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リノね。だーい好きなの。いつだって。政治家稼業。

 リノね。だーい好きなの。いつだって。

 

 この前ね。リノ。ソファちゃんの相談を受けたんだよね。

リノに相談。リノ。いつも、変な顔されるのに、さぁ、相談だって。と思ったんだけど、

リノ。ソファちゃんは、ずっとも。と思ってるから、ベストサポだよ。って、思ってるからネ。力になろう。って、困ったときは、たすけあーいダヨ。って思って、ソファちゃんにね。

「ソファちゃんは、かわいいんだから、もっと、自分を楽しんで。って、言ったんだ。

自分を楽しむって、せんろみたいでしょ。リノだって、リノだってね。成長してるんだよ。凄いでしょ。でもね。分らなくもないよね。だってさ。自分を楽しむって、難しいから。でも、リノはそれ、出来てると思うんだよね。そこがリノのよさ、良いところだとおもうな。

せんろ、いつも言ってるよね。いつ。いかなる時も心のままに。って、リノ。それ。守ってるから。大まほーつかいの卵は、基本を怠らないのだ。うふふ。

でもさ。うれしかったなあ。相談事。リノ。大人って、おもったもんね。

ソファちゃんの気持ちもわかるよ。でも、そこが良さ。なんだよ。ソファちゃんのね。

全部、リノー。リノー。で、いったら、それはダメになるよ。せんろもそうだし。ソファちゃんもそうだと思う。だから、リノ。そふぁちゃん。好き。大切って、思うよね。

ソファちゃんは、リノたちの大切なカゾクだし、仲間だし。チームせんろのチームメイトだよ。だから、ソファちゃん。リノ。好きだよね。

リノがそういっていると、せんろは「おや、リノも。さすがは、大まほーつかいですね。人の機微が分っている。ソファもリノも大事な私の一部です。それと同時に彼女たちも成長してほしいものです。私もその中に入って、成長をしていきたいと思います。

藍は藍よりとりて藍より青しです。我々も、そうありたいものです。

ソファはせんろの仕事部屋の窓辺の小さな椅子に座って、流れる雲を見つめていた。

雲はどこへ、いくのかしら。どこから来てどこへ行くのかしら。そう思っていた。

ソファはのぞみさんをじっと、見た。ソファはのぞみさんの事を応援しているからだ。

自分が生きていたら、あんな風になりたいと思うからある。

自分を律し、愛を貫く。せんろやリノのような祭のお囃子ではなく、自分を静かに見守る。人も見守る。そんな人間だと思うからだ。

そこまで思うと、リノがえー。ソファちゃん。生きてるヨ。とかわいらしい声で言った。

ソファはそうですか?と、冷たく思ったが、リノがそういったのが面白くて、「リノ。ありがとうございます。」と冷たい声で言った。

リノは「ウン。」と、言ってケタケタ笑って、「分かればいいんだよ。分れば。ソファちゃん。生きてるよ。」と笑った。

今の時間はせんろの時間なのでこのやり取りは誰にも見えない。けれど、せんろには分った。

しかし、目の前の書類の作成に集中していたのでそれとなく確認するだけだった。

のぞみさんはせんろがにやけてきたので、せんろに「せんろさん。集中です。」とストップウォッチをみせて怒った。

それを見てせんろは「いや。今、良い所だったんです。」とそれとなく言って謝った。

のぞみさんは矛を収めた。

のぞみさんは思った。せんろさんはどこを切ってもせんろさんなのね。結局。でも、一番は・・。」とふと、思った。

窓辺では、小さな魔法つかいと冷たい支持者がやいのやいの言っている。

それを感じられるのはせんろだけである。のぞみさんには見えない。

けれど、二人の事はせんろの反応を見て分った。

せんろはいやはや。と感心していた。感心しながら、書類に集中していた。

空には雲が流れ、もう初夏の陽気であった。