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泣いている僕と青川君。 僕の話 6

僕は、ため息をついた。
外は、雨が降っていた、最近は、晴れが続いていたのに雨が降るのは珍しい。
すると、向こうから青川君がやってきて、僕に話しかけた。
「ねえ、ジョージ君。どうしたの?溜息ついて。」
すると、僕は心配させまいと、「嫌、別に、大丈夫だから。」といった。
しかし、僕はそういう事を言いながら、本当は違うんだと思っていた。
それを見て、青川君は、「ジョージくん。悩み事ある?だって、目が涙目になっているよ。」と言いました。
その青川君の声は、僕を笑っているようなそんな気がした。
そして、僕は、怒ってしまった。怒ってしまったというよりも、やっと僕の悩みを聞いてくれる人がいたのだという気持ちで、いろんな気持ちが噴出してしまった、という方が正しいかもしれない。そして
「なんだよ。青川君、僕の事、笑ってんのかよ。僕、mちゃんと喧嘩したんだよ。いつもしてるけど、今日はひどいんだよ。」と青川君に行ってしまった。
すると、青川君は、びっくりした顔をした。そして、「つらいことがあったら、楽しい話をしよう、あー。そうだ、この町には、三禅定という風習があってね。その風習は、鎌倉時代から大正期まで続き、江戸時代には民衆の間で大人気になったんだ。三禅定の三は、この町にある三つの山、コーラ山、鬼火山、チョコレート山のことで、この山は昔、「サンレイザン」と言われていたんだ。
僕は、青川君の話を聞いた最初はなんで、女の子と喧嘩したと言っているのになんで、山の歴史の話をするのかな。と悲しい気持ちになりましたが、青山君は、僕の好きな山と歴史の話をして、励ましてくれているんだなと思うと、不思議と悲しい心も寂しい心も晴れて、いつもの笑顔に戻っていました。
それに気が付くと僕は結局、また泣いた。
なんだか、うれしくなったから。
それを見て、青川君は「大丈夫。大丈夫。」と慰めてくれました。
青川君、ありがとう。元気が出たよ。歴史の研究頑張ってね。僕、応援しているからね。
「青川君、ありがとう。」
僕はそういって、ふと、窓の外を見た。
雨は少し、収まったようだ。