りゅういちろうさんが、師匠の洛中さんから、譲り受けたもので、授けられたものらしい。洛中さんは、戦争に従軍している、戦地の陣地や野営で、古典落語から、洛中話(春風亭の皆それぞれのオリジナル話、このころは、洛中話と、呼ばれていた。)

しかし、洛中さんは、もう、陣地や野営では、落語も、長唄も、小唄も、謡も、披露したくないという。皆、笑わないのだ、皆、笑いたいのに、その心を殺して、耐えている。忍んでいる。そんな姿を見て、洛中さんは、「こんな所、アタシがいるところじゃ、ねえとおもったね。」という。だから、娘のもみじにも、今若手で、大人気のりゅういちろうにも、「戦は、いけねえ。」と、口を酸っぱくして、話している。

 

そんな暗い歴史を乗り越えて、今の二国、ワコク、カメリア国の関係がある。

それを乗り越えて、皆、生きているのだ。

 

ここは、とある寄席、カメリア人の観光客も、ちらほらと、見える。

 

今ここで、大人気なのは、りゅういちろう、もみじ。と、言った若手たちと言いたいところだが。カメリア国の時代劇ブームも相まって、この寄席では、洛中、春風亭洛中なようである。年を取って、おじいさん。いや、若い頃は、かの丸山明宏さんのような端正な顔立ちで、女のようだと、言われていた。肌は白く、美しい。長岡の白菊の花火のようである。

しかし、時は立ち、その顔にも、少し、しわがある。

落語ファンからは、ババ様と、呼ばれている、しかし、このババ様。

美しい。まだ、まだ、どこか、うら若い乙女、青年のようである。

不思議な男である。せんろは、その男、洛中の、落語を聞いていた。

 

時代ものである。刀ばなしである。

これにて、ゴメンニンニンという、与太郎に、お侍が、剣術を指南するという筋書きである。

この話を聞いた。かの議員様は、大笑いであった。

 

はて、マクラでは、ワコク人気に、笑いが止まらなかった・・のではなかったか。?

はて、どちらであろうか・・・。どちらが勝っても、戦は、参る。

どちらで、笑っても、腹は参る。同じ参るなら、戦でのうて、笑ろうて、参りとうございます。

笑いとは、難儀なもので、ございます。

手前味噌。 この空の花。パラレルファクター

手前味噌。 この空の花。パラレルファクター 

 

ラジオを聞いていると、奏山県に、初雪が降りました。といった。

 

クロマルさんが、それをアナウンサーから、聞くと、

「そうか。初雪かぁ。通りで、局に入るとき、寒いと思っタァ。と、いつものあの声で言った。クロマルさんは、寒いのが苦手で、風邪も、この時期、引きやすくなるので、嫌なのだそうだ。今日は、アスミちゃんは、お休みだったので、その代りに、広瀬 マミコちゃんが、アシスタントだった。アスミちゃんは、この時期、クリスマスコンサートで、ワコク中の、病院や、支援学校、コンサートホールを回っている。

アスミちゃんからの手紙によると、アスミちゃんは、就労訓練をはじめたそうだ。

僕は、アスミちゃんのピアノが好きなので、ピアノを伸ばしていけば、いいんじゃないの。と思うが、アスミちゃんは、ピアノ以外の事も、してみたい。やってみたいそうだ。

僕は、それを読んだとき、そうか。アスミちゃんも、頑張っているんだな。就労訓練ということは、もしかしたら、神様のいたずらで、一緒に働けるかもしれないね。僕たちと思った。
神様のいたずらといったけど、皆、知らないだけで、この世界には、魔法があるんだ。思っても、見ない。素敵な魔法、びっくりする魔法がね。僕は、ボールペンを浮かせたり、空を飛んだりはできない。だけど、僕らにも、それがあると思う。100パーセント、胸を張って、あるとは、言えないけど。僕だって、とある国の英雄になったんだから、信じて、頑張ってみるのも、いいと思う。だから、アスミちゃんには、頑張ってほしいと思う。こうかくと、えらそうやんな。と思うけど、僕は、そう思うから。

僕たちにも、いや、僕らにも、きっと、できることは、あるし、魔法は、あると思う。

思う事、ばっかりだけど、僕は、そういう体験をしたんだ。

 

