ブログもの真似主 nezuzyouziのブログ

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ユニ姫ちゃん可愛かったです。 

 ユニ姫ちゃん可愛かったです。

 にんたま乱太郎を見ました。

ユニ姫ちゃんが、可愛かったです。

ユニ姫ちゃんは、宇宙で、一人ぼっちで、寂しかったのですが、乱太郎、きり丸、しんべえの三人の友情を見て、思い直して、自分は一人じゃないと思いました。

すると、別の宇宙から、別の世界の、ユニ姫、マルチ姫が、やってきました。

この宇宙には。他の宇宙もあって、その宇宙には、もう一人の自分がいるそうです。

もう一人の自分。僕も、別の宇宙の自分に会ってみたいです。

どんな顔かな。顔は、自分なので、同じ。?痩せている。太っている。

それても、今の僕より、お兄さん。?ユニ姫より、マルチ姫のほうが、お姉さん風の声だったので。僕も、同じように、お兄さんかもしれません。

ユニ姫は、サングラスをしていました。星形のサングラスでした。

そして、その向こうにある目の瞳は、綺麗な星形でした。

ユニ姫ちゃん。友達、見つかってよかったね。宇宙は、とてつもなく広いんだね。ユニ姫ちゃん。頑張って――。^^可愛かった。ユニ姫さま。僕も、広い世界を感じてみたいです。

UFOと、何万光年の思い出の段。

 UFOと、何万光年の思い出の段。

 明日は、僕の好きな声優、田村ゆかりさんが。にんたまらんたろうのコラボエピソードにユニ姫役で出演します。

今回のにんたまらんたろうは、人気科学番組、コズミックフロントとのコラボ企画で、宇宙をテーマにしたお話です。にんたまで、宇宙を題材にするって、新しいですね。

あらすじは、夜空の星の美しさに、感動したきり丸が、この美しい星空を売ったら、いくらになるのか。と、夜空を見ながら、妄想していると、そこに謎のUFOが、やってきて・・・・。という、宇宙の星と、お金が大好きなきり丸の異色のコラボレーションがここに誕生しました。その冒険に乱太郎としんべえも、巻き込まれ、騒動になります。

謎のUFOに乗っていたのは、謎のお姫様、ユニ姫。なにやら、聞くところによると、このお姫様、宇宙で、何かをコレクションしているようで。

 謎のUFO、そして、謎の姫、そして、美しい星空。

この宇宙には、何千、何万、という星があると、言われている。そんな広い宇宙で、かれらはであった。この出会いは、神のおぼしめしか、悪魔のいたずらか。!?謎の姫、ユニ姫と、らんたろう。きり丸、しんべえの冒険が今始まる。

 ビーアンビシャス。何万光年の広大な宇宙をまたにかけた、平成最後のらんきりしんの冒険が今、始まる。

楽しみだな。ユニ姫。^^明日、楽しみです。

ブラック・レディ オンザ ソファー。政治家稼業。パラレルファクター。

ブラック・レディ オンザ ソファー。政治家稼業。

 私が、覚えているのは、あの日、あのおもちゃ屋で、先生が、私の事を、じっと、ご覧になって、ニコッと、笑っていたこと、芥川先生の雲の糸の冒頭のように、下界を見下ろす、オシャカ様のように、私の、顔をじっと、見て、美しい瞳をしているなあ。と、頷きになって、私の安物のプラの紫色の目をご覧になった。そして、私の紫色の髪を、さっと、なでて、手触りのいい髪だな。本当の女性のようだ。

漫画の女の子が、そのまま、飛び出したかのようだ。と、低い声で、おっしゃった。そして、小さい子向けと、書いてあるから、リノのお友だちに最適ですね。」と、笑った。

 

リノ、その名前は、今でも、この耳に、残っている。よくとおる、澄んでいるいい声だった。聡明で、知恵が回る。そんな声だった。リノの父なのだと思っていたが、買っては違っていた。私は、おもちゃ。お客様、お友だちが、どんな方だろうと、関係がない。私は、ものだから。と、思っていた。リノと、初めて会ったのは、あの高級マンションの一室。私はどうして、と、思ったが、リノが、「私。リノ。今日は、テツローじゃなくて。アタシの日。よろしくぅ。^^」と、笑った。可愛らしい良い声だった。

 

リノは、私に手を通すと、「今日ネ。^^いっぱい。オテマミ^^書いたンダ。^^だから、凄く、リノね。疲れたノ。^^」と、言った。それに合わせて、高い声で、ふーん。ほーん。と、言っていた。リノは、どうも、しっくりこない様子で、「よー~し。^^明日、テツローに相談しよ~^^」と、言った。そして、私の顏を見て、「アナタ。とっても、可愛い顔だネ。^^リノより、お姉さんカナ。^^なんだか、アタマ、良さそーだ^^。」と、いって、笑った。

