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三人の夢。

三人の夢。

せんろは思っていた。夢について夢というのは難しい。けれど、夢や目標を持つのは大切だ。せんろは言った。せんろが言うとリノはユメという単語の意味が分からず、あっからかんとしている。せんろは否定せず、優しく考えてみてくださいと促す。リノはうんとねえ。そだな。まほー使い。魔法の達人になる。マスターになる。と喜んだ。この国には魔法はない。痕跡はあるが表だって使う人は少ない。だから、魔法使いになる。と目を輝かせて、いうリノはかわいらしかった。魔法なんてないよね。けどさ、けどさ。あるかもしれないよネ。夢ちゃん。声優だもん。夢ちゃん。人気者だもん、だから、リノだって、魔法使いになる。夢ちゃんは夢ちゃん、リノはリノだよ。皆に世界があるんだよ。せんろ。と、言った。リノが世界というとソファはリノをじっと見た。そして、リノの方をじっと見て、ソファちゃん。どしたの。と、近寄って腕にはめた。ソファはリノよりお姉さん風の声で、おしとやかに、冷たい声で、「世界、空のようにひろいんですか。先生。私もリノのように夢を持ちたいです。そして風のようにいろいろな所へ、もやが晴れるまで、ヒントをつかみたいのです。先生、私も未来をつかみたいです。」といった。せんろはソファを顔に近づけて、「夢に届くために今何をすべきか考えるのです。さすれば、道は開けるでしょう。」と、本気なのか。おふざけか知らないがソファにそういった。せんろがそういうと、ソファは「申し訳ないです。先生。」と元気がない声になった。せんろは、リノ、そふぁ、悩むのです。自分が何者であるかを。そして、答えを見つけるんです。悩みなさい。」と、笑った。自分で言っていても、ちょっと、芝居がかっているな。と思ったのだろうか。せんろはクスッと笑った。

けれど、リノやそふぁが夢について、目標について悩んでいるのを見るのが好きだった。

 自分もまた、国のために頑張っている。すべてはこの国のためだ。この国を良い国にする。それが、せんろの夢だった。町田君のようにスマートでメガネが似合う若者。アスミさんのように流れるような語るようなピアノを弾けるもの。そして、専属シェフの山本君、今、山本君はアルタイルという洋食店を外崎さんと営んでいる、愛を育みながら、そして、せんろが今、気にかけている女性がいた。これはある種の成長を待っている。一度しか会ったことがないが、あのおでん屋さんで過去を思い出し、泣いていた声優さん。彼女の目からはよくない国に見えているかもしれない。けれど、せんろは思う。怖い思い出ももちろんあったかもしれない。嫌な事もあるかもしれない。けれど、後になって必ず振り返った時、いい思い出となるだろう。と、せんろは思った。過去に生きると言いながらキャリアアップに努める。それができている彼女は一歩踏み出せるとせんろは思っていた。せんろは彼らのために頑張りたいと思った。悩み悩んで生きている人が安心して悩み悩める国、それを作りたいと持った。この間、本部で、すれ違った。リノによく似ていた。リノが大学生くあらいになったら、彼女になるのだろうと思った。リノは少し、顔をが引きつっていたが、「笑顔のまほー。」といっていた。魔法はないかもしれない。けれど、リノの魔法が届くといいな。と思った。

そう思っていると、リノはどうしたの、せんろ、スマイル。大事だっておしえてくれた。と。心配した。せんろはニコッと笑って、私は技術部門です。気になさらずと笑った。

せんろが笑っていると、のぞみさんが怖い顔をして入ってきて、今日の遊びはここまでですよ。と、言った。せんろはこれから良い所なのにと思って、いやはや。といった。

せんろがそういうと、リノはせんろ、「夢に向かって、ファイトだよ。全力ダヨ。といって奥へ戻った。」奥へ下がっていくとき、リノはせんろにハイタッチをした。夢―。せんろーー。と言っていた。今度は夕方だ。せんろはいった。「のぞみさんの夢はなんですか。」と、聞いた。

のぞみさんは怒った顔をしていたがその顔を見たとき、ドキッとした。カッコいい顔だったからだ。ソファは話せなかったが、のぞみさんに持たれ、窓際に飾られる時、のぞみさん。乙女ですね。乙女の祈り。いいわね。と思っていた。のぞみさんはせんろが好きである。いつも、写真を鞄に入れている。せんろはそれは知らない。とある高校で講演を行った時の写真である。

せんろは、彼女の最愛の人であり、憧れであり、夢である。頬をほんのりとピンクにそめて、のぞみさんは仕事をする。その姿は季節外れの桜であった。