それに、僕も、最近、奏山の観光ボランティアを、会社がお休みの時にやっている。

だから、僕も、僕で、新しいことは、やっていると思う。

僕は、英語を話すことができるので、それが、カメリア人の方や海外からの観光客の方と話すときに、大いに役に立っている。

ピアノは、あんまり、ついていけなかったけど、英語は、洋画や海外ドラマ、特に、

カメリアのドラマが好きだったので、ついていくことができた。

僕の好きな、国木田先生が、言うように、「人間、何があるかわからない。捨てる神あれば・・なんとやら。」で、ある。

とまあ、音楽、特に、ピアノは、好きだ。

今でも、特に、アスミちゃんの曲が。また、一段と良くなったと思う。

さっきの手紙の就労訓練を始めたのが、良かったのかもしれない。最近、あっていないけど、また、可愛くなって、いるんだろうなと思った。

 

僕がそう思っていると、ラジオで、クロマルさんが、ゲストは、国木田邦子先生です。

といった。国木田先生は、僕が、ワコクの作家の中では、一番好きな作家で、代表作は、小寺勘十郎一家だ。小寺勘十郎一家は、江戸時代から続く、石屋、石材店を営む家族の生活を、時に、楽しく、時に切なく書いた作品だ。

 

不器用な父、勘十郎、そして、思春期真っ盛り、反抗期まっさかりで、恋も、芽生え始めた息子、アラタ。足に障害があっても、それに負けないで、自分を持って、いつも、明るい娘、こずえ。そして、小寺家の影のまとめ役、里子母さん。里子母さんは、小寺家の影のまとめ役なのだ。里子母さんがいるからこの家はまとまっているのだ。

 

その家に、いつも、家の縁側で、昼寝をしているおばあちゃんのりん。

 

そして、時代背景を考慮して、社会勉強ということで、この家に住み込みで働く、美夜。

この物語は、最近聞かなくなった。不器用な家族たちの物語だ。

 

家に住み込みで働く人が居たり、障害に対しての考え方が古いという所は、あるんだけれど、僕は、その世界を、読みやすく、温かい文章で、進めていく。国木田先生の世界が好だ。この話に出てくる勘十郎は、なんとなく、僕に似ていると思う、

 

僕は、国木田先生も、どこか、スレた。ちょっと、冷たい所があるから、僕とすごく似ていると思う。この部分については、アスミちゃんからも、よく言われる。

僕も、いけないと思う。だけれども、この部分も、自分だから、向き合っていかなくては、ならないと思う。そこから、逃げては、いけないし、受け止めなければならないと思う。

先日、僕は、カメリア国の女性二人の旅に、観光ボランティアとして、同行した。

どういうわけか、この二人。カメリア人なのに頑なに英語を話そうとはしなかった。

お一方は、英語が、交じったっていたが、もうお一方は、言葉に詰まっても、ワコク語で、とうそうと頑張っていた。僕は、見るに見かねて、英語で話そうとしたが、彼女たちは、

「イエ、マチーダサン。オキズカイナク。」と、言った。

これは、後から、分かったことだが、ワコクの文化が今、海外では、ブームなのだそうだ。

僕は、彼女たちが、そういうので、「そうですか。わかりました。」と、ワコク語で、いつもより、分かりやすく話そうと、心がけながら話した。

僕たちは、僕も含めて、英語を中心として、物を考えがちだ。

世界の事をしると、なると、どうしても、そっちの方へ、そっちの方へ、目が行ってしまう。

けれども、彼女らは、違った。ワコクの言葉を通して世界を見ようとしている。

僕は、この時、キスビットへ行った時のことを思い出していた。

 

キスビットには、魔法が、あった。僕は、それを学んだ。

僕はそこで、世界は、僕が思っているよりも、もっと大きい事を身をもって知った。

あの時、僕は、知らないものを好感したと思って笑っていたけど。

また、僕の知らないものを彼女らから、学んだのだ。

 

僕は、その事を国木田先生の話を聞きながら、思いだしていた。

 

クロマルさんが、国木田先生に「今、国木田サンが、勘十郎を書くとしたら、どうしますか。?」と、聞いた。

 

