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正しき人、アフレコスタジオの外の現実。

 

麒麟が来るを見ました。こまっている足利将軍を救うために織田信長が京都へ上るそうです。

これは上洛といって大変戦国時代の社会上で重要なものだそうです。本郷奏多さんもでていました。本郷さんは関白役で登場しました。この時代は礼儀を重んじる時代です。それにあって、本郷奏多さん演じる関白はまだ、若さが抜けていない青臭さをもったキャラクターとして書かれていると思います。

なんとなく、スマホが好きそうな若い新しい関白、貴族です。少し。若者向けの漫画、ヤング雑誌の漫画が好きそうな少し、擦れた男、向田邦子先生の阿修羅が如くシリーズにでてくる陣内さんのようなすれているけど、ギラギラしている。漫画が好きそうな信長とは違う。ヒロイックよりアウトローが好きそうな元気なルフィより進撃の巨人が好きそうなそんな青年です。しかし、たばこが似合うような男ではなくて、いろは太夫さんに押し目を変えてもらっていた思い出を懐かしそうに語り、大夫さんだけは周りの公家や公卿とは違うといいたげな思い出を持っている人だと思います。

 足利氏、足利義昭、以前がこんなに面白いとは思いませんでした。室町時代の末期は戦国武将の台頭や農民や商人などをだんだんと抑えられなくなっていった時代でもあったのだなと思いました。守護大名が名ばかりになって人心を引き付ける事ができない。明日がどうなるかわからない、そんな世界に本郷奏多さん。僕はあのギラギラした目が好きです。そういう人もいていいし、いなければならないと思いました。以前、ドストエフスキー罪と罰を読みましたがその主人公、ラスコーリニコフのようです。彼は、貧しい学生で自分の正義に自信をもっています。その正義をもって彼はある老婆を殺します。正義を唱えて、人を殺めたはずなのに彼はそれを物語が進むごとに信じられなくなっていく。物語の中で出会ったある女性を美化し、自首しようとします。その一方で、田舎から来た年老いた母と妹の前では良き息子、良き妹であろうとします。休日のある日にはアパートで友と遊び、良き友達、良き親友であろうとします。最初に戻りますが本郷さん演じる関白も良き人間、このようの中にあって、我こそが良き人間だ。と言いたい、そんな自信があるそんな目をしていると思います。それなのにイロハ太夫さんは別なのだそうです。ラスコーリニコフもこの物語に来たようです。ラスコリーニコフの時代は、民と政治の距離がとても近く、人々の力が団結しやすかったそうです。

戦国時代にもよく似ています。実は戦国時代の主役は武将ではなく農民や商人であった。その力をいかに裁き、力をコントロールしていくか。その力のバランスがよく似ています。そこに織田信長、件のリリカルなのはちゃんがくる。高町なのはちゃんが来るという事、面白くなってきました。今後が楽しみです。また、家康や今後、場面が増えるであろう、秀吉がどうかかわっていくのか興味深いです。