トキがニコが風邪をひいてみんなで看病しとった。おれもみとった。トキ、風邪引いたらあかんよと見ていた。トキは大丈夫だよ。俺が風邪ひいた時、ねーちゃんがおかゆを作ってくれたりしたんだ。そしたら、あーがすぐかぜひいてさ。って笑ってた。俺も風邪を引いた時、おかんやオトンが看病してくれたわ。言うたらトキは米津も自分のことを話すようになったな。俺、嬉しいぞ。って言って笑っとった。俺はトキや圭吾と違って昔の記憶とか、昔の世界の力とかみーちゃんとかあーちゃんみたいな昔の仲間もおらん。でも、トキみとったら、俺にも昔のこと思い出したわ。と思った。俺もオトンやオカンに大切にされとったんやな。おばちゃんも俺のことをいつも応援してくれとったんやな。そう思うと俺は俺として、戦っていこうかなと思った。俺の絵巻物は俺の視点言うんかな。あくまで、俺の視点で書こうかなと思った。なんや、まひろちゃんみたいやなとおもった。
俺が俺の絵巻物は俺が書くねんな。いうたら、トキはそうだな。俺もそう思うぜ。でもさ、俺はみんなで作っていきたいよな。ってわらっとった。
なんやコイツ、何もわかってへんやんか。言うたら、俺はわかってるぞ。米津、俺だってみーとかタイム先生とかニコとかまひろちゃんとか桃子におしえてもらってるぞー。言うて笑ってた。
ほんまコイツ。とおもたけど、こういうところがトキなんやろな。と思った。
俺がそう思っているとニコが目を覚ました。ちょっと良くなったやでー。とわらっとった。
圭吾とミハルがまだ寝てようぜとか、まだ寝ていましょう。とかいっとった。
ニコもみんなに支えられて生きてんねんなと思った。
道長くんもまひろちゃんもタイム先生もみーちゃんも愛されとるな。俺も愛されたらええなと思った。そう思うと俺は愛されるよりみんなを愛したいなと思った。なんやねんと思ったがそれが俺なんやろな。と思った。こういう気持ちがまひろちゃんの源氏物語になるんやろな。まひろちゃんが話を作る時、こういうところでネタ作りをしたんなんやろな。と思った。今度、まひろちゃんにきいてみよかな。と思った。