すると、国木田先生は、お上品に笑って、「そうですね。今、世界は、刻一刻と、変わってきているでしょ。?だから、彼らも、IT,特に、ブログ、あの、ホームページ・・・、だったかしら。?あれを始めて。・・・ああ、あの家の事だから、すんなりとはいかなくて、

パソコン一台、家に入れるにも、糸悶着あって・・・。でも、入れたら、涼しい顔して、勘十郎なんかが、こずえあたりに、新しいチラシ、作ってくれよ。」って、ぼそっと、聞こえるか聞こえないかぐらいの声で言って、たばこでも、吸いに行くんでしょうね。」と、笑った。

 

僕は、それを聞いたとき、そんな勘十郎父さんと、こずえの姿が、ありありと、想像できたので、クスリと、笑った。

 

それを聞いて、クロマルさんが、「そうデスか。ソウカもしれませんネェ。」と、笑って、こういった。

「情報化が進んでも、どんなに進んでも、彼らは、彼女らは、そのままデショ。」といった。

そして、こういった。「国木田サンが、そんな刻一刻と、変わるセカイに、期待と、イウか、その、コウ、あってなってほしいというものありますか。?」といった。

国木田先生は、クロマルさんに言われて、こういった。

 

「そうですね。今って、海外でも、国内でも、移動するときって、電車か、バスか、船じゃない。?特に海外行くときなんかは、船旅で、大変でしょ。?だからね。私、技術屋さんじゃないけど、空飛ぶ、船。飛行機って言うのかしら。そういうの、あったら、良いと思いますね。」と、言って笑った。

 

僕は、それを聞いたとき、嬉しかった。そして、空の旅も、いいかもね。と思った。

さすが、国木田先生と思った。

そう思うと、勘十郎父さんが、腕組みをして、飛行機・・飛行船?とにかく、その飛行機の、席に腕組みをして、本当は嬉しいくせに、ふん。と、鼻を鳴らして、座っている光景が浮かんだ。

その時、僕は、おかしくて、ふふっと、笑った。

僕は、そう思ったとき、幸せだと思った。この時、僕は、カメリア人の彼女たちの事を思った。あの彼女たちがが、ワコク吾や、ワコクの文化が好きなのは、これが、ワコクにはあるからだと思った。ゆっくりと、流れる時間。ちょっとした幸せ。そう思った。

だけど、それは、手前味噌やろ。?と思った。

 

だけど、そうかな。と僕は思った。僕は、また笑った。あれ、味噌だ。と思った。

こんなところにも、ワコクが、隠れていた。

そう思うと、僕は、ふふっと、笑った。

窓の外には、雪が、静かに、積もっていた。

敬天愛人 カメリア国がやってきた。カメリア国物語。パラレルファクター。

敬天愛人 カメリア国がやってきた。カメリア国物語。パラレルファクター。

 

コノセカイニハ、タクサンノ国があります。

 

ワタシは、海を見るのが好きです。

ワタシアミから、見る。青い海も、アロハー島の海も好きデース。

海に行くときは、可愛い水着を着て、泳ぎマース。

ヤマにも行きます。ウインター、ああ、冬で、雪が降ると、グリズリー山脈のスキー場へ行きます。グリズリーの雪は、パウダースノーで、メッチャ、サラサラしてイマース。アンサヘルさぁと、ヨク、遊びました。

スキーに、スノボ、なんでもします。ワコクの町田さんに教えてもらったユキガセン、ああ、雪合戦。良かったです。町田さん、ワコクのヒトね、カメリアのガイ。とは違う。

サムライ、寡黙なオトコです。町田さん、奏山の観光ボランティアです。

英語も、得意です。ワコクのヒトは、英語が苦手なヒトが、多いけど、町田さん。話せます。

私、ガイコクゴ、苦手なので、外国の言葉、難しい事、分りマス。

だけど、町田さんは、喋りマシタ。目を見て、喋りました。

ワコクの人たちは、カメリア人より、シャイなヒトがおおいですネ。

だけど、町田さん。良かったデス。

 

