ブログもの真似主 nezuzyouziのブログ

ブログものまね主 ねずじょうじです。よろしくお願いします

恋の町。小野道。^^政治家稼業。パラレルファクター。

せんろは、いわゆるご挨拶というもので、小野道に来ていた。せんろの党、ワコク清和党は、小野道での支持率は、芳しくなく。それは、党内でも、目の上のたんこぶになっていた。

 

せんろは、ワコク国内では、とても、名が通っているので、挨拶回りは、せんろの係だった。

 

野党の紅鷹党の加藤議員は、そういうところが、舶来主義、気に食わんのだ。海外かぶれめ。と批判した。しかし、せんろは、旅が好きなので、そんなこと、しらないヨと、どこ吹く風であった。のぞみさんと、小野道に来るのは、二回目だ。一度目は、小野道の有名な地方鉄道、オレンジ鉄道に乗った。オレンジ色の車体に薄い緑の鮮やかな横線が入っている小野道の有名な電車である。この電車は、観光だけではなく、住民の足として、小野道の人は、使っている。学校や病院、大学、などに、これに乗っていくのである。

 

電車の車内は、小野道の言葉でいっぱいになる。どがあじゃ、こがあじゃ。そうじゃのう。ほうじゃのう。やけえね。ほうか。奏山とは、また、ちいと、ちごうた。言葉が、きける。これが、チテツのいいとこロゥー^_^と、せんろは、いう。このカワイイ声は、どこの言葉だろうか?と、のぞみさんは、思った。のぞみさんは、小野道のゆっくりとした時間が、好きだった。窓を開けると、磯の香りが、し 少しした。のぞみさんは、思った。町の中でも、小野道は、海が近いのね。と、思った。船の汽笛も、聞こえた。ボォー。ボォー。と、聞こえた。かなでやまにも、港があるが、こんなに、はっきりと、船の汽笛は、聞こえない。

 

町からも、たくさんの花が見えた。海外の船だろうか?何隻か、船が、オレンジ鉄道の車内からも、見えた。みえちゃった。

 

のぞみさんは、綺麗と、見とれた。夕方に来たら、もっと、綺麗だろうな。と思った。

 

せんろ議員は、のぞみさんに、かわいい声で、

 

のぞみさん。小野道、いいところデショ。アタシ、好きだわ。海が、生活の中にあるのよ。船の汽笛も、聞こえるわ。こういうところが、小野道のいいところだょ。^_^と、行った。

 

のぞみさんは、びっくりした。その声が、どこから、でてくるだろう。と、思った。目の前に、黒いパリッとしたスーツを着た男の人が、小野道の話をしているのに、そのどこからか、小さい女の子風の声が聞こえる。

夢の中のせんろなら、かっこよく私をリードしてくれるのに。もう。何が女の子よ。全然、女の子の気持ちりかいしてないじゃない。と思った。そう思うと、いらっとして、せんろさん。観光じゃないんですよ。お仕事です。と、怒った。

すると、せんろさんは、悪乗りして、また可愛く「ウモゥ。仕方ナイなぃナァ。^^」といった。そうすると、のぞみさんは、目をぎろっとさせて、鬼のように怖い顔をした。

それを見て、せんろは、顔を青くして、男性の声で、「失礼。いたしました。のぞみさん。気を付けます。」といった。

すると、周りから、小野道弁で、おばあちゃんと、おじいさんが、「おや、今、小さい子の声が聞こえんかったか。」「かわいいねえ。」ということになり、おばあちゃんが、何を勘違いしたのか。キャラメルをくれた。おばあちゃんは、のぞみさんにキャラメルを渡すとき、のぞみさんに「お姉ちゃん。体、大事にせんといけんよ。」と、笑った。そして、こぅに渡して、つかあさい。キャラメル。おいしいけぇ。食べてよ。」と、笑った。

おじいさんも、せんろ議員に向かって、「お父さんも、体に聞いつけて。いい背広やのう。」と、笑った。

のぞみさんは、困惑したが、「いや、違うんです。」とも、言えず、そのおばあちゃんのニコニコ笑顔に負けて、「ありがとうございます。」と、受け取った。

そして、せんろ議員は、「ありがとうございます。」と、頭を下げた。

そして、おじいさんと、おばあさんが、いなくなると、のぞみさんは、ぽーっとしたお母さんと、お父さんに間違えられたってことは、私たち・・・。と思った。

何度、想像したことか。夢の中で、駄目だ。だめよ。と分かっていながら。その夢のせんろは、かっこいい。声も、低い。いつも、窓辺の小さなテラスで、紅茶を飲んでいる。

そして、ニコッとこちらを見ている。

けれど、子どもは、いなかった。これは、考えていなかったのだ。

私たちの子どもかぁ。と思った。男の子でも、女の子でも、可愛いだろうな。と思った。でも、ちょっと、待って考えすぎよ。と思った。

そんなのぞみの思いも、知らないで、せんろは、嬉しそうにして、「うわぁ。アタシ。小さい子に間違われたわ。嬉しいわ。」と、カワイイコエ^^で、子どもだぞ~~~~。^^と言わんばかりに喜んだ。

けれど、ここからが、いつもと違っていた。いつものせんろなら、「ネェ。ママ。^^」とか、おもちゃ。買って―。と言ったり、他の議員の意見書をおてまみ^^と、言って、おてまみ。^^読んでーと、言ったり、なんだかんだの祭りが、続くのだが、ぽわんと、しているのぞみさんを見て、何を思ったのか。ふざけず、見惚れていた。

それは、真面目な顔で、良い顔だった。

小野道の海の潮風が、のぞみの髪を撫でた。

のぞみの髪は、風に揺れて、優しくたなびいていた。

その時、せんろは、のぞみさんの顔を見て、キレイダネ、^^と思っていた。

そんな二人に、車掌の声が、紅鷹党 小野道本部前。小野道本部前と、伝えていた。

 これは、政敵も、思わぬプレゼントを送ってしまったようだ。