nezuzyouzi.hatenablog.comこのお話は、↑↑のお話しに関連したお話です。
夏のある日、僕は、お盆やすみなので、アパートを出て、アスミちゃんの家を訪ねた。
僕が、アスミちゃんの家のごめんください、町田です。と、いうと、眼鏡をかけた優しそうな男の人が、はーいといって、家の中から玄関へ出てきた。
僕は、その男の人に、町田です。アスミちゃんに会いにきました。といった。
僕が、そういうと、君が町田くんか、とニコッと笑って、アスミから話は、よく聴いているよ、こっちでお茶でも、飲まないか。と、いって、僕を誘った。
僕は、はい、お邪魔します。といって、中へ入っていった。
ちゃんと靴を揃えて、入っていった。
アスミちゃんの家のリビングには、大きなテレビがあった。テレビでは、高校野球が入っている。テレビの中の球児たちは、汗をかきながら、白球を追いかけ、熱い応援と、時折聞こえる、カーン、カーンという、金属バットがボールを打つ音が聞こえる。
リビングには、アスミちゃんはいなかった。
リビングに僕が入っていくと、お台所で、お昼ご飯の準備をしていた、アスミちゃんお母さんが「あら、いらっしゃい、町田くん、じゃない、こんなに大きくなって。」と、笑った。
僕は、アスミちゃんのお母さんに「お邪魔します。暑さも大分、和らいできましたね。」といって、笑った。
僕たちの笑い声が、リビングに、響いた。
アスミちゃんのお父さんが、「町田くん、少し、待っていてくれるかな?今、アスミを呼んでくる。アスミは、今、ピアノの部屋にいるから。」といって、ピアノの部屋にアスミちゃんを呼びにいった。
僕は、お父さんを待つ間、アスミちゃんのお母さんから、冷たい紅茶をいただいて、それを飲んだ。その紅茶には、切ったレモンが浮かべてあった、いただいた時、僕は、「ありがとうございます。アスミちゃんのお母さん。」といって、お砂糖も少し、入れて、少し、飲んだ、少し、それを飲むと、口の中に、爽やかなレモンの味が広がった。僕は、外は暑かったから、美味しなあ。とおもった。
僕が、紅茶を飲んで、美味しそうな顔をすると、アスミちゃんのお母さんは、なかった、笑って、外、暑かったでしょ?」といって、笑った。
僕は、アスミちゃんのお母さんの、笑った顔を見た時、アスミちゃんと、そっくりや。とおもって、笑った。
僕は、そんなアスミちゃんのお母さんに、「レモンティー、美味しかったです。ありがとうございます。」といって、笑った。
僕がわらうと、アスミちゃんのお母さんは、「あら、そう。ありがとう。」といった。
僕と、アスミちゃんのお母さんが、話をしていると、アスミちゃんがきた。アスミちゃんは、僕のところにくると、「町田くん、きてくれたんだね。私、とっても、嬉しいよ。」といって、笑った。
アスミちゃんは、僕にそういうとお母さんに、「お母さん、私にも、町田くんと同じのをください。お母さんのお紅茶、美味しいから私も飲みたいです。」といった。
そういうと、アスミちゃんのおかあさんは、「わかったわ。アスミちゃん、町田くんと、お揃いね。一緒に仲良く飲みましょうね。」といった。
アスミちゃんのお母さんがそういうと、『はい。」といって、笑って、、僕の向かいの席に座った。
アスミちゃんが、僕の向かいに座ると、アスミちゃんのお父さんが、きて、
アスミちゃんに、「アスミ、廊下は、走らないよ。」と、いって、少し、アスミちゃんを叱った。僕は、アスミちゃんが叱られているところを見たことがなかったので、少し、びっくりした。
アスミちゃんはお父さんに、「お父さんごめんなさい。気をつけます。」といって、しょんぼりした。
アスミちゃんがそういうと、お父さんは「気をつけて。」と、いった。
僕は、しょんぼりしているアスミちゃんを、見ていると、アスミちゃんのお母さんがレモンティーを持ってきた。
すると、アスミちゃんの顔は、たちまち、明るくなって、「レモンティー、美味しそう。私、レモンティー、好きなんだよね。」といって、喜んだ。
僕は、その時のアスミちゃんを見て、かわいいとおもった。それと同時に、アスミちゃんは、たくさんの大人に見守られて、アスミちゃんになったんだ。とおもった、そう思うと、僕は、どうだろうか?という気持ちになった。
