僕は北条さんのことをよく知らない。最初の仲間を集める時。みーちゃんやネムさんと一緒にいた頃の話。北条さんは北条領というところを治めていた一族らしい。僕は松平で僕の父は小さな豪族。僕は父から命を受けて北条の命を奪おうとした。でも、ニコちゃんが争いはやめるやでー。と言った時、なんだか笑っちゃって僕って笑えるんだな。と思った。圭吾さんも北条屋敷に来たばかりで、なあ。松平、一緒にプラモデルしようぜって言ってくれたんだ。僕はこれも嬉しかった。僕は戦いの中で生きることしかできないと諦めていたから。桃子さんも洋食をたくさん作ってくれてなんだかお母さんみたいにお城の中でもこんなに美味しい食事は食べたことはなかったから。そのあとは北条さんは僕が中学に通うことを許してくれて松平の力をコントロールする修行にもネムさんと付き合ってくれた。
そのあとは絵巻物を一緒に作ったり、昔の世界の仲間たちにであったり、北条さんは戦いの中でトキのちからをとりかえして気持ちも全面に出るようになった。北条さんはいつも前向きだ。気持ちを取り戻してからは生き生きしている。僕もこんなふうに楽しみたい。僕は戦いの中でしか生きられないんだで止まっていてはこんなに楽しいものを取り逃がしてしまう。それがないように。それがなきように。それを北条さんやニコちゃんから学んでいる。今年は楽しかった。デッドプールやふらんちゃんや獅子堂さんとも友達になれたから。ふらんちゃんはいつも僕にお前はお前じゃと言ってくれる。デッドプールはアメリカ人だがもうそんなことは関係ない。獅子堂さんは声優の仕事が忙しいみたいだけど、たまにラインとかメッセージをくれる。僕はここにきて楽しいよ。修行も絵巻物作りも僕は北条さんみたいにダイナミックな過去の世界の人と友達になったりいつもフルスロットルで楽しむことはできないかもしれないど、みんなでこうやって遊んだり、メッセージを送ったり、絵巻物作りのお手伝いをしたりしたいと思う。ハワイの話、楽しそうに聞く、北条さん。北条さん。あんな顔もできたんだなと少し笑っちゃったよ。北条義時も悪党部のトキも人間なんだなって思ったよ。
そんな僕も人間なのかもな。僕も気持ちを全面に出せば北条さんみたいにフルスロットルで。僕もそんな人間になりたい。僕も僕の絵巻物を作っていきたい