町田さん、見てると、ワタシも、外国に行ってみたくなりましタ。恐れずに、英語で、海の向こうのヒトとも話しマスデス。大変よろしいデスネ。その姿勢。

ワコクのカナデ山に言った時、ソウ、思いマシタデス。

ワコクにいたとき、居酒屋で、眼鏡をかけた面白いおじさんから、

ワッチャ、ネームって言われて、「アンヌ・ムラマツ。」って言ったら、

その人は、「オー、アンヌ・ムラマーツ。ムラマツキャップとアンヌ隊員ですね、

ああー、ワコクーズ、特撮、ト・ク・サ・ツ。これはですね。ハイパーマンと言う、ツブラヤ・マサトの特撮で、ですね。その二人はですね。その特撮に出てくるんですね。僕、町山といいます。ナイスチューミーチュー。ミス。」と、笑いました。

その人は、町山と、名乗りました。

同じ、町でも、行ってくるほど違イマス。

だけど、町山さんは、面白いので、許しマシタ。

ワタシは、人を愛します。キチノスケサァのように。

ツヨイ・・ヒトになります。

これぐらいで、メソメソしません。ヤッセンボ。ヨワムシ、デナカデ。

アンサヘルに、笑われマス。クライ。ダッタラ。

アンサヘルは、ワタシのフレンドネ。名前も、同じ、アから、始まるので、イツデモ、一緒デス。ワタシタチ。

ベストフレンドです。親友です。イチゾウサァと、キチノスケサァのように。

たとえ、道は違っても、遠くにいても、オトモダチデース。

アンサヘルサァも、ガンバッテくいやい。応援しとるでの。オイは。

 

私、カメリアしか、しりません。英語しか、話せません。

 

けど、違う国も、見てみたい。感じてみたいと思って、ワコクの奏山に来ました。

ワコクは、良い所です。ああ、ワコクノガーリッククラッシャーしっていますカ。

ワタシ、びっくりしたデス。そい玉にも、いきましたデス。

商店街、メッチャ、オシャレダと、オモイマシタネ。

幼なじみのシャルダンにも、ミセテアゲたいです。

シェルダンは、昔から、頭が良くて、シンドー。グットボーイ。スマートでした。

けど、シャルダンは、頭でっかちデス。本やTVの知識ばっかりデース。そこだけ、シェリーは、バッドね。シェリー、いうのは、シャルダンのあだ名です。私は、ムカシから、シェルダンのことを、シェリーと呼びます。

ワコクのドラマのせごどんと同じです。

 

西郷サァは、イイヒトデス。国のために頑張って、頑固一徹・・・サムライです。

ワタシ、せごどん。グッドです。ああ、シークレットで、シェリーも、グッドです。シェリーも、ヤワラカク、皆みたいにソフトニナレバイイノニね。

いつか、あなたと、オイは、世界をマワリタカデゴワハンデ。

ああ、これ、キチノスケさアのナマリ、アクセンツね。

私、次は、ドコニイコウカナ・・・イッタコトナイ、所がいいな。

シャルダンも、シェリーも、シラナイ、アイドーノーな、所。

私、好きな言葉あります。天啓愛人です。

このワードは、キチノスケサァの言葉デース。

意味は、天を、敬って、人を愛するという意味デース。

天は、スカイ。ンンー。あと、ウチュウノ意味も、入ってるかナッ。

愛人は、ヒト・・・ピーポーね。セクシャルな。意味は、アリマセン。

この世界は、つながってイマース。陸路でも、鉄道でも、

ああ。そい玉、行くとき、カイリク新幹線、乗リマシタデス。

色んなところ、行きたいですね。

キスビット・・なんかどうでショウ。

ンンッーー。行ってみまショウ。

私ノナマエは、アンヌ・ムラマツデス。ヨロシクデの。

オイの名前は、村松 アンヌでごわす。カメリア郷中薩摩藩士は、幕末、郷中と言う単位で、教育をうけとりモシタ。)よろしくおたのみシモス。

アンサヘル 頑張ってくいやい。

さかつさんの子供が元気に生まれるといいなと思いました。頑張れ、ブラザー。

さかつさんの子供が元気に生まれるといいなと思いました。

坂津さんは、パラレルファクターの仲間で、この間、僕の住んでいる所の方言についてツイッターで話しました。

さかつさんは、僕の書いているお話しのアスミちゃんが好きなんだそうです。

アスミちゃんは、ピアノを頑張っているので、さかつさんも、さかつさんの奥さんも、

赤ちゃんも、頑張ってほしいと思います。

命が生まれるとき、お母さんは、女の人は、苦しいし、お父さんも、苦しいんだな。男の人も、大変なんだって、思いました。

頑張ってください。僕も、応援していますから。

僕たちは、仲間です。頑張って。パラレルファクターの仲間です。

僕らは、僕たちは、うたまるさんのいう所のブラザーです。

頑張って。頑張れー。ブラザー。

オレ、応援しているからナ。さかつかナ。

頑張って。赤ちゃんも元気に生まれておいで。

あけぼの。オレラクゴ。 春風亭 もみじ パラレルファクター。

アタシの父は、ワコクで、有名な落語家だった。

 

