nezuzyouziのブログ

nezuzyouziの日々のことを書く ブログです。

お姉さんの腕。パラレルファクター。

 

今日は、私は、お休みをいただいて、弟のタケルのお見送りに行って来た。

タケルは、私の弟で、タケルとは、タケルが、こがあに、小さい時から、めんどうをみとった。夏休みの宿題のお世話をしたり、一緒に、タケルと、チャンバラをして、遊んだり、夜は、母さんが、お風呂、わいたけえ、入りんさいよ。と、言うから、一緒に、タケル。一緒に、入ろうや。と、言う事で、一緒に、お風呂に入って、流しっこしたり、しとった。

タケルは、本当に、ちいそうて、こがな、子が、これから、やっていけるんかね。大きい子と、相撲をしたら、負けてしもうねえ。と思った。

私がそう言うと、お姉さんは、心配せんで、つかあさい。僕は、男やけえ。今に、大きく、なってみせます。じゃから、よう、みとって。と、言いました。

タケルがそう言うと、私は、ほんとかね。たくましいねえ。と、思って、笑いました。

その日は、秋で少し、肌寒くて、お風呂の湯船の中が、ようけえ、あったこうて、いい湯、じゃねえ。と思いました。あれから、何年たったんやろうね。お姉ちゃん、まだ、覚えとるよ。タケルは、覚えとるかねえ。こがあに、小さい時の話やけえのう。覚えとらんやろうねえ。私は、小野道の船の港で、そんなことをおもいだしとった。

それから、小学校、中学校と、上がって行って、タケルは、なんじゃあ、フェンシング、いう、外国の剣術をならいはじめとった。

私は、フェンシングって、なんじゃろうね。いうて、タケルに聞いて、みた。

ほうしたら、タケルは、ほうじゃね。お姉ちゃんにいうても、難しいじゃろうけど、簡単にいうたら、お姉ちゃんを守るための勉強じゃあ。と、笑った。その時、私は、バカにせんで、タケルは、お姉ちゃんのこと、バカにしとるの。

と、ちょっと、ナメくさったからに。いうたら、タケルは、ごめん。そがあなつもりじゃのうての。僕、本当に、そうおもとるんじゃ。

馬鹿にはしとらん。お姉ちゃんは、僕の大事なお姉ちゃんやけえのう。と、笑った。

その時、私は、たくましゅうなったねえ。と、思って、心の中があったこうなった。

こがあに、小さかったタケルが、もうそんなことを言いんさるようになった思うて、よかった。後からわかったんじゃけど、こういうをまぶしいて、いうんやってねえ。

まぶしい言ったら、私が、てつのくじらのすずこのオーディションを受ける言うた時、

一番最初に、頑張って、応援しとるけぇね。僕。って、言うてくれたんは、タケルじゃったねぇ。お姉ちゃん、あの時、嬉しかったんよ。その時のタケルの顔、ほんまに優しそうで、可愛いのう。思うたよ。

あの頃は、タケルも、将来の事で、悩んどったねぇ。自分が、ほうなのに、

お姉ちゃんの夢、応援しとるけぇのう。なんて、言えんて。ほじゃけ、タケルはいい子、優しい子じゃあ思いました。

あの時は、自分のやりたいことを探しとったよね。タケル。

小野道鉄道へ入ろうかっていうた時は、地元やけぇ、お姉ちゃんとはなれんで、ええのうと、言っとったのに、私が、「てつのくじらのオーディションに受かって、撮影も終わって、映画が、かかる頃、タケルが、自分の夢、見つけた言うて、よろこんどったのう。私、タケルがそういった時、タケルに「タケルの夢って、何。どがなゆめなん。」って、言ったら、「外国へいって、僕は、騎士になるんじゃ。」って、言うた。

