「さぁ、君にも手錠を掛けなくちゃ、その前に、連絡しなきゃ」
彼は、自分のスマートフォンで、救急車とボリュームのパトカーを呼んだ。
「さぁ、手錠を掛けないと、ごめんね。女の人にこんなことはしたくはないのだけれど。」
ジョージは、そういいながら、マミちゃんに、手錠を掛けた。
マミちゃんは、気を失っていた。
「あの子たちを、保護しないと。」
マミちゃんに手錠を掛けるとジョージは、ジョーとアンドレの方へ向かった。
ジョーと、アンドレは、マミちゃんとの戦いで、疲れ切っていた。
それは、彼も、同じだった。しかし、彼は、優しく
「もう少しで、ボリュームの応援が来るから、待ってね。」とジョーとアンドレに語りかけた。
その優しい目が、アンドレの優しい目と、重なった。
アンドレの優しい目は、たちまち悲しい目に変わった。
そして、アンドレは「ジョー君が、酷い怪我なんです。痛いのは、僕にとってはご褒美です、でも、ジョー君は違う。ジョー君、ひどい怪我だ。」といった。
その時の、ジョージは、
「大変、怖い思いをさせてしまったね。人を救うのが、ヒーローなのに。僕が、弱いばっかりに、君たちを傷つけてしまった。」
ジョーは、もうろうとする意識の中で、アンドレとジョージが話すのを聞いていた。
そして、弱弱しい声で、その会話に入ってきた。
「局長さん・・・俺たちは、あんたを守ったんだ。だから、気にしないでくれ。
俺は、こんなのは、慣れているから、大丈夫だ。それにあんたも酷いけがだ。
お互い様だ。」
「ひどいけがだよ。ジョー君。笑っている場合じゃないよ。局長さん。助けて。」
その時、救急車とボリュームのパトカーが来た。
ボロボロの三人は、安堵した。
三人は、生き残ったのだ。戦いを。
三人は、勇敢にマミちゃんに挑んだ。
ジョーは、ストレッチャーに乗り、救急車に乗せられるとき、ジョージとアンドレに向けサムズアップした。
アンドレは、それを見てニコニコ笑らった。アンドレは「、ジョー君が心配だよ。と、ジョーと同じ、救急車に乗ろうとしたが、ジョージに、「君もジョー君。ほどじゃないにしても、ボロボロだ。今日は、ゆっくり休みなさい。と言われた。
しかし、アンドレは達として、ジョー君が心配だと聞かなかった。
その顔は、とても心配していた。優しいかれにとって、友が傷つくことは、自分が傷つくことよりも、耐え難い物だったのだろう。
その時、ジョージは、その顔を見て、フフっと笑い、「君は、正義感が強いんだね、そんなにジョー君が心配かい。?といった。彼はそう言い終わると「みてごらんよ、彼なら大丈夫だ。といって、ジョーの方を見るようにアンドレに促した。
アンドレは、心配そうな、悲しい目で、ジョーをみた 、アンドレの視線の先にいたジョーは、ストレッチャーに乗り、救急車に乗せられるときにジョージとアンドレに向けサムズアップした。サムズアップした彼の視線の先には、ジョージとアンドレがいた
アンンドレは、それを見て、少し安心した。
ジョージは、それを見て、ニコニコしていた。
そして、サムズアップした彼も、それを見て安心した彼も、この町に生き、この町を守るために拳を振るってきた彼も、それぞれ救急車に乗った。
そして、戦いに敗れ、気を失い、手錠を掛けられた彼女も、救急車に乗せられた。
それを空は優しく見ていた。
皆、それぞれ救急車に乗り込んだ。