だから、アタシは、生まれてから、たくさんの落語家さんと、寝食を共にすることが多かった。

と、いっても、まだ、子どもであったから、なにもなかったんだけど。

 

と、まあ、アタシは、洛中の娘出であるし、私の周りの落語家たちにとって、洛中は、師匠、芸の世界の親といっても、過言ではなかったから、アタシに、手を出そうなんてヒトはいなかった、

色んな落語家がいた。乃木さんに出会ったのも、そんな頃だった。

 

乃木さんは、兄の直樹さんのように、海外の国々を相手に、貿易をする貿易会社に勤めろ。と、お父さんに言われたみたいだ。

けれども、乃木さんは「僕は、僕の行きたい道を行く。僕の人生の主役は、僕なんだ。」と、声を大にして、当時、ワコク落語界で、一番、面白いといわれていたアタシの父に、弟子入りを志願したそうだ。アタシなら、そんなことできない。少なくとも、その頃の小さいアタシじゃあ、できやしない。そう思った。

今の大きいアタシでも、できやしない。今のアタシには、落語があるから。小さいころは、小説家になりたかった。

けれど、アタシは、落語の子だだから。落語の方が、好きになってきてしまったわけでございます。

 

落語って言うのは、面白い。男にも、女にも、子どもにも、娘にも、サムライにも、なれる。

こんなにいろいろな人になれる仕事も、他に、ねぇってものでございます。

 

高座に上がれば、女、男、関係は、ありませんで。この喉と、声、そして、この発声、「アーーー。」という風なこの美声。美声というと、よく、ソプラノは、顔があまりよろしくないと、言いますが。

私の顔はどうですか。?カメリア人の方や辛国の女の子たちには、負けますが。

 

ワコク、ナデシコで、いいでしょ。?ワコクの女は、いい女。ワコクの紅葉はいい女。ワコクの話は、良い話。言うでしょ。?えっ。言わない。そんな。ヨヨヨヨ。涙が、パラり、パラりと、

涙、涙といえば、ここに、エミリちゃんという、落語をやっている女の子が。女の子が。

「私、満島 エミリです。17歳です。奏山高校、二年でーす。」このエミリちゃん。

無類の落語好きで、ございまして、得意な落語は、がまの油で、ございます。

 

エミリちゃんは、来る日も、来る日も、さぁさぁ、お立合い。ここに、取り出したるは、がまのアブラ、がまが、驚いて、出した、冷や汗でございます。と、とまあ、お決まりの口上を、練習しているわけで、ございますが。この高校の落語部は、人が、エミリをいれて、5人しか、いないので、ございまして、5人と言うと、ちょうど、アイドルグループと、同じでございます。

「ハーイ。私、アイドルよ。みんな元気。ウフフ。歌を歌うわ。」とまあ、こんなものでございます。

しかし、この、落語部、皆、正真正銘、落語一筋で、ございまして、お歌や、ダンスなんてのは、一切、やっておりませんで。エミリの友達の、ミーちゃん。なんか、顔は、アイドル並みなのに、「アイドル。?知らないわ。私は、落語が好きなの。私は、落語をするために、ここに来たの。はっっあんも、クマさんも、与太郎も、皆、私を、待ってるのよ。何。?アンタ。アイドルになりたいわけ。?じゃあ、アイドル部にでも、入りな。うちは、落語部なの。餅は、餅屋よ。」と、言って聞かないので、ございます。うもぉ、声も、可愛いんだから、アイドルになればいいのにぃ。

と、まあ、そんなもんで、ございますから。そんな事も、言いたくなるものございます。

そんな落語部の部長、戸田くん。彼をエミリは、好きなのでございます。

 

