ワタシは今日は図書館に来たワ。自分のことわかる気がして。本もたくさんあったワ。ハワイの歴史を勉強したワ。やっぱり原住民の人かたちがいたみたい。現在でもハワイにたくさんその子孫の人たちが活躍しているみたい。アメリカはイギリスから独立して新大陸と呼ばれてた時期もあったみたい。広大な荒野をみんなで耕して開拓していったみたいね。西海岸と東海岸があってカリフォルニア州はとても過ごしやすいそうよ。でも、ニューヨークは冬は寒いみたい。でも、ニューヨークにはとても大きなクリスマスツリーがあるみたい。ワタシ。見てみたイ。
アンちゃん。どうしたの?
そう、今日はミハルくんと一緒にきたノ。ワタシ、これでも、狙われてるのヨ、でも、ワタシ、これが自分にとって必要なコトなら受け入れるワ。だって怖い話だとは全然思えないモノ。みーちゃんが言ってた他の世界のヒーローたちと同じ、トキちゃんにとっての絵巻物作りと同じ。ミハルくんにとっての剣道もそうショ?向田サンにとってのバスケットボール。圭吾くんにとっての道長くんと博士とまひろちゃんと話すことと同じ。だから自分のコトヲ学ぶことは怖いことじゃないワ。
だから、ワタシ、もっと、アメリカやハワイやタイム先生やお兄ちゃんノコトやブックのこと。思い出すワ。ワタシの絵巻物もたくさんあるノ。
今日はそのお手伝いヨ。ミハルくん。
アンちゃん。このクリスマスツリー。みたことあるの?ネエ、ミハルくん。歴史の中でやっぱりそう会った時はよろしくネ。
アンちゃん。僕、恐ろしいと思うよ。アンちゃんが。その時は僕が止めないといけないのかな?
でも、それは歴史を学ぶ上でそう思うだけで昔のワタシならアメリカスパイ軍に戻ってそこでお兄ちゃんとか、歴史のことを自分のルーツのことを学ぶと思うけどそんなことは今は重要じゃないと思うの。自分の中のことノコトをたくさん学んでワタシとして進んでいきたいと思うノ。ワタシが言うその時はそれをした上でそう思った時のことネ。今じゃないワ。
アンちゃん。そうだよ。アンちゃんも人間だよ。
ワタシはニンゲンよ。だからそう思うノ。今は。トキちゃんの絵巻物作り、毎日見てるもの。あんな人はアメリカにもエジプトにもいないと思うワ。エジプトのことは紅茶の匂いがしたワ。紅茶の匂い。いい匂いだったようなキガスル。それから紅茶のポットをよく見てたワ。
北条さんの背中。アンちゃん。君もみんなといて何か変わったんだね。僕と同じだ。僕だって松平の城にいたときより今の方が好きだよ。アンちゃんも怖く無くなってきたし。
やっぱり、ワタシ。怖いノ。
でも、君は優しいってことは伝わってるよ。
僕もね。ふらんちゃんとデッドプールには感謝してもしからないんだよね。
フフフ。ミハルくんも可愛くなったのネエ。
可愛いって何?さっき何か、思い出したの?
あの、クリスマスツリー。見たことあるの。昔、フジワラクンとエメリッヒと一緒に。お兄ちゃんはわからない。まだぼやけてる。エジプトの国ことも思い出せそうだけど。まだかかりソウダワ。
アンちゃん。ゆっくり、自分とかみんなのこととか思いまして行こう。その上で苦しいならいつでも言ってネ。
ミハルくんは優しい豪族ネ。ミハルくんはアメリカにもエジプトにもまひろちゃんと道長くんのところにもいないわネ。
アンちゃんだって今の君はどこにもいない。今のアンは君だよ。アンちゃん。
今のワタシ。
目、光ってるよ。アンちゃん。
ウフフ。
ありがとう。サンクス ミハル君。ありがとう、広い歴史の中で今のワタシを見つけてくれて。
アンちゃん。まだ見つけよう。それが北条さんみたいな絵巻者になるから。
ソウ。ワタシ、ワタシの絵巻物もたくさん知りたいワ。ミハルクン。