僕たちは、三人でかなで山を散歩しました。
かなで山は春の陽気で、又吉さんが「もう、春なんやな。」と笑っていました。
町山さんは、「春はですね。桜がきれいですね。かなで山の桜は素晴らしいですね。」
僕は、空を見た、今日もかなで山は、快晴で、空は青く広かった。
僕は、空を見て、「又吉さん、町山さん、空が大きいですね。僕、空がこんなに大きいなんて、知らなかったです。」といった。
僕はそういいながら、アスミちゃんは今、どこにいるのかなと思った。今は、ジェームズ先生とキスビット仲良しコンサートの練習をしているらしく、なかなかお話する時間が取れず、僕は少し寂しかったのだ。
僕たちが歩いていると、又吉さんが、「今度、キスビット仲良しコンサート、やるんで町田さんも来てください。僕も出ますから、町田さんは特にうれしいんやないかな。と思います。」といった。
僕はそれを聞いて、とてもうれしい気持ちになった。そして、「又吉さんもアスミちゃんも出るんですか?楽しみです。僕、すぐ、チケット、買いますよ。」といった。
すると、又吉さんは「ほんまに町田さん、アスミちゃん、すきなんですね。アスミちゃんは幸せですね。」と笑った。
そう又吉さんが笑うと町山さんが、本当ですよ、なんだか、町田さんみてると、癒されますよ。」と笑った。
そんな二人の顔を見て僕は謙遜して、そんなことないですって。やめてくださいといった。その時の僕の顔は少し困った顔だった。
それを見て、「そうですか、僕はそう思いますけどね。」とまた笑った。
町山さんも、「そうですね、町田さん、良いですよ。」といった。
僕は、そんな二人を見て、「うーん。」とうなった。
そして、この人たちは、国際ニュースで聞いたことあるヴィランズだな。と思った。
そして、僕は、そうですかね。と小さくいった。
そんな僕たちを見て、「二人は、おもろいひとやな。とか、町田さん、その気持ち、忘れないでくださいね。忘れちゃだめよ。町田さん。」といって笑っていた。
僕たちは、さわやかな風を受けて、かなで山の街を行く、街には桜が咲いていた、でも、満開になるにはまだ時間がかかりそうだった。
かなで山は、青空を映し、青く輝き、僕ら三人を見守っていた。
僕は、柔らかい風を受けながら、春って美しいなと思った。
僕がそんなことを思っていると、町山さんが「桜、桜、弥生の空は。」とうたっていた。
又吉さんは、「ほんま、ええ天気やな。」といってあくびをしていた。
僕はその二人の声を聞きながら、「春は、気持ちがいいんだな.。」
と思った。