だから、稽古も、練習も、リハーサルも、音合わせも、レコーディングも、ダンスレッスンも、耐えて、ガマの油を、稽古しているわけでございます。

 

戸田君は「エミリちゃん。今日も、頑張ってるね。僕、エミリちゃんのガマの油、好きだな。

エミリちゃんの声って、良く通るから、遠くまで、声が聞こえるよね。僕、良いと思う。」と、エミリちゃん、頑張ってね。」と、応援するわけでございます。

 

そういわれると、エミリ。単純で、ございますから。ハンサム、いや、イケメンな戸田くんに、言われると、「嬉しい。アタシ。頑張るね。」と、言わんばかりに、来る日も、来る日も、ガマの油ガマの油で、ございます。

 

みーちゃんなんかも、そのことを話すと、「良かったね。エミリちゃん。良かったね。」と、可愛らしい声で、言います。

そういうと、エミリ、友達で、親友、大親友のミーちゃんに、そういわれると、嬉しくて、お国訛り、リュウキュウ訛りが出て、「そう。サー。いつも、ガマの油ガマの油だけどぅ。まさか、戸田くんに、頑張ってね。って、言われるとぅサー。うれしいネ。やっぱりさ。アタシモ、女あだからさ。こんなでもぅ。だから、嬉しいもんは、嬉しいよぅ。」と、言うわけでございます。

このエミリちゃん。学校では、親しいお友だち、以外、恥ずかしいので、リュウキュウ訛りで、話したことは、ございません。なもんですから、この事を知っているのは、親しいお友だち。それも、女の子だけでございます。

男の子たちの前では、リュウキュウ訛りで、話したことは、ありません。えっ、なんでかって。そいつは、お前、野暮ってもんでございます。

出来れば、お茶は、つけたくないもので、ございます。

 

しかし、どうしたものか。この頃の恋と、いうものは、なかなかうまくいかないもので、

人間と言うのは、聞きたいことは、なかなか、聞けず、聞かれたくない事は、よく聞かれるものでございます。いやはや、この時分で、人間を語るのは、なんだと思いますがね。この時分から、男の子と、女の子っていうのは、昨日まで、手を繋いで、帰っていたのに、今日から、何だか、意識しちまって、一緒に帰れない。はたまた、なんだか、ドキドキしちまうものでございまして。

とまあ、そんなことが、エミリちゃんにも、起きたわけでございます。

 

あんまり、聞かれたくないお国訛りを、戸田くんに、聞かれちまったわけでございます。

そんな事、あるなんて、おもっても、見ないもんですから。エミリちゃんは、「うわーん。」と、泣くわけです。エミリちゃんが泣くと、アタシもお茶を目のあたりにつけて、泣かなきゃ、いけないもんですが。エミリちゃんの事を思うと、複雑でございます。しかし、これは、ハナシで、ございます。アタシも、心苦しいですが、これは、お話しでございまして・・・・。

しかし、そんな私を、泣いているエミリちゃんを寛大に、優しく、迎え入れて、くださった方がいます。「訛りなんて。恥ずかしがらなくても、いいよ。それに、エミリちゃんのリュウキュウ弁、可愛いと思ったよ。可愛いよ。可愛いよ。」と、励ましてくれたのです。

誰でしょうね・・・・戸田くんです。

 

いやあ、粋だ。さすがは、落語部、おエドの粋をよくわかってらっしゃる。

それを聞いた。エミリ、なんだか、嬉しくて、目に涙をためる。「ありがとう。戸田くん。ほんとぅに、ありがとね。」思わず、お国訛りが出た。

 

 

いやあ、いい話だ。ここは、一つ、アタシも、お茶を目の下につけないとね。

おや、おやあ、おやあ、本当に涙が出ちまった。

お茶より先に、いやあ、ガマの油みたいだ。いい女の涙は、ガマの油でございます。

いやあ、貴重ですよ。エミリちゃん。ナンクルナイサーでございます。

涙の~後ぉ~に~はぁ~虹もぉ~でぇ~るぅ~。

とまあ、長唄で、長唄でございます。

恋~のぉ~船ぁ~たぁ~びぃ~、長くてぇ~いけねぇ~。

それでも~ぅ。我ら~ぁ~。行かねば~ぁ~ぁ~ぁ~ならぬ。

恋とは、難しいもので。けれど、それは、それは、良いもので、ございます。

 

