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しずえと、シュウヘイ。学園パラレルファクター。

しずえは、ワクワクしていた

それは、先日の事をシュウヘイに聞いてみたくて、仕方がなかったからだ。

だから、夕ご飯を食べている時、シュウヘイに、この間の事を聞いてみようと、思って、「シュウちゃん。この間の事、どう思ってるの。?と、聞いてみたかったが、

ご飯中に話すと、貫太郎が「しずえ、メシと言うのは、静かに食べるのだ。」と、怒るので、聞けなかった。今日の夕ご飯は、里子、特製のサバの味噌煮だった。

里子の、作ったサバの味噌煮は、美味しい。お箸で、少し、切っただけでも、柔らかく、身が、ほぐれるのだ。

おかげで、骨も、あまり、取り除かなくてよい。

お味噌も、ほんのり、甘く、しょうがの香りがする。しずえは、里子のサバの味噌煮が好きだった。すじえは、おみよちゃんの料理も好きなのだが、これは、里子の、ママのサバの味噌煮で、ないと、ダメだった。このサバの味噌煮は、貫太郎も、大好きで、黙々と、食べている。ご飯も、進むようで、母さんとか、里子。と、いって、お茶碗を突き出しては、里子から、ご飯を貰っている。

おきんばあちゃんも、里子さんの、サバの味噌煮は、柔らかくて、年寄りにも、いいわね。やっぱり。里子さんは、優しいよ。」と、いって、大好評である。

おみよちゃんは、「奥さんの、サバの味噌煮。おいしいです。今度、私にも、作り方を教えてください。」と、目を丸くしている。

竹田さんは、今日は、お夕飯は、いらないという事で、今日は、いなかった。

竹田さんは、どこかで、職人さんたちとお酒を飲んでるのかな。?と、しずえは、思った。

そう、思いながら、里子は、ふと、シュウヘイを見た。シュウヘイは、ご飯を食べながら、何やら、ニヤニヤと、笑っていた。

シュウヘイが、笑っていると、おきんばあちゃんが、「何、ニヤニヤしてんだよ。寺内。気持ちの悪い。」と、シュウヘイを茶化した。すると、シュウヘイは、「うるさいな。ばあちゃんにゃ、関係ないだろ。俺が、笑おうが、泣こうが、自由だ。」とか、なんとか、言った。

おきんばあちゃんは、それを聞いて、「おうおう何を。生意気だね。シュウヘイ。」と、言って、貫太郎に、目で合図した。しかし、貫太郎は、サバの味噌煮を堪能していたので、その合図を、見逃した。

しかし、そんな貫太郎でも、シュウヘイが、おきんばあちゃんに、くって掛かったのは、聞いていたので、シュウヘイに「シュウヘイ。ばあちゃんに向かって、何だ。その口の利き方は。それにな。男はな。ニヤニヤしないんだ。」と、サバの味噌煮と、ご飯をしっかり、飲み込んでから、言った。

貫太郎がそういうと、シュウヘイは「分かったよ。もう。しないよ。」と、言って、黙々と、夕ご飯を食べた。

しずえは、この時、不思議に思った。いつもなら、ここで、「いいだろう。別に。」とか、「悪いかよ。」とか、「ナンセーンス。」と、いって、貫太郎に食って掛かって、

貫太郎と、大喧嘩をするのだ。でも、今日は、なぜだか。それがなかった。

おきんばあちゃんや、事務方の竹田さんなんかは、それが始まると、「あー。寺内プロレスが始まった。とか、寺内名物、御膳試合だ。」と、いって、喜ぶのだ。

でも、今日は、寺内プロレスも、寺内名物、御膳試合も、なかった。

で、あるものだから。しずえは、どうしたのかな。と思って、不思議に思った。

しずえは、これがないことは、喧嘩がないという事で、とても、いい事だと思うのだが、しかし、心のどこかで、寂しかった。おきんばあちゃんなどは、言わないけれど、

「なんだい。?今日は、ないのかい。?残念だね。」と、思っているかもしれない。

しずえが、そう思っている間、シュウヘイは、素直に、黙々とご飯を食べていた。

そんなシュウヘイを見ていると、「やっぱり、この間の事だ。」と、思って、

フフフと、心の中で笑った。本当は声に出して、笑いたかったが、

パパに怒られるし、シュウヘイが、怒られた手前、お姉さんとして、我慢しよう。と思って、我慢した。

夕ご飯が終わると、シュウヘイは、自分の部屋に入って、音楽を聴いていた。

シュウヘイは、夕ご飯が終わると、すぐに、自分の部屋に行った。

しずえは、すぐに追いかけたかったが、すぐ行くと、「なんだよ。姉ちゃん。」というので、時間を空けていった。

しずえと、シュウヘイの部屋は、階段を上った二階にある。しずえは、杖をついているから、階段は、少し、大変である。でも、今日は、なぜだか、スイスイと、足を運べた。なぜだろう。?乙女心は複雑である。