僕が、そうおもっている間も、アスミちゃんは、喜んで、レモンティーを飲んでいた。
見ていると、僕も飲みたくなったので、僕もお代わりをいただいた。
僕が、レモンティーをアスミちゃんと飲んでいると、お父さんも、僕の隣に座って、レモンティーを飲んだ。
アスミちゃんのお父さんは、レモンティーを飲むと、「お母さんのレモンティーは、いつ飲んでもいいもんだな。」といって、しみじみとしていた。
アスミちゃんのお母さんは、お父さんにそう言われて、「ありがとうございます。」といって、ニコッと笑った。
僕は、そんな二人を見て、アスミちゃんのお父さんとお母さんは、仲がいいんやな。とおもって、感心した。
僕が感心していると、アスミちゃんが僕に、「町田くん、町田くんに、見せたいものがあるんだよ。」といって、笑った。
僕は、アスミちゃんがそういった時、僕は、何だろうな。と思って、ちょっと考えてみた。
すると、あの時の事を想い出した。アスミちゃんが、僕に裸を見せようとしたことがあったのだ。
その事を想い出すと、顔が赤くなった。
僕は、アスミちゃんについて行った。アスミちゃんは、廊下は走らないよ。とお父さんに言われたので、いつもより、ゆっくり、歩いた。
僕がアスミちゃんについていくと、僕が、ついてきたのが嬉しかったみたいで、歩きながら、後ろを振り返って、「町田君、こっち。こっち。こっちですよ。」と、言って、ふふっと、笑っていた。
僕は、そんなアスミちゃんに「はーい。今、いくよ。」と言って笑った。
僕が、そういうと、アスミちゃんは「はやく。町田君。早く来て。」と言って、笑った。
僕も笑った。アスミちゃんには、悪いけど、このままどこにもつかなければいいのに。と思った。この時とても、幸せな、時間が流れたような気がした。
僕が、そんな気持ちで、アスミちゃんの後をついていくと、アスミちゃんの家の床の間についた。
アスミちゃんの家の床の間には、大きなお仏壇があった。
お仏壇の前には、きゅうりとなすで作った馬とうしが、かわいく飾ってあった。
僕が、そのきゅうりとなすで作った馬と牛をみていると、アスミちゃんが
「ねえ、町田君、これね、私、お父さんと一緒に、作ったんだよ。きゅうりとなすにに、割りばしの切ったのを前に、二つ、後ろに二つさして、作ったんだよ。」と教えてくれた。
アスミちゃんが、作ったきゅうりの馬は、床の間の窓から入った、柔らかな夏の光を受けて、青々と光っていて、今にも、走り出しそうだった。なすは、夏の柔らかな日差しの中で、マイペースにゆっくりと、進んでいきそうだった。
僕は、そんなことを考えていると、アスミちゃんに「面白いね。アスミちゃんと、言っていた。
僕が、そういうと、「町田君、面白いよね。」と言って、笑った。
そして、アスミちゃんは僕に「ねえ、どうして、お盆には、きゅうりとなすで、馬と牛を作るか知ってる?。」と聞いてきた。その時の顔は、とても可愛かった。
僕は、可愛いアスミちゃんの顔を見て、可愛いなあ。と思った。
僕が、そう思っていると、アスミちゃんは「お盆には、これに乗って、ご先祖様が返ってくるんだよ。知ってた.?」と言った。
僕は、アスミちゃんにそう言われたとき、嬉しかった。そして、僕は嬉しくなって、
「そうなんだ。僕、知らなかったよ。アスミちゃん。ありがとう。」と言った。
僕がそういうと、アスミちゃんは、元気に「町田君。知らなかったんだね。私もとってもうれしいよ。」と言って喜んだ。喜んで、笑っているアスミちゃんを見ていると、僕もうれしくなって、一緒に笑った。
僕らが笑っていると、窓から、かなで山のやわらかな心地よい風が僕らの方に入ってきた。
僕とアスミちゃんは、その柔らかな風の中で、一緒に、笑っていた。
僕たちが、笑っていると、アスミちゃんのお母さんが来て、「アスミちゃん、お昼よ。今日は、ちらしずしよ。」と言った。
アスミちゃんは、お母さんがそういうと、「はーい。町田君も一緒に食べよう。」と言って笑った。
僕は、その時、とっても嬉しい気持ちになって、「そうだね、僕も食べようかな。」と言って、アスミちゃんと一緒に、お母さんについて行った。
そんな僕たちを、きゅうりとなすで作った馬と牛は、優しく見守っていた。