ものを言わない私を、動かして、そうだ。そうね。と、頷かせていた。

 

それでも、楽しそうに私に話すリノ。そして、疲れると、子供しかいない部屋には、不釣り合いな、高級な革張りのソファーに私を脱いで、リノは、オレンジジュース。^^と、いって、飲んでいた。氷も、入れて冷やして飲んでいた。

リノは、私に、こういった。ジュースを飲みながら、「そだ。^^アナタ。名前、なかったネ。^^何がいい。?」と、笑った。

 

そして、物言わぬ私に、「ウン。^^ウン。^^」と、カワイイコエで、頷いていた。

そして、「そだ。^^ソファーちゃん。革張りソファーで、寝ているから、ソファーちゃん。^^でネ。^^苗字は、ブラック。これからのジダイにィ合わせて、横文字ダヨ。^^」と笑った。

 

その時、私は、そうですか。と、思った。名前なんて、どうでもいい良かったが、ソファーという言葉の響きが、優しくて、気に入った。私が、そう思っている間も、リノは、話を続ける。そして、一通り話すと、私に手を通して、「そだねー。^^」と、やっている。けれど、リノは、しっくりこない様子で、う~ん。^^と、悩んだ。

 

 翌日、私は、リノの父に連れられ、リノの父の事務所に、行った。職場に、おもちゃを持っていくこの人も、おかしいと思ったが、リノの父は、アンティークです。アンティーク。いい政治は、良い文化から、インテリジェンスは、形から。」と、言って、私を事務所の自分のデスクの近くに置いた。案の定、秘書の女性が、何やら、怒っていたが、私は、気にしなかった。

 

休み時間、女性が、どこかへ行った時、リノの父は、私に手を通して、こうだ。これが、こうなって、と、動かし始めた。そして、そうだな。これは・・・・。」と、考えた。

すると、私は不思議な気持ちになった。だんだんと、自分に命があるように錯覚していくのだ。文楽の呼吸、息遣いの様に、リノの父の呼吸が私の呼吸となり、私の呼吸が、リノの父の呼吸となった。

それを感じたとき、暗い部屋に、小さな灯りをつけて、リノが、やっほー^^」と、笑っているのが分った。そして、私にこう言った。ソファーちゃん。生まれたね。おめでとう。ソファーちゃんは、私のおつきだよ。秘書だって。よろしくネ。^^」と笑った。

私は、リノに、よろしくお願いいたします。」と、言った。

 

リノは、呼び捨てでイイよ。^^私たち。オトモダチ。^^でしょ。?」と、笑った。

私は、そっけなく、「はい。」と、言った。

 

 この二人といて分かった。この二人は、親子でない事。それどころか、同じせんろテツロウという人間であることが分かった。この人は、大変なのある政治家で、グローバリストであることが、分った。その働きぶりは、凄まじく、入閣まで、あと一歩まで、迫っていることも分かった。

その反面、グローバル化を美化しすぎている所があり、ワコクの野党 紅鷹党などは、彼の事を、海外かぶれと、馬鹿にされることが多い。

それでも、めげずに、進む彼、気が付けば、そんな彼の事を、「先生。」と、呼ぶようになっていた。

先生が私に最初に下さった役回りは、リノのおつきで、せんろ先生の支持者。私は、なんでと思った。けれど、分った。せんろ先生は、強い支持者を求めている。現実肌で、擦れていて、冷たい。そんな支持者を求めている。そんな人なら、もうのぞみさんがいるのでは。と思うが、

先生は、リノと、自分の中間のもの。先生は、おっしゃった。私たちは、先生の一部で、先生も、また、私たちの一部だと。私たちは、チームだと。私は、思う。そうだというならば、私のこの冷たい口調は、どこか突き放すようなこの口調は、先生の一部なのかと思う。そう考えると、あいつは、ワコクの事を考えていない。と、言われても、仕方がないと思った。だから、先生は、のぞみさんではなくて、私を作ったのだ。と思った。そういう役回りなら、物まねの中から、自分を定めよ。と、そう、お考えなのだ。

 そうなら、のぞみさんがいるのにと思う。

そう思うと、先生も、素直じゃ、ありませんね。と思う。

私が生まれたという事は・・・先生は、のぞみさんが・・好・・・。

 私は、リノのおつきなので、それ以上は、申しません。

それに、先生の熱心な支持者でも、ありますので。

ここまで、喋ったとき、清水さんがやってきた。

 

