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カメラワーク バーストウオッチ

昨日は試合に負けちゃったニャ。でも、ニコがきっとできるって言ってくれたニャ。頑張りたいと思ったニャ。

私は何のためにバスケットボールをしているの?負けて悔しいなら、やめてしまいたいわ。こんな気持ち、いやなのよ。

そう思っていると、有原君がお前、悩んでんの。勝つ事って、そんなに大事なのか?

俺なんて、ミステリ書いてるけど、あんまり読んでる人、いないぜ、でもさ、俺、好きだからここにいるんだぜ。お前、バスケットボールやっててさ、得したことってねえの。

何もないわよ。でも、シュートが入ると気持ちがいいわ。

あるじゃねえかよ。今はダメでも、今度はかてるかもしれないぜ。

今度って、いつよ。分らねえよ。いつか、勝てるぜ。その時に、勝てるようにしようって話だ。

あんたは、いつか、いつかで、先延ばしにするみたいだけど、あたしは違うのよ。

次がほしい。次がほしいってなってるより、俺は言いと思うぜ。俺は無駄なことはしないんだ。ミステリ好きだからな。まだ、捜査がたりねえって話だ。ミステリで次の段階に行くには証拠が必要だ。現場の状況は、死亡推定時刻は、絵とか彫刻とかが盗まれたなら、予告状は、目撃者は、目撃者がいるなら、そいつの年齢は、男か、女か、子どもか、爺さんか、ばあさんか。

そこまで、有原がいうと、なんでそんなのが関係あるのよ。私はね。部活動でなやんでるの。

だから、狭い所にいるから、俺はこういったんだよ。たとえ話だ。俺、お前たちの事好きだけど、こんを詰める所、あるよな。俺はミステリが好きなのはコンを詰めない所があるからなんだよな。広い所に目を向けると、道は開けるからな。そういう所が映画っぽくって好きなんだ。映画も侍とか、ガンマンが刀とか、ピストルとか抜くだろ、そこにカメラを当てるんだ。女優さん一人とっても、カメラとかの入れ方、セリフとか表情で、印象が違うぜ。建物でも、ライティングとか、しぼりがどうとかで、

あんた、自分が好きな事は話せるのね。私、疲れたわ。サヨナラ ニャ

おい。向田。どこ行くんだよ。あれ、ネコがいる。お前。女の気持ちわかるか。女じゃなくても、俺さ、友達の事、守ってやりたかったんだよな。北条なら違うのかな、

猫はどこかに行ってしまった。向田はさっき、有原が言おうとしていた事を考えていた。

狭い所に固まってたら、いけないのニャ。有原は物知りニャ。でも、ずれてるのニャ。でも、私の悩みを聞こうとしてくれたにゃ。優しい所、あるのニャ。有原。

そう思うと悩みが軽くなった。映画の話しも、ちょっと、気が楽になった気がした。あいつはこんな奴、私は人の事を決めつけていた。だけど、さっきの有原みたいに人には知らない一面があるのだとわかった。そう思うと、私の悩みなんて小さなものかも知らないと思った。

思えば、バスケットボールもシュートを決めるもが好きで、ディフェンスが面白くて始めたのだった。私はバスケットボールが好きだった。勝つ事や負けない事なんていうのは後から出てきた事だったのだ。そう思うと、初心、自分にとって大切な事を忘れていたのだと思った。

その時、北条君がこっちに来た。私は、悩みごとが整理されると緊張が解けて、ネコから人間に戻った。

北条君は、おー。向田か。今日は炒め物だぞ。ニコは野菜が苦手なんだ。料理を手伝ってくれ。と笑った。

向こうからニコもやってきて野菜は苦手なのよ。モイちゃん。と北条に駄々をこねた。

私はそれを聞いてわがまま言わないの。ニコ。と注意した。

その時、私ははたと考えた。さっきまでの私はニコと同じじゃない。と思った。

その時、スパイ学校のバッチが光って、野菜も少し、たべましょ。野菜もきっとおいしいわよ。といって、アンが笑った。アンが笑うとアンの目が緑色に光って、アンちゃんがいやな事、いうのよ、ネムちゃんと今度はこっちに来た。

北条は野菜も食べような。今日は、ちょっと、作戦があってな。と北条は笑った。

家に戻ると有原がいた。私を見ると有原はさっきと顔つきが違うな。何か、すっきりしたのか。と笑った。私は有原にありがとう。といった。

私がそういうと有原は俺は何にもしてねえよ。といった。

私はこいつ。と思って、ふーっと飛びついてやろうと思ったがニコがいたのでやめた。

二階から、米津君が降りてきた。今日は、作曲しとんねん。作曲ってむずいねんな。なんやコードって。と笑った。

ミハル君も道場から帰ってきて、北条さん。おなかすきました。と嬉しそうにしていた。

僕も強くなりました。これで、クリスやフランちゃんにも、いや、霧崎さんにも。自慢できますよ。と少し困った。でも、自分の少しつき始めた筋肉にまんざらでもなさそうだった。

北条はミハルよ。今後が楽しみだな。今日は一人で稽古をしたんだな。俺はうれしいぞ。継続は力になるぞ。と笑った。そして、ニコにニコも継続は力なりだ。野菜も頑張って食べよう。お前が強くなれば、アンも強くなるはずだ。とニコを応援した。

私はそれを聞いた時、北条君は呪いを楽しんでいるのね。と思った。

私は時計を見た。もうそろそろ、あの子が来る時間ね。と思った。

北条君は夕飯の準備をし始めた。

あの子も今日も来るのかしら。と思った。

案の定、窓の外にスポーツカーが止まった。

私はそれを見たとき、私、一人で戦っているんじゃないんだわ。と思った。皆一人で戦っていたとしても、最後は家や自分の持ち場に帰っていくんだわ。と思った。そう思うと私の持ち場って何だろう。猫にまたなりたくなってきた。でも、今また、ネコになるのは違うのニャ。と思ってくっと堪えた。

その時、ニコのスパイバッチを見た。スパイバッチは少し、点滅したように見えた。

私は負けないのにゃ。と思った。

それが応援しているのか、笑っているかは分からなかったけど、今は、負けないわ。と強く見た。

その時、ニコは嫌な事でも挑戦するなのよ。今日のご飯は野菜炒め、野菜は苦手だけど、頑張って食べるなのよ、と笑った。ニコが笑った時、スパイバッチは緑色に光っていた。

ニコも頑張っているのね。とその光を見ると勇気が出てきた。