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二つのバッチ。この空の花。パラレルファクター。

二つのバッチ。この空の花。パラレルファクター。

 

 僕は、ミステリが好きだ。ラジオも聞いている。新聞も、少々。社会面、地域面。政治面も、よく読んでいる。文化欄も、好きだ。この間は、アスミちゃんが、子供たち向けに、子供のお小遣いで、買えるチケットの販売や、子供向けの音楽の紹介活動をする。という記事を読んだ。記事の中のアスミちゃんは、とても、美しく、黒い大人っぽいドレスが似合っていた。アスミちゃんは、だんだんと、大人っぽくなってきている。曲も、だんだんと、明るく、元気のいい曲だけではなく、大人向けの愛を描いたもの。悲恋を描いたものも、弾くようになっていた。最近は、文通を続けては、いるが、前の様に、会うという事が、ちゃんとできずにいた。けれど、それだけ、各々が、それぞれの目標に向かって、歩んでいるという事なので、いいのかな。と思った。でも、会いたい。とも、思った

せんろ議員が、少し、うらやましい。彼は、清水さんと、一緒にいるから、いつも、一緒に、どこへ行っても、べったりだ。僕は、それがいいなあ。と思う。だけれども、僕は、今、しっかりと、自分が進む道をしっかりと、歩みたいと思う。せんろさんを見ていると、そう思う。秘書さんも、あの、小さな不思議な子もいる。その中で、自分の夢のために汗をかいて、粉骨砕身している。僕は、新聞を読むとき、アスミちゃんや、せんろさんの名前があると、僕も、頑張ろうと思う。山本だって、そうだ。あいつの料理の腕は、ワコク一だと思う。

山本だって、この春、自分の店をもって、自分の料理の道へと進んだ。

 

僕は、山本と、料理の事を思う時、無理するな。と思う。何かあったら、また、僕を頼ってくれ。僕たちは、友達だ。僕は、そう思う。山本の事を、いつも、心配している。と、同時に、これまた、僕も、やろう。と思う。

最近、不思議なのだが、こういう所が、前の自分とは、少し、変わってきたのかなと思う。だけれど、僕は、慎重なので、僕は、僕のペースで、変化していきたいと思う。このペースと言うのも、また、なにかに誘発され、発奮されて、変わるかもしれないが、僕が、僕である。という事は、変わらないと思う。不思議と言うと、せんろさんの親戚の子供のリノちゃんから、エメラルドのバッチをいただいた。あの場では、リノちゃんから、「ハイ。」という事で、いただいたが、子供のいたずらで、こんな高価なものを頂くのは、申し訳ないと思って、お返ししようと思って、せんろさんに電話を一報、いれた。

すると、清水さんが、僕の電話をとって、「せんろ。ですね。今、お繋ぎいたします。」という事で、電話を繋いでいただいた。せんろさんに「先日のリノちゃんの。エメラルドのバッチの事なのですが。」と、いうと、せんろさんは低い良く通る声で、「先日は、途中で帰ってしまい。申し訳ありません。」と、言った。そして、「いいんです。あれは、私の気持ちです。とても、似合うと思いますよ。」と、言った。そして、リノには、また言って聞かせますから。」と、笑った。僕は、こんな高価なものを貰うわけには、行かないと思い、「いただくわけには、いきません。こんな高価な宝石。僕には、もったいないです。」と、少し、突き放すように言ってしまった。すると、せんろさんは、「そうですか。?僕は、なんとも思っていません。リノがいたずらをして、不愉快に思ってしまったのなら、謝ります。」と、言った。僕は、この時、ああ、また、自分を悪く言ってしまった。

リノちゃんだって、そんな気持ちで、僕にくれたわけでは、なかったはずだ。せんろさんだって、気にしていない。という、けれど、僕は、気にしてしまった。こういう時、せんろさんやアスミちゃんは、良いと思ってしまう。なぜなら、この人たちは、なんでも、踏み越えていくからだ。けれど、僕は、どうしても、細かい所が気になってしまって、ダメだ。僕は、そう思って、リノちゃんから、貰った。エメラルドのバッチを見た。バッチは、綺麗な緑色を放って、僕を見ていた。せんろさんは、気にしていないというし、リノちゃんに言って聞かせるという。僕は、そう思うと、「これつけてみようかな。」と思った。

僕は、これを付ければ、この間の土曜の夜のせんろさんに近づけると思った。僕は、そう思ったので、「そうですか。せんろさん。申し訳ありません。あの、バッチ。いただきます。」と、言った。

僕が、そういうと、「こちらこそ。ごめんなさい。町田さん。いらない心配をさせてしまって。」と、謝った。そして、こういった。「そちらのバッチは差し上げます。」と、言った。僕は、嬉しかったが、どこか、申し訳なかった。けれど、これを付けたら、何か、変わるかな。と思って、つけてみようと思った。

そう思って、僕は、電話を「せんろさん。お仕事中。申し訳ございません。」と、謝って、電話を切った。

 

 僕は、さっそく、そのエメラルドのバッチをいつものカメリア製のスーツに合わせてみた。姿見の前に立つと、「おお。結構。似合う。」と思った。このバッチをつけたら、カッコいい大人、せんろさんのように、なれるかな。と思った。そう思うと、僕の物語は、ここから、始まるのだ。と思った。

 

ここは、せんろの事務所。リノは、「アチャー^^。」と、言った。

のぞみさんは、「どうしたんですか。相手は、町田さんのようでしたが。」と、言った。

せんろは、ソファーちゃんの声で、パペットをもって、「また考えないと、いけませんね。先生。」と、言った。

すると、せんろは、元の男性の声で、のぞみさんに、「町田さん。申し訳ない。」と、言った。

そして、のぞみさんに「町田さんを困らせて、しまったなあ。」といった。

のぞみさんには、何がどうなったのかすぐにわかった。

そして、せんろに、「いいですか。議員。気を引き締めてください。」と、言った。すると、リノは「ハーイ。^^」と、言った。すると、のぞみさんは、議員と、睨んだ。

すると、せんろは、青い顔をして、手汗をかいた。左手のパペットの中が、少し、暑く感じた。パペットは、この季節には、少し、暑いかもしれない。

せんろは、それを感じた時、「あっ。こんなところにも、春の訪れが。」と思っていた。

胸の藤色の議員バッチが、きらりと、部屋の灯りにてらされたのぞみさんの怖い顔を薄く映していた。