清水さんは「議員。何をやっていたんですか。?」と、聞いた。

すると、ソファーは、先生は、書類の作成と、前回の議会の議事録の確認をしていますよ。」と、冷たくいった。のぞみは、「こら、議員。遊んでるじゃないですか。」と、怒った。

 

それを聞いて、私は、先生。こんなことをしている場合ではないのでは。と思ったが、私は、あくまで、おもちゃで、リノのおつきなので、何も言うまいと思った。

私が、そう思っていると、するっと、私は抜け、元の場所に戻った。

窓から、春の日差しが、さしていた。私は、ああ。もう春ですね。リノ。といって、次の出番を待つことにした。

 

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リノの広い海。パラレルファクター。政治家稼業。

 リノの広い海。パラレルファクター。政治家稼業

 

 この研究をはじめて、何年、たっただろうか。?

せんろたちと別れて、はや、何十年。あっちの国やら、こっちの国やら、県やらを回り、幾日も、幾日も、海の事ばかり。もう、僕も、いい歳だ。だから、あの二人も、けっこうなおっさんだ。風の便りに、ワコク帝大は、共栄大に変わったそうだ。服装も、カジュアルになり、いろいろなルーツをもつ、学生も、たくさんいるそうだ。この海の様に、ダイバーシティーで、頑張っていってほしい。話は、横道にそれるが、海の砲台、国防のために、ワコクに作られた砲台も、台場というらしい。僕は、せんろでは、ないけれど、古来、国を守るため、外国と、一枚隔てていたものと、多様性を意味する。ダイバーシティーが、同じような言葉なのは、不思議な、おかしさを感じる。

 

 僕は、せんろたちとは、学部も、違ったし、志す物や将来の夢は、違っていた。せんろも、津山も、最初から、政治家志望だったし、ハセガワ議員の元で、せんろは、勉強が終わった後も、書生をしていたし。津山も、政治研究会で、線路がいない時も、部長として、活動を続けていた。僕はと言うと、カメリア語で、書かれた魚や海に関する本や文献を読んでいた。僕は、カメリア語の研究に来たの。と、言わんばかりに、大学を卒業するまでの四年間、カメリア語づけだった。危うく、カメリア人になるところだった。けれども、それが、良かったのか。カメリア語が堪能になった。

 

 これも、おかしいと思う。ワコク帝国大学は、ワコク人を育成するための国風の大学であったはずで、そこの卒業生は、いわゆるサムライのような人が多い。けれど、僕は、違った。海外生活が長いせいも、あってか。畳より、椅子。抹茶より、紅茶やコーヒーの方が落ち着く、それに、どこどこの国、文化というよりも、同じ世界、同じ海に浮かぶ島の文化として、尊重したいという気持ちの方が、強い。ワコクも、随分と変わったと聞く、今は、どうなっているのだろうか。

今というと、今だから、言えるが、僕は、リノちゃんの事をかわいらしいと思っていた。ほんとに、お前は、せんろか。と思った。顔も、背格好も、違っていた。こんな子が、近くにいたら、毎日楽しいだろう。と思っていた。だから、津山が羨ましかった。津山は、せんろがリノちゃんになると、おい。リノ。と怒り、せんろとなると、おい。せんろと言っていた。僕は、せんろの事も、津山の事も、せんろ君。津山君。リノちゃんと、呼んでいた。僕も、ビシッと、男らしく、せんろ、津山、リノと、呼べれば、良かったのだが、育ちのせいなのか。なんなのか。で、当時は、呼べなかった。今は、因果なもので、君や、さんのない、カメリア語で、話すことの方が多い。今なら、呼び捨てで、せんろとも、津山とも、リノ、いや、女性は、いや、違う。呼び捨ては、失礼か。そんな風に思うと、せんろや、津山のことも、君を付けて話すだろう。遠い海の上から、応援しているよ。せんろくん。津山君。それから、リノちゃん。

リノちゃんは、いくつになったのかな。せんろの一部だから、彼女も、いい奥さん。いや、女史に、なっただろうか。

グローバル化だ。国際化だ。広い海だ。言っている海の上で、そんなローカルなことを考えた。どうやら、僕も、生粋のワコク人らしい。いくら、カメリア語で、話し、パンを食べ、横文字の溢れる生活を送っていても、僕のルーツは、ワコクらしい。こういうことをお国、お里と、いうのだろうか。僕は、そう思った。そう思うと、せんろが、リノちゃんの時に、僕を茶化して、「ねェ、魚住クン。オサカナのけんきゅー^^してネ。リノネ。^^おうえんしてるぅ。^^」と、ケタケタ笑ったことを思い出した。その時の女史の目は、キラキラとしていて、海のようだった。あれが、あったから、今の自分があるのかもしれない。と、ふと、思う。そう思うと、僕も、ワコク人なのだ。と思う。

