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秋の水 ゴマちゃん。政治家稼業 学園パラレルファクター

秋の水 ゴマちゃん。政治家稼業 学園パラレルファクター

 


今日、のぞみは、楽しみにしていることがあった。
今日は、10月の1日。今日から10月。10月といえば、ハロウィンである。
ハロウィンというのは、皆、思い思いの好きな仮装をしたり、
ドラキュラやゾンビなどの格好をして、お菓子を食べたりして、楽しむのだ。
皆で、楽しむのも、いいのだが、皆、若く、夢があるので、男の子と、女の子がいれば、
恋がめばえるというものだ。いや、それは、一つの愛の形であって、
愛の形というのは、無数にあるのだ。
のぞみは、今日、そんな風に、好きな、気になるせんろと、ハロウィンを過ごしたいと思っていた。
一週間くらい前から、のぞみが、所属している政治研究会では、学園に貢献するため、
ハロウィンパーティの手伝いをしていた。飾りつけをしたり、パーティーで皆が食べるお菓子を買いに行ったりした。
のぞみは、何の仮装、コスプレがいいかなあ。と、考えた。
そうね。可愛い。悪魔にしようかな。カチューシャーに、小さい黒い角があって、服も、スカートにして、
いつもは、しっかり制服を着ているけど、この日は、お祭りだもんね。とっても、キュートに決めたいわ。と思っていた。
せんろさんも、「かわいいですね。のぞみさん」と、かっこよくといってくれるかしら。と思った。
せんろは、のぞみの先輩である。身長は高く、痩せていて、顔も、良い方である。
彼は、いつも、学園の事を第一に考えていて、いずれは、政治家、政界に行きたいと思っている。
笑顔がさわやかで、いつも、おはようございます。のぞみさんと、のぞみにごあいさつをする。
のぞみは、その時、ああ。カッコいいと思う。こんなカッコいい人この学園にいたの。と思ってしまう。
趣味は、読書で、よく難しい本、地方創生に関する本を読んでいる。
せんろさんは、かっこいい。あこがれの先輩だ。
六月の中間テストの時、歴史が苦手なんですか。のぞみさん。僕が教えてあげますよ。と言って、
二人っきりで、日が落ちるまで、部室で勉強をした。
のぞみは、ああ、この時、ずっと。このまま。二人でいたいと思った。
しかし、せんろは、時計をちらっと見て、「ああ、もうこんな時間か。のぞみさん。また明日にしましょう。」と言って、
その時間を終わらせた。のぞみさんは、ああ、残念だわ。」と思った。
甘い時間ほど、すぐ終わってしまうのね。と思った。
暗くなり始めた空が青く輝いていた。その輝く光が、部室の明かりと混ざり合って、キラキラとせんろの顔を照らしていた。
のぞみさんは、その時のせんろの顔が好きだった。カッコいいと思った。
だから、そんな彼と、ハロウィンを過ごしたかった。私が悪魔でせんろさんがドラキュラ伯爵。
カッコいいマントを着て、かっこよく私をエスコートするの。行きましょう。のぞみさんって。
私は、ハイ。サンクス。サー。というの。私が言うと、グッド。ミス。というのよ。
そんなことを考えていると、体がホワンと熱くなって、疲れてしまって、アイム。タイアードと思ってしまう。
そんなことがあったものだから、のぞみは、楽しみで仕方がなかった。
そして、今日。のぞみは、悪魔の可愛いコスプレをして学校へ行った。
黒いシックなミニのスカートがのぞみさんの白く長い脚を引き立てていた。
黒と、白のコントラストとでも、言うのだろうか。
のぞみは、ふふ。けっこう。いいじゃない。と、姿見の前でそういった。
のぞみが学校へ行くと、皆思い思いの格好をしていた。
小等部の可愛い生徒たちは、小さい牙をつけて、「お菓子をくれないといたずらするぞ。」と言っていた。
のぞみは、それを見て、可愛いと思っていた。見ているだけで、イッツ。キュート。と思った。
中等部の教室を通るとこずえに。呼び止められた。
こずえは、ネコみみをつけて、銀色の杖に、可愛いシールを付けていた。
こずえは、のぞみに、「可愛いでしょ。コレ。のぞみも、似合ってるわよ。」と笑った。