神代の昔から、幾代にも、語られてきたものと、聞いております。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お蕎麦屋。 オレラクゴ。パラレルファクター。

蕎麦屋。オレラクゴ。パラレルファクター。

 

ええ。もう。一年も、早いもので、もう、残り一か月で、ございます。

この一年間は、いかがで、ございましたでしょうか。

アタシは、何にも、ございませんで。

 

春夏秋冬。落語。落語。毎日、毎日。落語、落語で、ございます。

もう。落語がアタシのことを好きなのか。?はたまた、アタシが、落語の事が好きなのか。わかったもんじゃござんせんで。

 

落語というのは、面白い。こぉ。寄席に来て、小屋に入って、こう。何分と、話すだけで、お金が、そのはいってくる。こりゃあ、幸せで、ございます。

私ごとでは、ああ、噺家に、私ごとというのも。なんで、ございますが。まぁ、うちのは、変わり種で、ございまして・・・・。私の兄の娘が、ピアノ弾き・・・ああ、音楽家。ああ、最近はやりの横文字だと、ピアニストというんだそうでございます。

その子が、言うには、「ねえ。おじさん。ピアノはね。私の気持ちや思っていることを聞いてくれて、それを皆に、聞いている人に届けてくれるんだよ。」って、いうんです。可愛らしい声で、それは。それは。天女様の声ってな。こんなこえじゃ、ねえのかな。という風なね。

 

ピアノってな。お利口だ。っていうと、その子は、「ハイ。お利口です。」って言うんですね。

アタシは、その声を聞くたびに、ああ、この子のお父さんだったら・・・。どんなによかっただろうねえ。毎日、毎日、お父さん。ハイ。お父さん、ハイって、言って、落語なんか、してねえんじゃ。ねえかな。なんて、思うわけでございます。

うちの息子。ああ、寅之助のことでございますが・・。寅之助より、その子が、良かったね。とまあ、その子には、寅之助みたいに、落語も、謡も、小唄も、できやしませんがね。その子は、ピアニストですから、これまた天下一品で、喋れば、天女で、笑えば、天使で、ピアノの腕は、天下一品で。こりゃ。この子が、噺家にでも、なったら、アタシらは、りゅういちろうも、含めて、廃業で、ございます。

 

ここで、ちょいと、お待ちをここで。どこの娘だか、分からねえ。まあ、悪気はないんでございますが、お方に、負ける春風のお家じゃ、おざんせん。アタシ等は、腕自慢。味自慢でございまして。腕によりをかけて、手塩にかけて、時に、唾を唾を飛ばしながら、技を磨いて、おりますので、そんな小娘にゃ、ああ、小娘にゃ。まけやしねえ、んで、ございます。噺家をなめんじゃねえよ。まったく。

 

ああ、ごめんなさいね。獅子の谷の子落しというか。獅子は、愛する実の子を、あえて、谷に落として、谷の底から、這いあがってくるのを待つんだそうでございます。

といういわれが、あるもんですから。ごめんなさいね。おじさん。Aちゃんの事、嫌いじゃないのね。けれど、コレ、お仕事なの。分かる。?

とまあ、ここまで、さんざん、こき下ろしましたがね。いや、大人げない。

 

でもまあ、この話。その子。大好きみたいでねぇ。特に、そんな小娘にゃ、ああ、小娘にゃ。まけやしねえ、んで、ございます。噺家をなめんじゃねえよ。まったく。の所が、面白い。って、笑うんですよ。

「おじさん、これ、面白いね。私もこれから、ピアニストなめんじゃねえよ。」って、言うね。って、笑うんでございますよ。どっちが、大人かって、話ですよ。嬉しい話じゃござんせんか。まったく。

ええ。何々、聞けば、芍薬、座れば、ボタン。髪は、カラスの濡れ羽色、声は、天の天女様。笑顔は、天の天使様。いやはや、眠る、姿は、観音様。いやはや、難儀な子が我が家に生まれたもので。世の中、何があるかわかりません。皆様も、福を信じて、天命をお待ちください。味自慢でございます。腕自慢で、ございます。春風屋でございます。よろしくお願いいたします。