 そう思うと、僕は、安心した。自分のルーツが分って、安心した。

自分のルーツは、ワコクなのだと、強く思えた。

僕のルーツも、きっかけも、すべて、あの国にあるのだ。そう思った。

帝大の思い出。パラレルファクター。

帝大の思い出 パラレルファクター。

せんろは、ブラックのスーツを着て、仕事をしていた。今日は、奏山県の教育の充実と、新学科の設立であった。昔より、人、物、お金が、行ききする時代となり、ここ、ワコクにも、海外からの観光客、定住者も多くなってきている。そんなグローバル化。多様化の世に会って、帝国大学も、変わらねばならない時が、やってきた。ということで、帝国大学も、時代に合わせ、変化していかねばならない。今、現在、帝大は、名称が変わり、ワコク共栄大学という、名前に代わっている。その大学の新体制準備委員にせんろも、選ばれた。せんろは、帝大のOBであった。せんろは、休憩時間に自分の事務所で、白黒の写真を見ていた。のぞみさんは、偉く懐かしそうにしているので、「どうしたんですか。」と、聞いた。せんろは、「いえ。」と。笑みを浮かべて、「旧友の事を、思い出していたんです。いや、若いなあ。」と、感慨深そうに言った。

のぞみさんは、「何ってるんですか。?まだ、若いじゃないですか。」と、言った。

せんろは、「そうですか。津山も、若いなあ。」と、ニコッとした。

のぞみも、その白黒の写真を見た。それは、確かに古い写真で、ところどころ、色あせていた。のぞみは、驚いた。今は、ワコクも、映画も、テレビも、新聞も、カラーで、色がついていて、当たり前だという風なのに、このころは、まだ、白黒だったのね。と思った。言われてみると、津山さんは、今より、体が、細身かも、知れないと思った。でも、このころも、今と変わらず、強面だった。せんろは、色白で、今は、コンタクトをしているが、このころは、黒縁のメガネをしていた。二人は、ニコッと、こちらを見ている。のぞみは、「二人はこの時から、仲がよかったのね。」と、思った。

のぞみは、写真の中のせんろの左に、誰か思った。

のぞみは、この人は誰かしら。と思って、椅子に座って写真を見ているせんろに、顔を少し、チ被けて聞いてみた。この人がだれか、聞きたかったのだ。せんろは、ニコッと笑って、魚住くんです。今は、海洋学者で、海の研究をしています。のぞみさん。奏山エビって、食べたことありませんか。」と、聞いた。そして、「彼は、その奏山エビの研究で有名ですよ。と、言った。その顔は、とても、嬉しそうだった。けれど、のぞみさんは、海の事や生き物の事は、知らなかったので、「初めて聞きました。申し訳ありません。」と、困った顔をしていった。

せんろは、「そうですか。知りませんか。おいしいエビですよ。お雑煮ばかりが、有名ですが、お刺身も、美味しいんです。身が透き通っていて、食べると、ほのかな甘みが、口の中に広がって。今は、春の産卵の季節で、卵を持ったエビが、たくさん取れていますね。子持ちのものも、いいんですよ。お酒にも、マッチしてね。」と、笑った。

のぞみさんは、そうなんですか。と興味深そうに聞いた。そして、「その魚住さんが、研究をなさっているんですね。その、奏山エビの研究を。」といった。

のぞみさんは、せんろが、津山さんと、親しいのは知っていたが、魚住さんの事は、初めて知った。そして、その魚住さんが、今、どこにいるのか聞いてみた。

魚住さんの事がもっと、知りたくなったのだ。

すると、せんろは、彼は、海の男ですから。どこにいる。ということは、分かりません。もしかしたら、小野道にいるかも、しれませんね。いや、もしかすると、どこと言わず、世界中の海を研究いているかもしれません。海は、広いですから。と、笑った。

彼は、言っていましたね。「俺は、海の事、海の生き物の事を、学びたい。」と。

彼は、海の男です。海の男は、流されず。流れを作る。と、いつも言っていましたよ。と、懐かしむように言った。

のぞみさんは、その海洋学者の方は、どこか、せんろ議員に似ているな。と思った。せんろ議員が、鉄道や、流通、経済に、関心があるように、その方も、海の事。海の生き物や、海の神秘の事が好きなんだな。と思った。