今日は、ハロウィンだから、この子も、デコレーションしてみたの。」と笑った。
のぞみは、そのこずえの杖を見て、可愛い。と思った。そして、「そのデコレーション可愛いね。」と笑った。
のぞみが、笑うと、こずえは、ふふ。いいでしょ。のぞみの角も、可愛いわよ。と笑った。
のぞみたちが笑っていると、教室の中から、「俺は、ゾンビだぞー。」と聞こえた。
その声は、こずえの弟のアラタの声だった。
その声は、ゾンビの声というよりも、正体バレバレの元気な声だったが、こずえは、
「おー。こわい。パパ。そっくりね。」と言って、ケラケラと笑っていた。
こずえが笑うと、その声の主は、そこで笑ってる奴は誰だー。食べてやるぞー。」と迫ってきた。
こずえは、キャー。と大声を出して叫んだ。
のぞみは、「こずえと、アラタ君は、仲がいいのね。グッドよ。と言って笑った。
仲がいいと思ったとき、グッドと思ったとき、のぞみは、せんろのことを思い出した。
のぞみは、せんろに、会いたくなった。のぞみは、高等部の教室に向かった。
高等部の教室では、皆、楽しそうにお菓子を食べていた。
廊下には、男性生徒と女子生徒が、お互いの手を握り合って歩いていた。
のぞみさんは、それを見て。「グッド。フォーリンラブ。」と思っていた。
そう思うと、せんろさんと手をつなぎたくなった。そう思うと、昨日の夜のように心が熱くなった。
けれど、そのせんろさんがいない。ドラキュラ伯爵の格好をして、どこかに隠れているのだろうか。
のぞみさんは、探した必死に探した。部室の方も探したが、せんろはいなかった。
途中で、安達君にあった。安達君はのぞみが、「せんろさん。どこにいるか知ってる。?」と聞くと、
安達くんは、目を泳がせて「のぞみさんは。知らん方が。ええ。」といった。
それでも、のぞみは、せんろがどこにいるの。と聞いた。その時の顔は少し、怖い顔だった。
怖い顔で、安達君をキッと睨むと、安達君は小さい声で、「校庭のプール。」といった。
安達君は、そういうと、「僕は、知らんよ。なにも、いっとらんけえのう。」と、言った。
安達君が、そういうと、のぞみは、「そう。ありがとうございます。」と重々しく言うと、
校庭のプールの方へ走った。校庭の木々は、赤や黄色に紅葉していた。
その中で、白い物体がプールに浮かんでいた。鼻の所は、薄い青色で、
目は、くりくりっとしていた。そして、可愛く、キュイー。だのキューだの言っていた。
のぞみさんは、それを見て、少し可愛いと思った。しかし、立て看板を見たとき、
のぞみは、思わず、ため息をついてしまった。
その立て看板には「僕は、アザラシのゴマちゃんです。好きなものは魚とお菓子です。」
今日は、ハロウィンですので、私はアザラシのコスプレをしております。アシカらず。S.T。」
と、書いてあった。のぞみには、そのS.Tというのが誰のことであるかよくわかった。
せんろ テツロウ。せんろ議員の事だとすぐに分かった。
その時、ああ。そうだとと分かっていてもさっきまでの思いは、打ち砕かれてしまったので、とても残念に思った。
そう思うと、のぞみさんは、バカなことしてないで。上がってください。と、せんろにいった。
すると、せんろ。いや、ゴマちゃん。いやせんろ、いや。ゴマちゃんは、キュイー。と、可愛く困った顔をしていた。
そして、こういった。ごめんなさいと青い顔をして、言った。
その時、せんろは、怖い気持ちでいっぱいだった。いたずらがお母さんに見つかってしまったような気持だった。
そして、キュイー。と、力なく言って、申し訳なさそうにプールから上がった。
秋の風が、冷たかった。この時、ゴマちゃんはクシュンと、くしゃみをして鼻水を出していた。
のぞみさんは、それを見て、ああ。もう。と、いって、行きますよ。と言って、ゴマちゃんを更衣室の方へ連れて行った。
その道中、せんろさんは、ごめんなさい。と、つぶやいていた。
のぞみさんは、それを聞いて、もう。いいです。今は、着替えましょう。と言っていた。
秋の日の光が二人を照らしていた。校舎からは、生徒たちの楽しそうな声が聞こえていた。