しずえは、シュウヘイの部屋の戸の前の立つと、「シュウちゃん。はいるわね。いい。?」と、言った。シュウヘイは、しずえがそういうと、戸を少し、開けて、

「なんだよ。姉ちゃん。ここは、俺の部屋だ。でも、まあ、入ってよ。今日は、特別だからな。」と、いって、中に入れてくれた。

シュウヘイの部屋は、漫画の本やら、サッカーボールやら野球のバットやらがあって、壁にはビートルズのポスターが貼ってあった。

しずえが、シュウヘイの部屋に入るとき、シュウヘイは、しずえに、「姉ちゃん、ゆっくりでいいからな。」と、しずえを気遣った。

しずえは、この時、「まあ、シュウちゃんたら。」と思って、可愛いなあと思った。

そう思うと、余計に、シュウヘイにあの質問をしてみたくなった。

しずえは、部屋に入って、シュウヘイに、「シュウちゃん。この間のコの事、どう思っているの。?」と、恥を忍んで聞いてみた。もし、貫太郎が聞いていたら、ぶっ飛ばされるだろうが、今、貫太郎は、テレビで、プロ野球の巨人戦をみているので、しずえは、ぶっ飛ばされなかった。

しずえがそういうと、シュウヘイは「この間のコって、誰だよ。俺に、オンナはいないぜ。俺の恋人は、音楽だ。」と、キザに言った。

しずえは、もう。とぼけちゃって、と思って、シュウヘイに、この間のコよ。ほら、

この前、一緒に、いたじゃないよ。あの、髪の青いコよ。」と、笑った。

しずえがそういうと、シュウヘイは、「なんだ。セレアのことか。姉ちゃん。見てたのか。?セレアは、そんなんじゃないよ。父さんだって、ほら、女の人と石の話してもさ、お母さん一筋だろ。だから、そんなんじゃないって。」と、言って、笑った。

しずえも、その時、笑った。しかし、そんなわけない。と、思ったしずえは、本当?シュウちゃん。」と、聞いた。しずえがそういうと、シュウヘイは「本当だって。俺と、セレアは、仲間だ。同士だ。音楽の前では、男も女もないんだよ。」と、言った。

その時のシュウヘイは真面目な顔をして、そういった。その顔は、とても、ハンサムで、ビートルズのポールのようだった。

しかし、今、シュウヘイは、おねえちゃんと話している。かっこよく決まるわけがないのだ。

しずえは、そういう、シュウヘイに「あら。そう。?歌には、ラブソングがあるわよ。クラシックにだって、愛の歌、恋の歌は、たくさんあるわよ。シュウちゃん。どうなの。?シュウちゃん。」と、いった。

しずえがそういうと、シュウヘイは「それと、これとは、関係ないだろ。?俺とセレアは、友達なの。いや、本当に。」といった。

シュウヘイがそういうと、しずえは、「本当。?シュウちゃん。楽しそうにしてたけどな。あの時、本当。?本当なのね。まあ、頑張って。」と、言って、シュウヘイを茶化した。

しずえが、茶化すと、シュウヘイは「うるせえな。出てけ。この野郎。」と言っておここった。

シュウヘイが、怒ると、貫太郎が1階から2階に、向かって、一階の階段から、

「なんだよ。うるせえぞ。今、巨人が逆転したところなんだ。静かにしろ。」と、怒った。

その声は、すぐに、しずえと、シュウヘイの耳に届いた。

しずえは、それを聞きながら、シュウちゃん。面白い。頑張ってね、と思っているのだった。

シュウヘイは、俺、まだ、分らねえよ。そんな事、それに、セレアは、タニカワ先生が好きなんだ。聞いたわけじゃないけど、皆、噂してんだ。と思っていた。

貫太郎は、怒ると二人が静かになったので、よし。と思って、テレビの前に座った。

おキンばあちゃんは、明日、おことのの同好会があるので、ぐっすりと寝ていた。

里子は、おみよちゃんとお風呂に入って、ゆったりとしていた。

おみよちゃんは、奥さんと、お風呂に入っていると、母さんを思い出すなとしみじみとしていた。

シュウヘイは、しずえが、部屋からでていくと、小さな声で、「そんなんじゃないよな。俺ら。」と、つぶやいた。

そのつぶやきを部屋のポスターのポールと、タオナンが、笑うでもなく、笑うでもなく、聞いていた。

フールさん。セレアちゃんと、タニカワ先生をお借りしました。