そう思うと、せんろさんは、鉄道、流通、津山さんは、教育、人格形成、人を教え、導く事、そして、魚住さんは、海の神秘や海の生き物の事。こういう風に考えると、三人とも、進む道は違っていても、心のどこかで、惹かれあっていたのね。と思った。

のぞみが、そう思っていると、せんろは言った。「のぞみさん。ですから、次のテイダイも、私のように、違う志を持った若者たちがお互いの考えを発信し、高め合い、良く学び、そして、良く学ぶ。という学び舎にしたいのです。と、言った。

のぞみさんは、せんろがそういったとき、素敵だな。と思った。

その時、のぞみさんは、せんろさんと学んでみたかったな。と思っていた。

せんろは、その時、こういった。「あ~。^^ミンナ。元気カナ。^^」と、カワイイコエで言った。その時、のぞみさんは、ドキッとした。って、事は、津山さん以外にも、せんろさんの秘密の事、知ってるの。?と思った。

すると、せんろは、「リノね。真ん中にして貰ったんだ。^^私たち。友達だよって、仲間の印にネ。^^リノ。真ん中ネ。^^って。」と、笑った。

のぞみさんは、キッと睨んだが、せんろは、フフッと笑って、「まぁ、昔のハナシダヨ。^^でも、またいつか、会いたいナ。三人でネ^^津山さんには、あってるけどネ。^^」と、笑った。

のぞみさんは、その時のせんろの顔を見たとき、自覚を持ちなさいと思ったが、せんろさんの思い出か。と、その頃のせんろさんの事、もっと知りたいな。思っていた。

 

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二つのバッチ。この空の花。パラレルファクター。

二つのバッチ。この空の花。パラレルファクター。

 

 僕は、ミステリが好きだ。ラジオも聞いている。新聞も、少々。社会面、地域面。政治面も、よく読んでいる。文化欄も、好きだ。この間は、アスミちゃんが、子供たち向けに、子供のお小遣いで、買えるチケットの販売や、子供向けの音楽の紹介活動をする。という記事を読んだ。記事の中のアスミちゃんは、とても、美しく、黒い大人っぽいドレスが似合っていた。アスミちゃんは、だんだんと、大人っぽくなってきている。曲も、だんだんと、明るく、元気のいい曲だけではなく、大人向けの愛を描いたもの。悲恋を描いたものも、弾くようになっていた。最近は、文通を続けては、いるが、前の様に、会うという事が、ちゃんとできずにいた。けれど、それだけ、各々が、それぞれの目標に向かって、歩んでいるという事なので、いいのかな。と思った。でも、会いたい。とも、思った

せんろ議員が、少し、うらやましい。彼は、清水さんと、一緒にいるから、いつも、一緒に、どこへ行っても、べったりだ。僕は、それがいいなあ。と思う。だけれども、僕は、今、しっかりと、自分が進む道をしっかりと、歩みたいと思う。せんろさんを見ていると、そう思う。秘書さんも、あの、小さな不思議な子もいる。その中で、自分の夢のために汗をかいて、粉骨砕身している。僕は、新聞を読むとき、アスミちゃんや、せんろさんの名前があると、僕も、頑張ろうと思う。山本だって、そうだ。あいつの料理の腕は、ワコク一だと思う。

山本だって、この春、自分の店をもって、自分の料理の道へと進んだ。

 

僕は、山本と、料理の事を思う時、無理するな。と思う。何かあったら、また、僕を頼ってくれ。僕たちは、友達だ。僕は、そう思う。山本の事を、いつも、心配している。と、同時に、これまた、僕も、やろう。と思う。

最近、不思議なのだが、こういう所が、前の自分とは、少し、変わってきたのかなと思う。だけれど、僕は、慎重なので、僕は、僕のペースで、変化していきたいと思う。このペースと言うのも、また、なにかに誘発され、発奮されて、変わるかもしれないが、僕が、僕である。という事は、変わらないと思う。不思議と言うと、せんろさんの親戚の子供のリノちゃんから、エメラルドのバッチをいただいた。あの場では、リノちゃんから、「ハイ。」という事で、いただいたが、子供のいたずらで、こんな高価なものを頂くのは、申し訳ないと思って、お返ししようと思って、せんろさんに電話を一報、いれた。

