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この空の花。今日は、成人式。パラレルファクター。

かなで山の町は、まだ、寒い。けれど、町には、袴や振袖を着た若い男の人や、女の人が、いた。
僕は、それを見て、今日は、何かあるのかな。と思った。

そう思って、僕は、思いを巡らせた。
今日は、成人の日だ。成人式は、大人として、一歩踏み出す日である。

背を見て、僕は僕も、袴姿で、成人式に参加していたなあ。と思った。
振りそで姿のアスミちゃんも、綺麗だった。

赤い振りそでに、アスミちゃんの白い肌が、合わさって、とても、綺麗だったなあ。
その日の、アスミちゃんは、珍しく、赤い口紅をしていた。
口紅を、差していた。

僕は、そのアスミちゃんの可愛良い姿に、魅せられてしまった。

僕は、その日、スーツが良かったのだが、晴れの日だから、袴にしよう。と思って、袴姿で、成人式に参加した。
僕は、なんだか、袴姿が、恥ずかしいなあと思っていたが、アスミちゃんに「町田君。似合ってるよ。」と言われたので、
僕は、「そうか。」と思って、嬉しくなって笑った。

アスミちゃんは、その時、「町田君。和装、似合ってますよ。町田君。お侍さん。好きだもんね。素敵だね。」と、言ってくれた。
この時、僕は、嬉しかった。アスミちゃんに褒められて。

アスミちゃんに、褒められると、僕は、心の中がふわあっと、あったかくなった。
心が温かくなると、僕は、ふふ。と笑って、「ホンマ。?アスミちゃん。ありがとう。」と言った。

僕が、そういうと、アスミちゃんは、「そうですよ。町田君。似合っているよ。」と言って、笑った。
僕と、アスミちゃんが、笑っていると、山本くんが、やってきた。

山本君は、今、かなで山の町の中にあるレストランで、コックさんとして働いている。

山本君は、この時、スーツを着ていた。
山本君は、僕の所に、くると、「町田君。久しぶり。袴、かっこいいなあ。」といった。

僕は、山本君に「久しぶりだね。山本君。元気、してた。?」といった。

僕が、そういうと、山本君は「俺、元気やよ。今度、レストランで、働く事になったんや。」といった。

僕は、その時、良かったな。山本君。と思った。

アスミちゃんは、山本君が「レストラン。」というと、フフッと、笑って、「本当。?凄いね。」と言って、笑った。
この時の山本君は、スーツが良く似合っていた。


山本君のスーツは、紺色で、なんだか、僕と、同い年なのに、どことなく、僕よりも大人に見えた。

ネクタイもビシッと決まっていた。

けれども、僕も、今日から、社会人なんだと、思うと、僕も、大人や。と思った。

僕が、そう思っていると、放送が、只今より、かなで山の町の成人式を行います。と、放送が流れた。

その放送を聞くと、僕は、いよいよやな。と思って、いつもは、こんな事はいわないのだけど、
アスミちゃんと、山本君に、「アスミちゃん。山本君。皆、いくぞ。」といった。

僕が、そういうと、山本君は「町田君、どうしたん。」と言って、びっくりしていた。
けれど、アスミちゃんは、「そうだね。町田君。もう。いかないと。」と言って、嬉しそうにしていた。

僕は、そんな二人を引き連れて、カッコよく、成人式の会場に行った。
成人式の会場にいくと、たくさんの人がいた。

僕は、その時、たくさん人がいるなあと思ったが、アスミちゃんも、山本君も、いたので、
なんだか、力が湧いてきて、「いくで。いくで。」と言う気持ちになった。
この成人式の思い出は、今、思い出しても、不思議だ。

けれども、アスミちゃんや山本君の晴れ着姿を見て、気合が入ったのは、ホンマの事である。
今日は、街を歩いていて、僕は、そんなことを思い出した。
かなで山の町は、まだまだ寒い。けれど、空は、広く、どこまでも、青々と広がっていた。