「あなたの時代は終わりです。ジョージ・リー。」
マミは、ジョージに引導を渡すようにそういった。」
「ふふ、瞬間移動を本当にできる人がいるとは・・・。」
ジョージは、先ほどの炎のかかと落としで、背中に大やけどを負った、しかし、彼には、まだ話す気力があった。
「まだ、そんな元気があるのか、ジョージ。だが、これで最後だ。」
そういって、彼女は、ジョージ・リー局長の頭に先ほどの蹴りを入れようとした。さすがの局長も、頭に炎の蹴りを入れられては、再起不能になってしまう。
「お前の時代は、終わりを告げるのだーー。」
マミは、再び、自分の足を高く上げた、彼女が足を高く上げると、彼女の足はメラメラと燃え出した、先ほどは、綺麗な真紅の炎であったが、今度は、青く燃えだした。
「大変だよ、ジョー君、僕も女の人に蹴られたいけど、あんな炎の蹴りを二回もされたら、さすがの局長さんでも、再起不能だよ。」
アンドレが心配そうに、言う。
「・・・・」
ジョーは、答えない。
「ジョー君?。」
優しいアンドレは、ジョーも心配する。
「・・・ぞ。・・・ドレ、ゴホ。」
そんな彼に、彼はせき込みながら言った。
「えっ、何、ジョー君?」
アンドレは聞き返す。
しかし、彼は、何も答えない。
ジョーをアンドレは、優しい目で見た。
彼は、アンドレの優しい目に、移りながら、前に進んだ。
嘘でしょ。と彼は思った。しかし、そう思った彼も気が付くと、ジョーの後ろについていった。
向こうから、誰かが、近づいてくる、フードを被った、ガリガリの少年と優しい目をした太めの少年が近づいてくる。
彼女は、あなたたちに何ができるの。?と、彼らを嘲笑した。
彼らは、静かに燃えていた。
「いい加減にしろ、すげぇやけどじゃねえか、いい加減にしろー。」
ジョーは、彼女にとびかかっていった、キヨシのように。
アンドレも、「蹴るなら、僕を蹴ろーーー」。と絶叫し、彼女に頭突きをした。
彼女は、アンドレの頭突きとジョーを、間一髪のところで、かわした。
彼女は、彼らの攻撃をかわすと鬼の形相で、「何をするんだーー。いいでしょう、あいてしてあげるわよ。」といった。
彼らは、鬼の方へ向かう。
「いいだろう。鬼退治だ、アンドレ。いくぞ。」
アンドレ「うん、へへ、楽しみだ。」
彼らは、豪快に笑った。