すると、清水さんが、僕の電話をとって、「せんろ。ですね。今、お繋ぎいたします。」という事で、電話を繋いでいただいた。せんろさんに「先日のリノちゃんの。エメラルドのバッチの事なのですが。」と、いうと、せんろさんは低い良く通る声で、「先日は、途中で帰ってしまい。申し訳ありません。」と、言った。そして、「いいんです。あれは、私の気持ちです。とても、似合うと思いますよ。」と、言った。そして、リノには、また言って聞かせますから。」と、笑った。僕は、こんな高価なものを貰うわけには、行かないと思い、「いただくわけには、いきません。こんな高価な宝石。僕には、もったいないです。」と、少し、突き放すように言ってしまった。すると、せんろさんは、「そうですか。?僕は、なんとも思っていません。リノがいたずらをして、不愉快に思ってしまったのなら、謝ります。」と、言った。僕は、この時、ああ、また、自分を悪く言ってしまった。

リノちゃんだって、そんな気持ちで、僕にくれたわけでは、なかったはずだ。せんろさんだって、気にしていない。という、けれど、僕は、気にしてしまった。こういう時、せんろさんやアスミちゃんは、良いと思ってしまう。なぜなら、この人たちは、なんでも、踏み越えていくからだ。けれど、僕は、どうしても、細かい所が気になってしまって、ダメだ。僕は、そう思って、リノちゃんから、貰った。エメラルドのバッチを見た。バッチは、綺麗な緑色を放って、僕を見ていた。せんろさんは、気にしていないというし、リノちゃんに言って聞かせるという。僕は、そう思うと、「これつけてみようかな。」と思った。

僕は、これを付ければ、この間の土曜の夜のせんろさんに近づけると思った。僕は、そう思ったので、「そうですか。せんろさん。申し訳ありません。あの、バッチ。いただきます。」と、言った。

僕が、そういうと、「こちらこそ。ごめんなさい。町田さん。いらない心配をさせてしまって。」と、謝った。そして、こういった。「そちらのバッチは差し上げます。」と、言った。僕は、嬉しかったが、どこか、申し訳なかった。けれど、これを付けたら、何か、変わるかな。と思って、つけてみようと思った。

そう思って、僕は、電話を「せんろさん。お仕事中。申し訳ございません。」と、謝って、電話を切った。

 

 僕は、さっそく、そのエメラルドのバッチをいつものカメリア製のスーツに合わせてみた。姿見の前に立つと、「おお。結構。似合う。」と思った。このバッチをつけたら、カッコいい大人、せんろさんのように、なれるかな。と思った。そう思うと、僕の物語は、ここから、始まるのだ。と思った。

 

ここは、せんろの事務所。リノは、「アチャー^^。」と、言った。

のぞみさんは、「どうしたんですか。相手は、町田さんのようでしたが。」と、言った。

せんろは、ソファーちゃんの声で、パペットをもって、「また考えないと、いけませんね。先生。」と、言った。

すると、せんろは、元の男性の声で、のぞみさんに、「町田さん。申し訳ない。」と、言った。

そして、のぞみさんに「町田さんを困らせて、しまったなあ。」といった。

のぞみさんには、何がどうなったのかすぐにわかった。

そして、せんろに、「いいですか。議員。気を引き締めてください。」と、言った。すると、リノは「ハーイ。^^」と、言った。すると、のぞみさんは、議員と、睨んだ。

すると、せんろは、青い顔をして、手汗をかいた。左手のパペットの中が、少し、暑く感じた。パペットは、この季節には、少し、暑いかもしれない。

せんろは、それを感じた時、「あっ。こんなところにも、春の訪れが。」と思っていた。

胸の藤色の議員バッチが、きらりと、部屋の灯りにてらされたのぞみさんの怖い顔を薄く映していた。

カゾク会議。政治家稼業。パラレルファクター。

 カゾク会議。政治家稼業 パラレルファクター。

 

ここは、奏山県 奏山市 本町の高級マンションだ。

ここに、リノは、テツローと、御つきのソファーちゃんと住んでいた。

 

テツローは、リノと、不思議な縁がある仲であった。不思議な仲といっても、そんな変な仲ではない。政治家と謎の女。怪しい言葉である。しかし、せんろと、リノは怪しい仲ではなかったが、とある、切っても、切れないことでつながっていた。ソファーちゃんが「今日は、カゾク会議です。せんろさん。のぞみさんの件。いつまで、放っておく、つもりですか。?と、自分とリノの中間の響きで、冷たくいった。

ソファーちゃんは、リノのお気に入りのぬいぐるみで、紫の髪の女の子のパペットである。せんろは、リノが、「ほし~イ。コレ。いいなぁ。いいヨネ。^^テツロー。^^」と、おもちゃ売り場で、せがむので、買った。せんろは、思った。これで、レパートリーが、増えますね。」と笑った。

