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帝大の思い出。パラレルファクター。

帝大の思い出 パラレルファクター。

せんろは、ブラックのスーツを着て、仕事をしていた。今日は、奏山県の教育の充実と、新学科の設立であった。昔より、人、物、お金が、行ききする時代となり、ここ、ワコクにも、海外からの観光客、定住者も多くなってきている。そんなグローバル化。多様化の世に会って、帝国大学も、変わらねばならない時が、やってきた。ということで、帝国大学も、時代に合わせ、変化していかねばならない。今、現在、帝大は、名称が変わり、ワコク共栄大学という、名前に代わっている。その大学の新体制準備委員にせんろも、選ばれた。せんろは、帝大のOBであった。せんろは、休憩時間に自分の事務所で、白黒の写真を見ていた。のぞみさんは、偉く懐かしそうにしているので、「どうしたんですか。」と、聞いた。せんろは、「いえ。」と。笑みを浮かべて、「旧友の事を、思い出していたんです。いや、若いなあ。」と、感慨深そうに言った。

のぞみさんは、「何ってるんですか。?まだ、若いじゃないですか。」と、言った。

せんろは、「そうですか。津山も、若いなあ。」と、ニコッとした。

のぞみも、その白黒の写真を見た。それは、確かに古い写真で、ところどころ、色あせていた。のぞみは、驚いた。今は、ワコクも、映画も、テレビも、新聞も、カラーで、色がついていて、当たり前だという風なのに、このころは、まだ、白黒だったのね。と思った。言われてみると、津山さんは、今より、体が、細身かも、知れないと思った。でも、このころも、今と変わらず、強面だった。せんろは、色白で、今は、コンタクトをしているが、このころは、黒縁のメガネをしていた。二人は、ニコッと、こちらを見ている。のぞみは、「二人はこの時から、仲がよかったのね。」と、思った。

のぞみは、写真の中のせんろの左に、誰か思った。

のぞみは、この人は誰かしら。と思って、椅子に座って写真を見ているせんろに、顔を少し、チ被けて聞いてみた。この人がだれか、聞きたかったのだ。せんろは、ニコッと笑って、魚住くんです。今は、海洋学者で、海の研究をしています。のぞみさん。奏山エビって、食べたことありませんか。」と、聞いた。そして、「彼は、その奏山エビの研究で有名ですよ。と、言った。その顔は、とても、嬉しそうだった。けれど、のぞみさんは、海の事や生き物の事は、知らなかったので、「初めて聞きました。申し訳ありません。」と、困った顔をしていった。

せんろは、「そうですか。知りませんか。おいしいエビですよ。お雑煮ばかりが、有名ですが、お刺身も、美味しいんです。身が透き通っていて、食べると、ほのかな甘みが、口の中に広がって。今は、春の産卵の季節で、卵を持ったエビが、たくさん取れていますね。子持ちのものも、いいんですよ。お酒にも、マッチしてね。」と、笑った。

のぞみさんは、そうなんですか。と興味深そうに聞いた。そして、「その魚住さんが、研究をなさっているんですね。その、奏山エビの研究を。」といった。

のぞみさんは、せんろが、津山さんと、親しいのは知っていたが、魚住さんの事は、初めて知った。そして、その魚住さんが、今、どこにいるのか聞いてみた。

魚住さんの事がもっと、知りたくなったのだ。

すると、せんろは、彼は、海の男ですから。どこにいる。ということは、分かりません。もしかしたら、小野道にいるかも、しれませんね。いや、もしかすると、どこと言わず、世界中の海を研究いているかもしれません。海は、広いですから。と、笑った。

彼は、言っていましたね。「俺は、海の事、海の生き物の事を、学びたい。」と。

彼は、海の男です。海の男は、流されず。流れを作る。と、いつも言っていましたよ。と、懐かしむように言った。

のぞみさんは、その海洋学者の方は、どこか、せんろ議員に似ているな。と思った。せんろ議員が、鉄道や、流通、経済に、関心があるように、その方も、海の事。海の生き物や、海の神秘の事が好きなんだな。と思った。

そう思うと、せんろさんは、鉄道、流通、津山さんは、教育、人格形成、人を教え、導く事、そして、魚住さんは、海の神秘や海の生き物の事。こういう風に考えると、三人とも、進む道は違っていても、心のどこかで、惹かれあっていたのね。と思った。

のぞみが、そう思っていると、せんろは言った。「のぞみさん。ですから、次のテイダイも、私のように、違う志を持った若者たちがお互いの考えを発信し、高め合い、良く学び、そして、良く学ぶ。という学び舎にしたいのです。と、言った。

のぞみさんは、せんろがそういったとき、素敵だな。と思った。

その時、のぞみさんは、せんろさんと学んでみたかったな。と思っていた。

せんろは、その時、こういった。「あ~。^^ミンナ。元気カナ。^^」と、カワイイコエで言った。その時、のぞみさんは、ドキッとした。って、事は、津山さん以外にも、せんろさんの秘密の事、知ってるの。?と思った。

すると、せんろは、「リノね。真ん中にして貰ったんだ。^^私たち。友達だよって、仲間の印にネ。^^リノ。真ん中ネ。^^って。」と、笑った。

のぞみさんは、キッと睨んだが、せんろは、フフッと笑って、「まぁ、昔のハナシダヨ。^^でも、またいつか、会いたいナ。三人でネ^^津山さんには、あってるけどネ。^^」と、笑った。

のぞみさんは、その時のせんろの顔を見たとき、自覚を持ちなさいと思ったが、せんろさんの思い出か。と、その頃のせんろさんの事、もっと知りたいな。思っていた。

 

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