その時、私は、騎士。?そがな、仕事があるんじゃね。いうて、笑ったら、

真面目な顔して、「お姉ちゃん。これで、僕、お姉ちゃんの事。守れるかのう。」いうて、言ったから、私は、びっくりして、あの時、私に、言うとった事は、うそじゃなかったんやな。って、思うた。そう思うたら、タケルに「ありがとうね。」って、言うとった。

けど、お姉ちゃんは、心配です。タケルが、外国で、やっていけるんかね。と思います。外国、いうたら、住むところから、食べるものまで、違います。

それに、タケルが。あの。丸くて、ぷくぷくの大福みたいな、ほっぺをしとるタケルが、外国で、騎士になるいうなんて、こがな、話。ありません。と思ってしまいます。

私は、違う所で、頑張れるんかね。と、聞いたら、タケルは、また、笑って、お姉ちゃんは、心配性じゃねぇ。お姉ちゃんだって、もう。立派な女優さんじゃあ。

ほやけぇ、次は、僕の番じゃ。僕、見たよ。お姉ちゃんのてつのくじら。

よう見たよ。僕、綺麗じゃった。スクリーンの中で、キラキラしとった。

見たとき、おお、お姉ちゃんじゃ、お姉ちゃんが映っとるねぇ。と思うたよ。

ほんまに、綺麗じゃった。すずこさん、綺麗やったよ。

それみとったら、僕も、頑張ってみようって、自分の力を試してみようかね。と思ったよ。だから、心配せんで、つかあさい。

あの時、応援したじゃろう。ほやけ、今度は、僕の事、おうえんしてえよ。と笑った。

その時、私は、ほうじゃね。と思った。そう思うたら、この子は、不安もなにも、ないんじゃねえ。と思って、頑張って。と思った。

そして、昨日、私が寝とったら、私のとこへ来て、タケルは「お姉ちゃん。一緒に寝て、明日の朝には、もう、外国へ行ってしもうけえね。」といった。

私は、えっ。と、思った。タケルは17歳やけぇ。大きいから。大きい言うか、大人じゃあ。思うて、おかしいと思うたけど、久しぶりに、タケルと、寝れる。思うたら、うれしゅうて、良い気持ちじゃった。

久しぶりのタケルは大きいて、たくましゅうて、けど、温かかった。

少し、また、太ったねぇ。とも、思った。

タケルは、温かかった。

タケルの肌の温かさを私は、感じ取った。ほじゃけど、ちょっと、狭いのうと思った。

もう、二人の人が、同じ布団に寝るのは狭かった。

ほじゃけ。私は、気持ちは、嬉しいんじゃけど、タケル。お部屋からお布団、もってきんさい。っていうた。そしたら、タケルは、寂しそうに「分かった。お姉ちゃん。」って、言うた、この子は、昼間は、大丈夫、言うとったけど、本当は、不安なんじゃあね。そう思うたら、私は、「もうしばらく、ここにおってええよ。帰りたくなったら、いつでも、帰ってきんさい。いつでも、待っとるからね。」って、ギューっと、タケルを抱っこして、そういっとった。

タケルは、私がそういうと、「お姉ちゃん。」といって、私の腕の中で、ないとった。

その時、私は、ああ、昔のタケルじゃあと思った。ほうしたら、ああ、タケルは、タケルじゃあと思った。

今日は、その泣き虫さんのお見送りに行って来た。

私を見ると、タケルは、私にお姉ちゃん、頑張って、くるけぇのう。」と、私に、敬礼をしとった。それを見て、私は、なんじゃあ、兵隊みたいじゃあ。」と思って、笑った。ほうやけど、涙がでとった。タケル。頑張りんさいね。と、私は、言うた。

そしたら、タケルは、「うん。僕、頑張る。よう見とって。」と、船に乗っていった。

かっこいい背中で。ほうやけども、少し、ぷくっとしとった。

相変わらずの大福じゃった。その背中を見たとき、私は、頑張れー。タケル。負けたらいけんよー。」と大きな声で言うとった。その声は、とても、大きな声じゃった。