でも、リノは、コマッタもので、今まで、ふざけてきたどんなことよりも、難しく、かつ、演技がそれらしく。できていると、思った。リノをやっていると、不思議なもので、とても楽しい。リノのプランも、ねってある。自分のあった事のない親戚の子供というプランだ。でも、これは、不思議だった。それを考えている時、本当にそんな人がいるような気がした。リノは、私の素そのものと思った。リノは元気いっぱいな女のコである。

甘いものが好きで、中でも、プリンが好き。焼プリンも、プリンも、プリン液も好き。けれど、御つきのソファーちゃんに止められている。「えー。私ィ。プリン液、飲むゥ。アマクッテ、いいよネ。^^」と笑った。

すると、ソファーちゃんは、「ダメですよ。リノ。おなかを壊しますよ。」と、冷たくいった。ソファーちゃんは、もこもこしていて、手を入れると、温かい、でも、心と言動は冷たいという、パペットのぬいぐるみである。せんろは、そんな二人。リノとソファーちゃんのやり取りを楽しいなあ。と聞いていた。せんろは、リノとソファーは、元気だな。と思った。せんろは、二人の事を面白いので好きだな。と思った。

 

せんろがそう思っていると、リノは、言った。「ネェーサぁ。^^テツロー。^^リノの変身時間を延ばして。^^と、笑った。そして、こういった。桜がきれいだから、今度は、ソファーちゃん。^^と、三人で、お花見にイコぅ。^^と笑った。

変身時間と言うのは、せんろがリノになる時間ことである。変身と言っているが、実際に文字通り変身するわけではない。せんろは、これの事を「私の場合は、なりきる時間です。心を浮かび上がらせ、新たな自分となります。」と言っている。

ソファーちゃんは、リノがそういうと、冷たく言った、「私は、パペットです。お花見に行っても、お弁当は、食べられません。それに、テツローさんは、今、真面目な時間を増やすと、秘書の清水さんに誓いました。これは、マニフェストであるので。」と、固い口調で言った。口がパクパクして、口の中の赤い元気な色がわかった。リノちゃんは、「うぇ~ ^^ということハ、もっと、ヘッチャウの。~。^^桜がこんなにきれーなのに。^^テツロー。^^ばっかり。この前だって、マチダくんと、お話したトキ、アンマリ出れなかったヨ。^^」と笑った。

せんろは、あれは、事前に前回のカゾク会議で決めましたよね。時間制で、決めましたよ。リノさん。あれは、男の夕食会です。リノちゃんだって、最後に出てきたでしょ。と、笑った。

せんろが笑うと、リノは、寂しそうにシタ。^^リノだって、プリンアラモード。タベタカッたナ。^^テツローばっかり。」と笑った。

それを見て、ソファーちゃんは言った。

リノ。「私たちは、物まねです。いつ何をまねるか、いつ何にどれくらい、取り組むかは、本人しだいです。我々は、あくまで、サブです。」と冷たくいった。

ソファーちゃんがそういうと、リノは、違うモン。^^「リノは、リノだもん。テツローが、タノシー。気持ちで、いてくれたら、リノはね。そこに居るんだもん。リノは、リノなの。^^サブじゃない。^^」といった。ソファーちゃんは、「リノ。気持ちは、分ります。しかし。」と、冷たくいった。テツロウは、「そうですね。リノも、私の一部です。ソファーちゃんも。」、と、まとめ役のような顔をして言った。

そして、「良し。これから、リノの時間を増やしましょう。」と笑った。

それなら、良いでしょ。と笑った。

それを見て、ソファーちゃんは「いいですか。先生。清水さんの思いは。?

私は、女性として、分ります。あなたは、良い政治家です。人望だってある。いつかは、入閣をするかもしれない。私たちと、ここで、別れなければ、あなたはダメになる。」と、冷たくいった。

リノは、「駄目になんか。ナラナイヨ。^^テツローは、テツローだモン。ソレニ、リノだっている。楽しい気持ちさえあれば、人は、どんなときだって、頑張れる。明日も、ヤルぞ。」って、思えるモン。ソファーちゃんは、冷たすぎるんだよ。^^」といった。

それに対して、ソファーちゃんは、理解できません。私は、間違ったことは言っていないはずです。と冷たくいった。

そして、キッとにらんだ。その顔は、清水さんに似ていた。

紫色のパペットが、清水さんに似ているとは、一体。と、せんろは、思ったが、演技を続けた。

それを聞いて、リノは、なにをー。^^と思った。そして、怒って、パペットをとろうとした。せんろは、その手を、柔らかな手を取った。

そしてこういった。「喧嘩したら、いけませんよ。私たちは、チームなんです。冷たく、理論的すぎる。あなたも。明るく元気な君も、私の一部です。なんですか。?解散ですか。?もうちょっと、話を詰めましょうよ。二人とも、二人の志は、なんですか。?」と笑った。

