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麒麟が来る。 俺はこの時代のなのはちゃん。

今週のお題「読書感想文」

 

明日は、麒麟が来る。新シリーズの日です。

声優伝説は、次のベクトルへ。

何が起きてもどこか、漫画を読んでいるアニメを見ている雰囲気の織田信長。自分の進む道を見つけた進路を決めた明智光秀。そして、織田信長のマネージャーとして、妻として、支え、己の夢をプロジェクトを完結させることを決めた濃姫。若者三人の夢は次のベクトルへ移動します。しかし、若者の夢だけを新時代の息吹を書くだけがドラマではありません。新時代の夢を描くには現在を書かねばなりません。朝廷や関白、公卿など、当時の政治を書かねばなりません。しかし、そこにも、若者がいるようで。今回の大河ドラマは歴史と文化をえがくだけではなく、そこにいきる人々、特に若者について書かれています。そこにいきる人々を書くといいますが、織田信長だけは違っていて現実の戦や他の武将とやり取りをしていても、漫画やアニメを楽しむかのように自分の悲しみや怒りさえもファンの声優を通してみるような俯瞰した、遠巻きに見る男として書かれます。

「ああ、俺はとのさまになったか。よかったな。こっちはどうだ。この気持ちはゆかりんなら、どうやる。こう。冷たい声でやるのか、音ははなす。ためる。セリフに波を付ける。色は?少しでも、心に残るようにやろう。ゆかりんのように。悲しい場面は海のように青く深い青さでかわいい場面は、声に桜を咲かせ、少し、バニラの香りに。明るい場面も暗い場面も声を自分の心をもって。深い青と輝く、ももいろをもって、そうすればきっと、響く。日の本中に、そうすればおのずと役も付いてくる。自分と役、到達点が一致して目標が見えてくる。それがアフレコだ。信長は思った。ゆかりんに一歩でも近づこうと、思ったのである。しかし、今現在、彼女は生まれない。この世界にいないのだ。この道何十年のプロの声優といえど、まだいない。しかし、並び立ちたいのだ。今いるのはこの大鎧をきた信長という男、そうであれば答えは決まっている。俺はこの世界を生きる。生きて、ゆかりんの時代まで伝える。芸歴何十年の声優に先に俺がなる。俺が現場を回って、名作を作って、名声優になれば、何千年後に彼女が俺の役をやってくれるかもしれない。

織田信長役  田村ゆかりとテロップが黒字に白く表示されるかもしれない。そうなったら、俺は嬉しい。その日が来るまで、俺は目の前のことを行うよ。丁寧に。そうと決まれば目の前の田村ゆかりに集中だ。俺は織田信長、この世界の高町なのは。いずれ、ゆかりんが役をする大人物。だから、その前に自分の現場だ。自分のマイクだ。俺はこの世界のなのはちゃん、さすれば、いこうどこまでも。目の前の作品と向き合って。

俺はそう思った。

 麒麟がくる。楽しみです。