すると、二人は我に返った。リノちゃんは、泣いた。

「テツロー。^^いつか、私の知らないところに行っちゃうノ。^^いやだ。」と、子供みたいに泣いた。ソファーちゃんは、「ほら。泣いた。」といった。

そんなソファーちゃんに、「いいじゃないですか。リノは、まだ、小さい子なんですから。あなたも、どうですか。?頭の固い秘書は、一人でいいのに。なんであなたが、私のレパートリーに入っているんですかね。」と、不思議がった。

ソファーちゃんは、「知りませんよ。あなたが、買ったんでしょう。おもちゃ屋さんで。」と、言った。

せんろは、いや、あれは、あくまで、リノちゃんが買ったんですよ。いつも明るくて、楽しくて、いつも、元気な女の子で、でも、ちょっぴり、寂しがり屋で、プリンや甘いものが好きで、楽しいことも好き。そんな子です。ソファーちゃんも、こちらへ。」と、手を出して、誘った。

ソファーちゃんは、私が、「仕事がありますので。」と断った。パペットの仕事とは、一体。けれど、演技を続けよう。ソファーちゃんがそういうと、せんろは、そうですか。いつも、ありがとうございます。ごめんなさい。と謝った。ソファーちゃんは、なぜ自分にせんろが謝るのか分からなかった。

けれど、少し考えると、分った。

テツローさんは、私の中に、清水さんを見ていると思った。そう思うと、そうなのか。と思って、心の中が、少しだけ、温かくなった。

 

リノは、頭をなでられている、ソファーちゃんをみて、ズルイ。^^と思って、

「リノの頭も、なでなでシテ。^^テツロー。」といった。

テツロウは、良いですよ。二人で、仲良く。ソファーちゃんも、リノちゃんも、可愛い。かわいい。私の大事なワタシです。」と、笑った。

そして、リノは、幸せだな。^^と思った。幸せな気持ちになると、リノは、さっき、ソファーちゃんと喧嘩をしたことが、とても、小さなことのように思えた。そう思うと、喧嘩したことなんて、どうでもよくなった。

リノは、そう思うと、「アンねぇー。^^ソファーちゃん。^^ゴメンネ。^^私たち、仲間。ワタシタチ、みーんなで、ワタシ。これからも、私の御つきでいてネ。^^」と笑った。

 

ソファーちゃんは、「理解できません。でも、私は、皆でワタシ。」と言うのは分かります。それに、今日は気分がいいですね。だから、今日は、コレに免じて、許しましょう。」と、冷たくいった。せんろは、ちょっと、なんで、こんな子なんだろうと、自分でも、思ったが、こういう所も、ワタシだ。と思って、許した。

 

三人が片寄せ合って生きている、家族団らんの高級マンションの一室。その窓の外に、今の光景からは、少し、不釣り合いな夜景がキラキラと輝いていた。この奏山も、少しは、都会風になってきたようだ。

 夜が明けた。

青年は、ブラックのかっこい、パリッとしたスーツに身を包み、赤いネクタイを締めて、革靴を履いた。黒い清潔感のある髪が、彼の誠実さを表していた。彼は、朝食にスクランブルエッグと、サラダ、トースト。後、豆からひいた香りの高い、コーヒーをブラックで飲んでいた。青年は、「今日のコーヒーも、なかなかの出来ですね。」と言った。

おや、昨夜の、リノと、ソファーちゃんは、どこへ行ってしまったのだろうか。

歯磨きをして、フロスをする。寝癖を整える。そんな姿のどこにも、二人を感じさせる要素はなかった。朝の支度が終わると、彼は、革のブラックのシックなカバンをもって、革靴を履き。どこかへ出て行ってしまった。仕事場に向かうのだろうか。青年は、「行ってきます。」と挨拶をした。

 誰も、いなくなった部屋が静かになった。その静寂の中にマジカル・カヨちゃんの本が、本棚にあるのを見つけた。その隣の棚の上で、紫色の髪で、カワイイ瞳をしているソファーちゃんのパペットのぬいぐるみがあった。

この部屋には、子供がいるのだろうか。

 静かな、朝の静けさがそこにあった。カーテンの向こうで柔らかな日の光がこちらに朝の光を届けようとしていた。

 

 

 

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「テツロー。オシゴト。^^ガンバッテネー。^^リノ、応援シテルょ~う。^^」

「行ってらっしゃいませ。テツローさん。リノの事は、お任せください。」